欧州市場ロイターニュース

2012年05月24日

5/23欧州市場ロイターニュース

5/23欧州市場ロイターニュース

                1322GMT      22日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2671         1.2682
ドル/円<JPY=>             79.460         79.970
ユーロ/円<EURJPY=>        100.71         101.43

                 23日終値       前営業日終値
株 FT100              5266.41(‐136.87)  5403.28
  クセトラDAX     6285.75(‐149.85)  6435.60

金 現物午後値決め          1549.00             1582.50
        
              先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.325  (‐0.010)  0.048(0.065)
独連邦債2年物                                0.039(0.065)
独連邦債10年物(6月限) 144.17  (+1.08)     1.388(1.465)
独連邦債30年物                             1.994(2.100)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで1年9カ月ぶり安値をつけた。ギリシャのユーロ離脱懸念
に加え、同日の欧州連合(EU)首脳会議では、地合いを大きく好転させるような目立っ
た成果は期待できないとの懐疑的な見方が強まっている。
 電子取引システムEBSで、ユーロ/ドルは2010年8月以来の安値をつけた。対円
でも3カ月半ぶりの安値に沈んでいる。
 ドル/円は日銀の追加緩和見送りを受けて下落している。

 <株式> ロンドン株式市場は大幅反落。ギリシャがユーロ圏を離脱するとの懸念が強
まったことなどで、FT100種指数終値は年初来最安値を記録した。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は136.87ポイント(2.53%)安の
5266.41で引けた。昨年11月25日以来の安値水準で、1日の下げ幅としては
11月21日以降で最も大きかった。
 銅価格が大きく下落し、鉱山株<.FTNMX1770>が下げを主導した。欧州危機への対応を誤
れば、産業用金属への世界需要が影響を受けるとの懸念が広がった。
 衛星放送大手BスカイBは0.4%高。ネットフリックス<NFLX.O>などの英国への参入
で、英規制当局が有料テレビ映画市場に介入する可能性が薄れたことが好感された。
 高級ブランドのバーバリー<BRBY.L>は下げ幅を縮小、1.2%安で引けた。好決算や新
規・既存店舗への投資計画が支援材料となった。

 欧州株式市場は急反落。ギリシャのユーロ離脱リスクが再び強く意識された。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は21.68ポイント(2.18%)
安の971.99。過去2日間の上昇分の大半を打ち消した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は58.80ポイント(2.68%)安
の2134.05。
 ドイツ<.GDAXI>とフランス<.FCHI>はそれぞれ2.3%安と2.6%安で引け、スペイ
ン<.IBEX>は3.3%下落した。
 市場関係者によると、ギリシャのユーロ離脱に備えてユーロ圏各国が個別に対応策を用
意する必要があるとの認識で当局者が合意したとするロイターの報道が材料視された。ギ
リシャはこの報道を否定したが、ベルギー財務相は、ギリシャのユーロ離脱に備えた危機
管理計画が策定されていると明らかにした。
 JNフィナンシャルのシニアトレーダー、エイドリアン・レッドモンド氏は、過去2日
間の欧州株の上昇について、上げる理由はなかったと指摘し、「(危機の)波及への懸念
が全面的に再燃しており、不透明感を解消する措置を当局者が講じなければ、一段と売り
込まれる」との見方を示した。
 この日の欧州連合(EU)非公式首脳会議ではギリシャ問題への対応が協議される見通
しだが、各国間の溝が埋まる兆しは見られず、投資家心理を圧迫している。
  
 <ユーロ圏債券> 欧州連合(EU)首脳会議を前に安全資産への買いが膨らみ、独連
邦債利回りが過去最低水準をつけた。
 この日実施された独連邦債2年物入札も、クーポンがゼロだったものの、強い需要がみ
られた。平均利回りは0.07%と、今年の同様の入札の平均利回り0.20%から低下。
応札倍率は1.7倍だった。
 独連邦債30年物<DE30YT=TWEB>利回りは、前日比11ベーシスポイント(bp)低下
の2.00%。一時初めて2.00%を割り込み、過去最低の1.99%をつけた。
 独連邦債2年物<DE2YT=TWEB>利回りは2.8bp低下し0.03%。入札前は0.07
%だった。ロイター・データ<DE2YT=RR>で取引時間中に一時0.021%まで低下し、過
去最低を記録した。同10年物<DE10YT=TWEB>利回りも過去最低となる1.38%をつけ
た。
 トレーダーの1人は、利回りの相対的な高さから、長期債がアウトパフォームしたと指
摘した。
 独連邦債先物<FGBLc1>は144.28と過去最高を更新。清算値は前日比97bp高の
144.06。
 6月17日のギリシャ再選挙までは質への逃避買いが続く公算が大きく、独連邦債利回
りは向こう数週間でさらに低下する可能性がある。スウォードフィッシュ・リサーチのデ
ィレクター、ゲアリー・ジェンキンズ氏は、市場心理が悪化すれば、独連邦債利回りはマ
イナスになる可能性もあるとの見方を示した。
 この日のEU非公式首脳会議では、成長促進に向けた対策が協議されるとみられる。金
融市場では、ユーロ圏共同債が債務危機への最善の対策との見方が出ているが、EU加盟
国は共同債をめぐり依然意見が分かれており、この日の会議では具体的な計画が示される
ことはないとみられている。



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2012年05月23日

5/22欧州市場ロイターニュース

5/22欧州市場ロイターニュース

                1325GMT     21日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2760      1.2812
ドル/円<JPY=>             79.880      79.300
ユーロ/円<EURJPY=>        101.93         101.60

                 22日終値       前営業日終値
株 FT100              5403.28(+98.80)  5304.48
  クセトラDAX     6435.60(+104.56) 6331.04

金 現物午後値決め          1582.50             1592.50
   
              先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.335  (+0.015)  0.065(0.043)
独連邦債2年物                                0.065(0.062)
独連邦債10年物(6月限) 143.25  (‐0.32)     1.465(1.434)
独連邦債30年物                             2.100(2.081)
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 <為替> ユーロが対ドルで下落。ユーロ圏の債務危機対策をめぐり、23日に開催さ
れる非公式の欧州連合(EU)首脳会議で、それほどの進展は見込めないとの見方が浮上
していることが背景。
 また格付け会社フィッチ・レーティングスによる日本格下げを受けて、円は対ドルで売
られている。

 <株式> ロンドン株式市場は大幅続伸。中国が新たな景気支援策を打ち出すとの期待
感が金属需要の見通しを支援し、鉱山株を中心に買いが入った。
 中国証券報が政府関係筋の話として、景気減速と不動産セクターの低迷に対抗するため
中国当局がインフラ関連の投資計画の承認を速める方針だと報じたことを好感し、鉱山株
<.FTNMX1770>が3.2%高で上昇を主導。エクストラータ<XTA.L>は3.2%高で引けた。
 銀行株<.FTNMX8350>も2.7%上昇。欧州連合(EU)首脳が23日の非公式会議で債
務危機の解決に向けた新たな策を提案する可能性があるとの観測が支援した。
 携帯電話大手のボーダフォン<VOD.L>は4.2%急伸。同社はこの日、2012年度決
算を発表し、配当を7%引き上げる方針を明らかにした。売上高は市場予想とほぼ一致し
た。
 リスク回避の後退を受けて食品小売りなどのディフェンシブ銘柄は売られ、WMモリソ
ン<MRW.L>は0.9%、テスコ<TSCO.L>は0.4%、それぞれ下落した。

 欧州株式市場は続伸し、1日としては約1カ月ぶりの大幅な上げを記録した。政治
的な不透明性はくすぶっているものの、欧州や中国が景気支援策を講じるとの期待が相場
を支援した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は18.63ポイント(1.91%)
高の993.67。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は42.69ポイント(1.99%)高
の2192.85。
 4月の米中古住宅販売が2年ぶりの高水準に増加し、米景気回復ペースをめぐり心強い
兆候が示されたことを受け、相場は午後に入り買いが加速した。

 トレーダーによると、23日の欧州連合(EU)非公式首脳会議を控え、このところ売
り込まれていた景気循環株に安値拾いの買いが入った。首脳会議では、EUの予算で引き
受ける「プロジェクト債」の発行など、欧州の成長支援に向けた方策について協議される
見通し。
 あるトレーダーは「前週末の8カ国(G8)首脳会議(キャンプデービッド・サミット)
で通貨ユーロ防衛に向けた政治的意志が示された今、プロジェクト債の発行など、具体
的措置の実施が待たれている」と述べた。
 資源株<.SXPP>は3.3%、建設資材株<.SXOP>は3%それぞれ急上昇した。 中国政府
がインフラ関連の投資プロジェクトの承認を迅速化するとの報道が追い風となった。
 自動車株<.SXAP>も3%高。フィアット<FIA.MI>やルノー<RENA.PA>は6%超急伸した。
 ただ、チャートからは株価上昇が短命に終わる可能性が示されており、INGのシニア
テクニカルアナリスト、ロロフ・ジャン・バンデンアッカー氏は、
DJユーロSTOXX50種指数が「数日中に」2060─2080の支持水準近辺まで
下落する可能性があるとの見方を示した。

 <ユーロ圏債券> スペインとイタリアの国債利回りが低下した。欧州連合(EU)首
脳が23日の非公式会議でユーロ圏の成長促進に向けた新たな策を打ち出す可能性がある
との期待感が支援材料となった。
 会議ではユーロ圏共同債の構想も協議する見通しだが、ドイツが反対姿勢を崩す可能性
は低いとみられている。
 この日は欧州株式市場でFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>が1.90%
上昇するなどリスク資産を回避する動きが後退し、スペインとイタリアの10年債にも買
いが入った。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は20ベーシスポイント(bp)低下の
5.73%、スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は19bp低下の6.11%となっ
た。
 ただ、ギリシャのユーロ離脱リスクに加え、スペインの財政や銀行セクターをめぐる懸
念がくすぶる中、一段の利回り低下余地は限定的とみられている。
 ギリシャがユーロを離脱した場合の波及リスクが懸念されるアイルランドとポルトガル
はアンダーパフォームし、アイルランド10年債利回り<IE10YT=TWEB>は横ばいの
7.45%となった。
 アナリストの間では、EU非公式首脳会議が期待外れに終わる可能性があるとの指摘も
出ており、BNPパリバのストラテジスト、マッテオ・レジェスタ氏は「明日の会議で画
期的な決定が下されることはない。市場は失望する可能性のほうが高いだろう」と述べた。

 独連邦債は最近の高値から押し戻されたものの、6月17日のギリシャ再選挙までに市
場のセンチメントを変えるような具体策をEU首脳が打ち出す公算は小さいとの見方を背
景に、引き続き安全資産に対する強い需要が見られた。
 ドイツが23日に実施する50億ユーロの2年債入札では、こうした需要が試される見
通しだ。
 独連邦債先物6月限<FGBLM2>は48ティック安の143.09で清算。独連邦10年債
利回り<DE10YT=TWEB>は5bp上昇し、1.48%となった。



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2012年05月21日

序盤の欧州株式市場は5カ月ぶり安値から切り返す、自動車株が上げを主導

ロイターニュース

序盤の欧州株式市場は5カ月ぶり安値から切り返す、自動車株が上げを主導

 [ロンドン 21日 ロイター] 21日序盤の欧州株式市場は一時5カ月ぶり安値を更新したが、小幅高に転じている。前週大幅に売り込まれていた銘柄の一部に買いが入っている。
 0731GMT(日本時間午後4時31分)現在、FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は0.1%高の970.72。一時は964.66まで下落し、昨年12月以来の安値をつけた。同指数は前週、5%超下落していた。

 前週7.7%値下がりしていた欧州自動車株<.SXAP>が1.3%高と、上げを主導。仏ルノー<RENA.PA>は4.6%急伸。UBSが同社をキーコールリストに追加したことが好感されている。

 ただ、市場はギリシャのユーロ離脱リスクとそれに伴う市場への影響について引き続き警戒している。



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2012年05月19日

5/18欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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5/18欧州市場ロイターニュース

                1755GMT     17日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2718      1.2693
ドル/円<JPY=>             79.130      79.330
ユーロ/円<EURJPY=>        100.62      100.64

                 18日終値       前営業日終値
株 FT100             5267.62(‐70.76) 5338.38
  クセトラDAX     6271.22(‐37.74) 6308.96

金 現物午後値決め         1589.50      1554.00                    

              先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.310  (‐0.010)  0.017(0.085)
独連邦債2年物                                0.058(0.036)
独連邦債10年物(6月限) 143.70  (+0.03)     1.432(1.412)
独連邦債30年物                             2.090(2.072)
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 <為替> ユーロが対ドルで4カ月ぶり安値から持ち直した。ユーロは今月に入り4%
下げており、投資家がユーロの下落を見込んだ取引を縮小した。市場関係者によると、支
持線水準に近づいているなどテクニカル要因も支援した。

 <株式> ロンドン株式市場はFT100種指数が5日続落し、終値として約半年ぶり
の安値をつけた。ギリシャのユーロ離脱リスクやスペイン銀の健全性をめぐる懸念が引き
続き相場を圧迫し、大型金融株を中心に売りが広がった。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては昨年11月25日以来の低水準とな
った。週間でも3週連続で下落した。
 ハートマン・キャピタルの株式・デリバティブ・セールストレーダー、バジル・ペトリ
デス氏は「きょうはファンド筋の売りが見られた。海外ファンド勢がポジションを清算し
ていた」と述べた。
 大手行のロイズ<LLOY.L>とロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
<RBS.L>が下げを主導し、それぞれ6.2%と5.1%の大幅安となった。
 市場関係者によると、両行ともアイルランドに対するエクスポージャーがあることから、
欧州危機による影響をめぐる懸念が株価を圧迫した。
 銀行株指数<.FTNMX8350>は2.7%安。同指数は過去3カ月でおよそ30%下落してい
る。
 一方、安全資産として金が買われたことを材料に、貴金属関連株のフレスニロ<FRES.L>
が2.1%、ポリメタル・インターナショナル<POLYP.L>は2.8%それぞれ上昇した。

 <欧州株式市場> 続落。ギリシャやスペインが高水準の債務や銀行セクターの問題に
対処できるのかをめぐり懸念が高まった。
 売りは幅広い銘柄に及んだ。欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)がギリシャがユーロ
圏を離脱した場合の緊急シナリオについて作業しているとのデフフト欧州委員(通商担当)
の発言を伝えたベルギー紙の報道や、独政府があらゆる不測の事態に備えているとの見解
を示したことが嫌気された。
 またムーディーズが前日、スペインの銀行16行を格下げしたことも相場の重しとなっ
た。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は11.19ポイント(1.14%)
安の970.24。週足では5.1%下落し、昨年9月以来の大幅な下げとなった。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は2.22ポイント(0.10%)安の
2144.69。

 グローバル・エクイティーズのデービッド・セボルト氏は「市場は岐路に立っている。
ギリシャ銀の預金流出問題など、深刻なシステミックなリスクが存在している。政策対応
が必要だ」と指摘。「われわれは様子見に回っている。現在の投資環境はロシアンルーレ
ットのようなもので、実に危険だ。投資家がプロテクションを求めてデリバティブに殺到
しており、取引量が大きく膨らんでいる」と述べた。
 一方、当局が空売り禁止措置を再び導入するとの観測に支援され、銀行株は買われた。
スペインのサンタンデール銀行<SAN.MC>は3%高。仏BNPパリバ<BNPP.PA>は2.9%
上昇した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが過去最低水準を更新した。スペイン銀行が大量に
格下げされるなか、ギリシャの政局不安がユーロ圏の金融問題に発展するのではとの懸念
が広がった。
 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、サンタンデール<SAN.MC>などスペ
インの銀行16行の格付けを引き下げた。景気悪化や一部銀行に対する政府の支援能力低
下を理由に挙げた。格下げの幅は最大で3段階となった。
 ギリシャでは、欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)の支援策を支持する新民主
主義党(ND)が支持を伸ばしていることが、最新の世論調査の結果明らかになったもの
の、市場の反応は乏しかった。

 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りは一時過去最低となる1.396%をつけ、そ
の後1.42%で清算した。2年物<DE2YT=TWEB>も2.8%と過去最低となった。
 市場では、独連邦債に対する需要が継続するとみられており、来週23日に行われる新
発独2年債入札も好調な結果が見込まれている。
 独連邦債先物<FGBLc1>は一時144.06と過去最高を更新し、その後3ティック安の
143.64で清算した。
 こうしたなか10年物のスペイン、イタリア両国債の利回りは低下。スペイン銀行株の
空売りが禁止されるとのうわさが材料となった。ただスペインの利回りは6%を上回って
おり、イタリアの利回りも6%近辺にとどまっている。



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2012年05月18日

5/17欧州市場ロイターニュース

5/17欧州市場ロイターニュース

                1328GMT     16日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2711      1.2715
ドル/円<JPY=>             80.160      80.290
ユーロ/円<EURJPY=>        101.93      102.08

                 17日終値       前営業日終値
株 FT100              5338.38(‐66.87)  5405.25
  クセトラDAX     6308.96(‐75.30)  6384.26

金 現物午後値決め         1554.00             1548.50
         
              先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.325  (‐0.010)  0.085(0.006)
独連邦債2年物                                0.036(0.077)
独連邦債10年物(6月限) 143.88  (+0.70)     1.412(1.469)
独連邦債30年物                             2.072(2.144)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで4カ月ぶり安値から持ち直し、横ばいで推移している。
ただユーロ圏周辺国の銀行やギリシャのユーロ離脱の可能性をめぐる懸念が高まってお
り、今後もユーロは圧力にされされると見込まれている。
 スペイン銀格下げのうわさを嫌気し、欧州株が大きく値を下げているほか、、一部国有
化されたスペイン銀のバンキアは、過去1週間に個人・企業の預金の約1%に相当する
10億ユーロ(12億7000万ドル)を超える預金が流出したと伝えたムンド紙の報道
を受け、20%超急落している。

 ユーロ/ドル<EUR=>は一時1月半ば以来の安値となる1.2665ドルまで下げた後、
直近ではほぼ変わらずの1.2712ドルで推移。
 ユーロ/円<EURJPY=>は2月以来の安値となる101.56円をつけた。
 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数<.DXY>は
4カ月ぶりの高水準となる81.682に上昇した。

 <株式> ロンドン株式市場は4日続落し、年初来初めて5400を下抜けて取引を終
えた。ユーロ圏をめぐる懸念が相場に影を落としている。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は66.87ポイント(1.24%)安の
5338.38。終値としては昨年11月以来の安値。今週に入り4.3%下落している。

 ギリシャの政局不安に加え、スペインの銀行をめぐる懸念が高まるなか、英銀行株
<.FTNMX>の下げが目立った。バークレイズ<BARC.L>は3.9%安。スペインへのエクスポ
ージャーが比較的大きいことが背景にある。
 インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>は6%安。同社は
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空の経営統合により誕生

ており、スペインへのエクスポージャーが懸念されている。

 一方、ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は逆行高で4.6%上昇。金相場<XAU=>が
1%超上昇していることに追随した。


 <欧州株式市場> 4日続落し、主要株価指数は5カ月ぶり安値で取引を終えた。スペ
インの銀行部門の危機が拡大していることでユーロ圏崩壊懸念が一段と膨れ上がり、銀行
株が売り込まれた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5カ月ぶり安値となる11.3
8ポイント(1.15%)安の981.43。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は28.43ポイント(1.31%)安
の2146.91と、6カ月ぶり安値で取引を終えた。

 一部国有化されたスペインのバンキア<BKIA.MC>は14.1%安。スペインのムンド紙
はこの日、バンキアから個人・企業の預金の約1%に相当する10億ユーロ(13億ドル)
を超える預金が過去1週間に流出したと報道。政府は後にこの報道を否定した。
 ロンドンの銀行アナリストは、「波及リスクは現実感を持って存在している。この日に
注目を集めたのは銀行預金からの資金流出だったが、債券市場ではスペインからの資金流
出は数カ月前から続いている。民間資本はすでにスペインから流出している」としている。
 スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は73.6ポイント(1.1%)安の653
7.9でこの日の取引を終え、2003年以来の安値を更新した。

 ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、ユーロ圏の銀行に対するリスクが最も大きくなる
との見方から銀行株が売られ、STOXX600ユーロ圏銀行株指数<.SX7E>は2.7%
安の79.41と、過去最安値を更新した。
 フィデリティ・ワールドワイド・インベストメントのポートフォリオ・マネジャー、ト
レバー・グリーサム氏は「ユーロ圏に起因するストレスが再び台頭している。政策協調の
欠如により、ギリシャのユーロ圏離脱、さらに他の周辺国への波及に対する懸念が増大す
る結果となっている」と述べた。

 米経済指標はこのところおおむね好調となっていたものの、この日発表された米フィラ
デルフィア地区連銀の5月の製造業業況指数はマイナス5.8と、2011年9月以来8
カ月ぶりの低水準となった。
 これを受け、米経済は依然としてぜい弱との見方が台頭。米株価は下げ幅を拡大し、欧
州株式市場終了時もマイナス圏で推移した。


 <ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇する一方、独連邦債先物は過去最高水準
を更新した。スペイン国債利回りが急上昇していることや同国の銀行をめぐる懸念が強ま
るなか、安全とみなされる資産に資金がシフトしている。
 スペインは同日、3本の中期債入札を実施。国内銀の需要に支えられ、調達額は目標の
上限となったものの、平均利回りは前回から大きく上昇。とりわけ2本の利回りは前回か
ら1%ポイント超上昇し、同国債の利回りが危険水域とみなされる水準に向け急速に上昇
しつつある可能性が示された。

 スペイン国債10年物<ES10YT=TWEB>利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇し
6.37%、同5年物<ES5YT=TWEB>利回りは8bp上昇し5.47%、同2年物
<ES2YT=TWEB>は10bp上昇し4.23%となった。
 みずほの金利ストラテジスト、リカルド・バルビエリ氏は「これは長期的に持続可能な
水準ではない。ギリシャをめぐる情勢も不透明で、極めて難しい状況にある」とし、「利
回りは数日中に一段と上昇する公算が大きい。これまでの高水準(7%に近い水準)に近
づけば、欧州中央銀行(ECB)が介入すると考える」と述べた。

 6月17日に実施されるギリシャの再選挙では、反緊縮を掲げるギリシャ急進左派連合
(SYRIZA)が躍進する勢いとなっており、ギリシャのデフォルト(債務不履行)や
ユーロ圏離脱をめぐる不安が強まっている。
 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りは一時6.06%まで上昇した。同国もギ
リシャ危機からの影響に脆弱とみられている。

 独連邦債先物<FGBLc1>は143.79をつけ、過去最高を更新。清算値は前日比49テ
ィック高の143.67。
 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りは過去最低の1.414%。前出のバルビエリ
氏は、同利回りが1.50%を下回って推移し続けるようであれば、1.25%まで低下
する可能性があるとの見通しを示した。



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2012年05月17日

5/16欧州市場ロイターニュース

5/16欧州市場ロイターニュース

                1309GMT    15日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2748      1.2730
ドル/円<JPY=>             80.450      80.170
ユーロ/円<EURJPY=>        102.55      102.06

                 16日終値       前営業日終値
株 FT100           5405.25(‐32.37)  5437.62
  クセトラDAX     6384.26(‐16.80) 6401.06

金 現物午後値決め         1548.50            1556.50
           
              先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.330  (+0.015)  0.006(0.105)
独連邦債2年物                                0.077(0.074)
独連邦債10年物(6月限) 143.27  (‐0.18)     1.469(1.465)
独連邦債30年物                             2.144(2.135)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで4カ月ぶり安値から反発。ギリシャがユーロ圏にとどまる
よう、ドイツとフランスが協調して行動するとの期待が広がっている。ただ、ギリシャの
政局をめぐる不透明性が続くなか、ユーロは今後も圧迫されるとみられる。
 ユーロは、ギリシャの政局混迷が長引き、ユーロ圏を離脱する可能性もあるとの見方か
ら、一時4カ月ぶり安値に下落していたが、ニューヨーク取引時間に入り、欧州情勢をめ
ぐり前向きな見方が広がった。メルケル独首相とオランド新仏大統領が、前日行われた初
の首脳会談でギリシャのユーロ圏残留を望む意向を確認したことが背景にある。
 朝方発表された4月の米住宅着工件数が予想を上回ったこともリスク選好が回復する要
因となった。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、ロイター・データで1.2679ドルまで下落。その後戻
し、直近では前日比0.1%高の1.2745ドルで推移している。一時、米住宅着工件
数の発表を受けて、1.2759ドルをつけた。
 ユーロ/円<EURJPY=>は0.4%高の102.52円で推移。一時は3カ月ぶり安値を
つけた。
 ドル/円<JPY=>は0.3%高の80.45円。一時2週間ぶり高値に上昇し80.55
円をつけた。
 ポンドは、英中銀が四半期インフレ報告で、経済成長率見通しを下方修正したことを受
けて軟調となっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落し、終値としては約4カ月ぶりの安値をつけた。株
価は午後に入りプラスに転じる場面もあったものの、ギリシャの銀行システムをめぐる懸
念に圧迫された。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は節目となる5400台にとどまったものの、昨年
12月21日以来の安値で取引を終えた。
 同指数は5354まで下落した後、値を戻し、0.2%高の5448.38をつけた。
その後、株価は節目の5500を上抜けられず、欧州中央銀行(ECB)が一部ギリシャ
銀への流動性供給オペを停止したとのニュース情報が伝わるなか、下げに転じた。
 鉱山株<.FTNMX1770>の下げが目立った。BHPビリトン<BHP.AX><BLT.L>が商品市場は
一段と冷え込む恐れがあるとの見方を示したことに圧迫された。
 フレスニロ<FRES.L>は4.1%安、グレンコア<GLEN.L>は1.9%安。
 反面、アバディーン・アセット・マネジメント<ADN.L>と化学のクローダ<CRDA.L>は
3─3.5%上昇。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)
の指数構成銘柄に採用されたことが追い風となった。

 <欧州株式市場> 主に銀行株が売られ、続落して終了した。ユーロ圏の安定性に対す
る懸念が広がるなか、高リスク資産への投資を回避する動きが出た。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は4.89ポイント(0.49%)
安の992.81。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.33ポイント(0.15%)安
の2175.34。

 ギリシャでは、連立協議が決裂したことで再選挙の実施が決定。再選挙の結果、同国が
ユーロ圏から離脱し、その影響がユーロ圏の他の加盟国にも波及するとの懸念が市場で広
まっている。 BNPパリバのユーロ圏担当エコノミスト、クレメンテ・デ・ルチア氏は、
ギリシャがユーロ圏を離脱した場合の影響を推し量るのは難しいとしながらも、企業は
ギリシャへのエクスポージャーを低減させてきていることから、1年前に離脱していた場
合と比べて、影響は少なくて済むとの見方を示している。
 スペインのバンキア<BKIA.MC>は11.1%安。同行は四半期決算の発表を延期。部分国
有化された同行の損失の規模に対する懸念が広がり、売りが出た。
 一方、英バークレイズ<BARC.L>は1.6%高。UBSがバリュエーションを理由に同行
に対する投資判断を「ニュートラル」から「買い」に引き上げたことが好感された。
 現在、スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は9年ぶり、ギリシャの主要株価指数
<.ATG>は22年ぶりの安値で推移している。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が下落した。だがギリシャのユーロ離脱懸念を背景に、同
日実施された仏独の国債入札では旺盛な需要が見られ、今後も安全資産としての投資妙味
を維持するとみられている。
 市場関係者によると、ギリシャがユーロ圏にとどまることを望むとしたメルケル独首相
の発言が市場に多少の安心感を与えたか、少なくとも独連邦債先物の利食い売りの機会に
なった。
 独連邦債先物はこの日、14日につけた過去最高値である143.69に並んだが、こ
れを上抜けることはできず、これがテクニカル的な売りの材料にもなったという。

 独連邦債先物<FGBLc1>は直近で25ティック低下の143.20。
 一時は142.83まで値を下げる場面もあったが、その後欧州中央銀行(ECB)が
一部のギリシャ銀へのオペを停止したとのニュースが伝わると、下げ幅をやや縮小した。
 ユーロ圏中銀筋がロイターに明らかにしたところによると、ECBは、資本増強が不十
分な一部のギリシャ銀に対して、流動性供給オペを停止した。

 6月に実施が予定されているギリシャの再選挙では、欧州連合(EU)・国際通貨基金
(IMF)の支援条件に反対する左派勢力が議席を伸ばす見通し。
 あるトレーダーは「ギリシャのユーロ離脱は不可避に思える」と述べた。
 ギリシャのユーロ離脱は管理可能な可能性もあるが、仮にスペインやイタリアに影響が
波及した場合には、より深刻な問題が生じる恐れがある。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは6.31%。一時は昨年11月下旬以来の水
準に上昇した。
 イタリア10年債<IT10YT=TWEB>は一時、1月末以来の高水準をつけた後、5.98%
となった。



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2012年05月16日

序盤の欧州株式市場は続落、ギリシャ情勢への懸念で

ロイターニュース

序盤の欧州株式市場は続落、ギリシャ情勢への懸念で

 [ロンドン 16日 ロイター] 16日序盤の欧州株式市場は続落。ギリシャ情勢をめぐる先行き不透明感を背景に幅広い銘柄に売りが出ている。
 0713GMT(日本時間午後4時13分)現在、FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は1%安の988.00。
 スペインのIBEX35指数<.IBEX>は1.8%安、イタリアのFTSE・MIB指数<.FTMIB>は1.7%安。

 ロンドン株式市場も続落。銀行株や商品関連株が売られている。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は1.1%安の5377.42。昨年12月中旬以来初めて5400を割り込んだ。




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5/15欧州市場ロイターニュース

5/15欧州市場ロイターニュース

                1416GMT      14日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2785         1.2825
ドル/円<JPY=>             80.060         79.860
ユーロ/円<EURJPY=>        102.37         102.40

                 15日終値       前営業日終値
株 FT100              5437.62(‐27.90)  5465.52
  クセトラDAX     6401.06(‐50.91)  6451.97

金 現物午後値決め           1556.50            1558.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.320  (+0.020)  0.105(0.013)
独連邦債2年物                                0.074(0.064)
独連邦債10年物(6月限) 143.37  (‐0.03)     1.465(1.458)
独連邦債30年物                             2.135(2.125)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ギリシャの連立協議が決裂し再選挙実施が決定したことを受け、ユーロが対
ドルで4カ月ぶり安値を更新した。
 GFTの外為調査部門を率いるボリス・シュロスバーグ氏は、ギリシャ発のニュースを
受け、ユーロは1.2800ドルの節目を下回ったと述べた。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1月18日以来の安値となる1.2769ドルまで下落。
午前中盤の取引では0.3%安の1.2788ドルで推移している。
 ドル/円<JPY=>は一時80.07円まで上昇。その後は0.3%高の80.06円で推
移している。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。ギリシャで政権樹立に向けた協議が不調に終わり、
再選挙の運びとなったことで、同国のユーロ離脱をめぐる懸念が拡大した。
 ユーロ圏危機が欧州の景気後退を深刻化させ、企業の業績見通しに大きな打撃を及ぼす
との懸念を背景に、投資家の不安心理の度合いを示すFTSEボラティリティ指数
<.vFTSE>は、スペインが3月半ばに緊縮策の緩和を発表して以来、100%上昇している。
 ギリシャの政局混迷は世界経済の見通しにも痛手となり、米国や中国の需要に大きく左
右される鉱山株が下げを主導。
 UBSは成長をめぐる懸念からカザキミス<KAZ.L>の2012─14年業績見通しを最
大20%引き下げ、同社株は4.1%急落した。
 鉱山株指数<.FTNMX1770>は2%安。
 銀行、保険株も売られ、保険会社のアヴィヴァ<AV.L>は2.9%下落。バンク・オブ・
アメリカ・メリルリンチによる業績見通し引き下げが重しとなった。
 保険株指数<.SXIP>は1.3%安、銀行株指数<.FTNMX8350>は0.4%安。
 インターナショナル・エアラインズ<ICAG.L>は6%急落。JPモルガンが投資判断を
「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げたことを嫌気した。


 欧州株式市場は続落し、終値ベースで年初来の安値をつけた。ギリシャの政権樹立に向
けた協議が物別れに終わり、再選挙が実施される運びとなるなか、金融株を中心に売りが
膨らんだ。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.50ポイント(0.65%)安
の997.70。昨年12月29日以来初めて終値が1000ポイントを割り込んだ。一
時993.05まで下落し、取引時間中の安値としては、12月30日につけた
991.90ポイントに次ぐ水準となった。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>も、23.28ポイント(1.06%)
安の2178.67と、年初来の安値となった。トレーダーの間では、買いが戻るまでに
2150ポイントを下回る水準まで下落する可能性があるとの声が聞かれた。
 ギリシャの主要株価指数<.ATG>はこの日、3.6%安で終了し、20年ぶり安値を更新
した。スペインの株価指数<.IBEX>も、国内銀行をめぐる懸念が続いていることから
2003年末以来の低水準となった。
 第1・四半期のドイツ国内総生産(GDP)伸び率が予想を上回ったものの、ギリシャ
をめぐる懸念に打ち消される格好となった。ギリシャをめぐっては、政局混乱が深まるな
か、ユーロ圏離脱の可能性も出始めている。
 ユーロ圏銀行株<.SX7E>は3.4%安となった。また、経済見通しへの懸念から投資家
の不安心理示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>が5.1%上昇し12
月半ば以来の水準となった。
 バスティオン・キャピタルのエクイティ部門責任者、エイドリアン・スラック氏は、ギ
リシャ問題が解決しない間は、売られやすい状況が続くとの見方を示した。


 <ユーロ圏債券> ギリシャの連立交渉が決裂し再選挙実施が決まったこと受け、スペ
イン10年債利回りに続き、イタリア10年債利回りも2カ月半ぶりに再び6%台に上昇
した。
 ギリシャ情勢を受け、当初は下落していた独連邦債先物は上昇に反転。明日にも過去最
高値を更新する可能性がある。
 この日、欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GD
P)速報値は前期比、前年比ともにゼロ%の伸びとなり、ユーロ圏は辛うじてリセッショ
ン(景気後退)入りを免れた。これを好感し、スペインとイタリア国債に対する圧力は軽
減していたものの、その後、ギリシャの連立交渉が決裂したことが伝わり、再び圧力が増
した。
 イタリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは16ベーシスポイント(bp)上昇の
6.03%と、2月2日以来の水準を更新した。スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回り
は12bp上昇の6.37%。アイルランド10年債<IE10YT=TWEB>利回りは32bp上
昇の7.36%となった。
 市場ではユーロ圏が崩壊し、ギリシャ発の混乱がスペインやイタリアなどの国にも波及
するリスクが、すでに織り込まれ始めている。
 KBCのストラテジスト、ピエ・ラメンス氏は「ユーロ圏に内在するリスクは、ギリシ
ャに対するリスクと同程度に高い。ギリシャのデフォルト(債務不履行)を容認するのか、
それとも財政統合強化に向けて動き出すのか、欧州は決断を迫られることになる」と述べ
た。
 イタリアとスペインの国債利回りの急上昇を受け、欧州中央銀行(ECB)が両国債の
支援に向け債券買い入れを再開するか、市場で注目が集まっている。イタリアは17日に
25億ユーロの短期債入札を実施。同国債に対する市場の需要が試されることになる。
 独連邦債先物<FGBLM2>6月限はユーロ圏GDP統計の発表を受け142.96まで低下
したものの、結局5ティック高の143.45で清算した。
 独連邦10年債<DE10YT=YWEB>利回りは0.6bp低下の1.46%。過去最低の
1.434%に迫っている。
 2年債<DE2YT=YWEB>利回りは約0.7%と、同様に過去最低水準近辺で推移した。
 市場関係者は、「英国債やスウェーデン国債など、非ユーロ圏の国債への資金の逃避も
若干みられた。ただ、ユーロ圏に資金を置いておく必要もある。独連邦債への根強い需要
がみられるのはこのためだ」としている。



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2012年05月15日

5/14欧州市場ロイターニュース

5/14欧州市場ロイターニュース

                1233GMT   11日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2838      1.2915
ドル/円<JPY=>             79.780      79.920
ユーロ/円<EURJPY=>        102.47      103.23

                 14日終値       前営業日終値
株 FT100              5465.52(‐110.00)  5575.52
  クセトラDAX     6451.97(‐127.96)  6579.93

金 現物午後値決め           1558.50            1583.00
              
             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.300  (‐0.025)  0.013(0.095)
独連邦債2年物                                0.064(0.086)
独連邦債10年物(6月限) 143.43  (+0.66)     1.458(1.517)
独連邦債30年物                             2.125(2.207)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ギリシャの政局混乱で同国のユーロ圏離脱の可能性が注目されるなか、ユ
ーロが対ドルで約4カ月ぶり安値に下落した。
 スコシア銀行の外為ストラテジスト、エリック・セオレット氏は、「ギリシャで先行き
不透明感が強く、ユーロ圏離脱の可能性に関する思惑が払しょくされていない」ことで、
ユーロが対ドルで下落したとしている。

 序盤の取引で、ユーロ/ドル<EUR=>は1月19日以来の安値となる1.2854ドルま
で下落。その後は0.5%安の1.2856ドルで推移した。

 ドル/円<JPY=>は0.2%安の79.79円で推移。
 市場関係者によると、野田佳彦首相の週末のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)
のインタビューでの発言を受け、ドルは対円で若干支援された場面もあった。野田首相
は同インタビューで、円高に対応するため全ての選択肢は利用可能と述べたが、円が過大
評価されているとまでは言及しなかった。

 <株式> ロンドン株式市場は急反落。指数は2%近く値下がりして引け、年初来安値
を再び更新した。欧州債務問題や世界経済に対する根強い不安で売りが膨らんだ。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては2011年12月以来の安値。一時
5436.69まで下げる場面もみられた。
 ギリシャ政局の混迷が増すなか、同国が最終的にユーロ圏を離脱するのではないかとの
見方が強まり、銀行株が売られた。市場の不安感はスペイン国債入札にも影を落とし、落
札利回りが上昇した。
 スペインへのエクスポージャーが大きいバークレイズ<BARC.L>の下げがきつく6%安。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>やロイズ<LLOY.L>もそれぞ
れ5%程度値下がりした。銀行株指数<.FTNMX8350>は2.2%安。JPモルガン・チェー
ス<JPM.N>の損失問題も市場心理を圧迫した。
 その他、鉱山株指数<.FTNMX1770>は3.1%安、石油・ガス関連株指数<.FTNMX0570>も
2.6%下落した。中国人民銀行(中央銀行)が12日、商業銀行の預金準備率を
0.5%ポイント引き下げると発表したことで、同国経済の減速懸念が広がった。


 欧州株式市場は反落し、主要株価指数は終値としては4カ月半ぶりの安値で引けた。ギ
リシャの政局混迷で、同国のユーロ離脱懸念が高まっていることが重しとなり、幅広い銘
柄に売りが広がった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は18.32ポイント(1.79
%)安の1004.20。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は52.59ポイント(2.33%)安
の2201.95。

 この日は鉱山関連株が大きく売られた。中国人民銀行(中央銀行)は12日、商業銀行
の預金準備率を0.5%ポイント引き下げると発表。景気支援策と見なされるこうした措
置の発表を受け、世界経済の先行きに対する懸念が高まった。
 インタラクティブ・インベスターのデリバティブ部門を統括するマイク・マクッデン氏
は「世界的な経済情勢からは何もプラス材料が見出せないなか、ユーロ圏債務危機が日に
日に深刻さを増している」と指摘。こうしたなか市場参加者は株式投資に消極的になって
いるとの見方を示し、「一部には値ごろ感のある銘柄も出てきたが、市場参加者は嵐が過
ぎるまで、リスク・オフ姿勢を崩さない構えだ」と述べた。

 ギリシャ情勢の混迷が続く中、銀行株も売られた。欧州連合(EU)統計局がこの日発
表した3月のユーロ圏鉱工業生産は前月比0.3%減となり、予想の0.4%増に反して
減少した。
 UBSのストラテジスト、ニック・ネルソン氏は「株式に対するリスク選好度が今後急
速に回復するのか、短期的には不明だ。このため、デフェンシブ銘柄を買うよう推奨して
いる」と述べた。UBSは、景気循環サイクルにもソブリン債リスクにもさらされていな
いとの点で2重の意味で「デフェンシブ」株となっている医薬品株を推奨している。

 バークレイズ・キャピタルの首席欧州テクニカル・ストラテジスト、フィル・ロバーツ
氏は「主要株価指数は前週末、4月につけた安値を上回ることができなかった。これは、
相場が下降トレンドにあることを強く示している」と述べた。

 <ユーロ圏債券> スペイン・イタリア国債の利回りとデフォルト(債務不履行)保証
コストが急上昇した。ギリシャのユーロ離脱の可能性やスペインの銀行をめぐる懸念から
リスク回避の動きが強まり、安全資産の独連邦債は利回りが過去最低をつけた。
 独連邦債先物<FGBLc1>は143.69で過去最高をつけた後、63ティック高の
143.40で清算。独連邦10年債の利回り<DE10YT=YWEB>は過去最低の1.434%と
なった。

 ギリシャの政局混乱に加え、スペイン銀の不良債権問題やユーロ圏の景気後退入りを示
唆する新たな材料を受け、ユーロ圏危機の深刻化への懸念がいっそう強まり、スペイン、
イタリア国債の利回りが上昇した。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は20ベーシスポイント(bp)上昇の6.24
%。対独連邦債利回り格差はユーロ導入後の高水準に達し、スペイン国債のデフォルト保
証コストも過去最高水準に上昇した。

 あるトレーダーは「リスク選好度の面から見ると、10月以来最悪の日だ」と指摘し、
「ギリシャが一両日中にも政権を樹立できなければユーロ圏を離脱するシナリオを市場は
織り込んでいる」と述べた。
 ギリシャが15日に迎える4億3600万ユーロの国債を償還できなければ、地合いは
一段と悪化する可能性が高い。15日の償還分は、ギリシャが民間債権者と合意した先の
債務交換には含まれていない。

 スペインがこの日実施した短期債入札では、12カ月物の利回りが前回の2.623%
から2.985%に上昇した。これは流通市場での独連邦債30年物の利回りを1%ポイ
ント近く上回る水準。
 スペインは17日に3年債と4年債の入札を実施するが、同国の財政問題と銀行セクタ
ーの問題に対する懸念から、海外投資家からの需要が落ち込む可能性がある。一方、今年
これまでスペイン国債を買い支えてきた国内銀も、不良債権処理への対応から国債購入が
細る可能性があるとみられている。

 イタリア国債利回りは20bp上昇の5.87%。同国が14日に実施した3年債入札
は、利回りが1月以来の高水準に達した。



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2012年05月12日

5/11欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


5/11欧州市場ロイターニュース

                1412GMT    10日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2933      1.2935
ドル/円<JPY=>             79.940      79.920
ユーロ/円<EURJPY=>        103.42      103.31

                 11日終値       前営業日終値
株 FT100              5575.52(+31.57)   5543.95
  クセトラDAX     6579.93(+61.93)   6518.00

金 現物午後値決め           1583.00             1598.50                
             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.325  (‐0.015)  0.095(0.016)
独連邦債2年物                                0.086(0.080)
独連邦債10年物(6月限) 142.79  (+0.18)     1.517(1.539)
独連邦債30年物                             2.207(2.236)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで小幅上昇。ただ、ギリシャの政局不安や、米銀JPモルガ
ン・チェース<JPM.N>がヘッジ戦略の失敗で少なくとも20億ドルの損失を出したことが
圧迫材料となり、ユーロ/ドルは依然3カ月半ぶりの安値付近にとどまっている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.1%高の1.2952ドル。一時、1月23日以来の安値と
なる1.2905ドルをつけた。
 5月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が約4年ぶりの高水準となったことは、
ドル/円を押し上げた。
 ドル/円<JPY=>は0.1%高の79.96円。

 <株式> ロンドン株式市場は薄商いのなか、続伸して終了した。朝方は下落していた
ものの、デフェンシブ銘柄の上昇が銀行株と鉱山株の下落を上回り、上昇に転じた。
 この日の取引では、たばこ、製薬、公共事業などのデフェンシブ銘柄が買われた一方で、
世界的な経済成長、および欧州債務危機に対する懸念が重しとなり、銀行株と鉱山関連株
に売りが出た。
 銀行株指数<.FTNMX8350>は0.8%下落。米銀大手JPモルガン・チェース<JPM.N>が
ヘッジ戦略の失敗により少なくとも20億ドルの損失を出したことが明らかになったこと
を受け、銀行株全体が圧迫された。
 米投資銀行業界へのエクスポージャーが大きいバークレイズ<BARC.L>は2.9%安で取
引を終えた。
 鉱山株<.FTNMX1770>は、中国の4月の鉱工業生産の伸び率が予想を大きく下回ったこと
を受け、下落。特にロンミン<LMI.L>は、14日の上期決算発表を前にゴールドマン・サ
ックスが同社の投資判断を「売り」に据え置いたことが嫌気され、5%下落した。
 石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は0.8%上昇。カタールの政府系ファ
ンド(SWF)が同社株を取得したことが好感された。

 欧州株式市場は小幅続伸。5月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が約4年ぶ
りの高水準となったことを手がかりに、相場は終盤にかけ切り返した。
 ただ、トレーダーや投資家の間では、スペインの銀行システムをめぐる懸念やギリシャ
の政局不安を背景に、株価上昇は短期的との見方が広がっている。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.47ポイント(0.34%)高
の1022.52。ほぼ終日、マイナス圏で推移し、一時は1.2%下落する場面もあっ
た。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.16ポイント(0.32%)高の
2254.54。
 スペインIBEX35<.IBEX>は0.7%安で終了。スペイン政府が銀行の不良債権処
理策を発表したものの、同国の金融セクターをめぐる懸念は依然根強い。
 スペインの銀行をめぐる懸念から、欧州銀行株<.SX7P>は0.8%下落。また、米銀
JPモルガン・チェース<JPM.N>が ヘッジ戦略の失敗により少なくとも20億ドルの損失
を出したことも圧迫材料となった。
 ギリシャの主要株価指数<.ATG>は4.5%下落し、1992年終盤以来の安値をつけた。
ギリシャでは、再選挙回避と連立政権樹立に向け政党間の土壇場の協議が続いている。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が最高値を更新。ギリシャの政局混迷、スペインの銀
行改革に加え、JPモルガンの巨額損失が明るみになり、投資家不安が強まった。
 ギリシャの政局混乱は早期に収束しないとみられ、スペインとイタリアの国債入札を来
週に控えていることから、独連邦債への需要は、来週も続く公算が大きい。ギリシャでは、
連立政権樹立に向けた交渉が難航しており、再選挙実施の可能性が高まっている。
 独連邦債先物<FGBLc1>は不安定な値動きとなるなか、一時143.09に上昇し、最高
値を更新した。その後押し戻され、前日比11ティック高の142.72となった。
 独連邦債<DE10YT=YWEB>10年物利回りは1.8ベーシスポイント(bp)低下し
1.52%となった。トレーダーによると、10年物利回りは、1.5%を割り込んだ時
点で売りが出て上昇に転じた。市場は今後数日間、ユーロ圏の情勢展開を見極めるため様
子をみるとみられ、利回りは当面、1.5%近辺にとどまる可能性がある。
 トレーダーの1人は「完全に買われすぎた状態で、近く調整が入るとの見方が広がって
いる」と話した。
 米銀大手JPモルガン<JPM.N>が、ヘッジ戦略の失敗により最低20億ドルの損失を出
したとのニュースを受けてリスク選好が強まった。同行のダイモン最高経営責任者(CE
O)は11日、この件に「ロンドンのクジラ」と呼ばれるトレーダーが関与していること
を認めた。
 スペイン政府が銀行再編に向けた詳細計画を明らかにするなか、同国債10年物
<ES10YT=TWEB>利回りは小幅上昇するにとどまった。ただ、政府計画のコストをめぐる懸
念を背景に、同国債利回りは6%を超えて推移した。
 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りは低下し5.67%。この日実施された短
期証券(Tビル)入札は、全般的に底堅い結果となり、利回りが低下したほか、応札倍率
も上昇した。



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2012年05月11日

5/10欧州市場ロイターニュース

5/10欧州市場ロイターニュース

                1348GMT    9日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.2961      1.2932
ドル/円<JPY=>             79.900      79.630
ユーロ/円<EURJPY=>        103.58      102.97

                 10日終値       前営業日終値
株 FT100              5543.95(+13.90)  5530.05
  クセトラDAX     6518.00(+42.69)  6475.31

金 現物午後値決め           1598.50            1582.50
 
               先物             現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.340  (+0.005)  0.016(0.006)
独連邦債2年物                                0.080(0.079)
独連邦債10年物(6月限) 142.56  (‐0.24)     1.539(1.535)
独連邦債30年物                             2.236(2.252)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルと円に対して上昇している。スペイン国債利回りが若干低下
したこと、および欧州金融安定ファシリティー(EFSF)がギリシャに対し52億ユ
ーロの融資を実施することを決定したことを受けたもの。
 対ドルでは9営業日ぶりに上昇に転じた。

 午前中盤の取引で、ユーロ/ドル<EUR=>は0.3%高の1.2964ドルで推移。前日
には1月末以来の安値となる1.2910ドルまで下落していた。
 ユーロ/円<EUR=>は0.6%高の103.58円。前日は2月16日以来の安値となる
102.73円まで下落していた。

 ドル/円<JPY=>は0.3%高の79.86円で推移している。


 <株式> ロンドン株式市場は値動きの荒い展開となる中、4営業日ぶりに反発した。
米新規失業保険申請件数が前週から減少し、世界経済の見通しをめぐる懸念が和らいだ。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時5500の水準を割り込んだ後、値を戻した。
 キャピタル・スプレッズの市場分析部門責任者アンガス・キャンベル氏は「安値拾いの
買いが入ったことで、株式に対する投資家心理がやや改善した。欧州株価指数は過去数日
で大きく下落したことから、ある段階での反発は必至だった」と述べた。

 投資家のリスク選好度が戻り、鉱山株<.FTNMX1770>が0.6%、エネルギー株
<.FTNMX0530>が0.9%、銀行株<.FTNMX8350>が1.4%、それぞれ上昇した。
 一方、ディフェンシブ銘柄は売られ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>は
0.9%安、インペリアル・タバコ<IMT.L>は1.4%安となった。
 日用品のレキット・ベンキーザー<RB.L>は3.5%安。
 BTグループ<BT.L>は決算が失望を誘い、2.6%下落した。


 欧州株式市場は反発。ギリシャで連立政権が発足し、再選挙を回避するとのトレーダー
のうわさが支援した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.59ポイント(0.45%)高
の1019.05。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.75ポイント(0.98%)高
の2247.38。
 ユーロ圏銀行株<.SX7E>は4.2%急反発。前日は3年ぶり安値をつけていた。
 トレーダーは「ギリシャの連立交渉が合意に達するとの観測が出ている」と述べた。ま
た、銀行株の株価が買いを誘う水準にあると指摘した。
 ギリシャ政局をめぐっては、急進左派連合のツィプラス党首が前日、組閣を断念。全ギ
リシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首が組閣に向け動き出している。ベニ
ゼロス党首による組閣への取り組みが失敗に終われば、再選挙が実施されることになる。

 ギリシャ・ナショナル銀行<NBGr.AT>は12.1%高で取引を終えた。スペインやイタ
リアの銀行株も買われ、サンタンデール銀<SAN.MC>、BBVA<BBVA.MC>、インテサ・サ
ンパオロ<ISP.MI>、ウニクレディト<CRDI.MI>は軒並み6%超上昇した。
 スペインIBEX35<.IBEX>は前日つけた3年ぶり安値から戻し、3.4%上昇。同
国政府が大手行バンキア<BKIA.MC>を一部国有化したことで、同国の銀行セクター再建へ
の期待が高まった。


 <ユーロ圏債券> 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)がギリシャに対し融資を
実施したことを受け独連邦債価格が低下、スペイン国債利回りも6%を下回る水準に低下
した。

 週末の総選挙で緊縮財政策を推し進めてきた連立与党が敗北してから政局の混迷が続い
ているギリシャでは、選挙で第1党となったの新民主主義党(ND)と第2党となったギ
リシャ急進左派連合がすでに組閣に失敗。現在は第3党の全ギリシャ社会主義運動(PA
SOK)のベニゼロス党首が組閣に着手している。
 UBSのストラテジスト、ジャンルカ・ジグリオ氏は「欧州連合(EU)などとの支援
合意を支持する連立政権の樹立にベニゼロス党首が成功すれば、プラスのサプライズとな
る。この日の取引で利回り格差が縮小しているのはこのためだ」と述べた。
 ただ同氏は「新連立政権が樹立されたとしても、支援合意が再交渉されるのか、ギリシ
ャが求められている緊縮財政が国民に受け入れられるのかなど、注視していく必要はある。
多くの疑問が残っており、状況は依然として非常にぜい弱だ」と述べた。

 終盤の取引で、独連邦債先物<FGBLc1>は前日比20ティック安の142.60で推移。
前日は143.03まで上昇し、過去最高値を更新していた。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは、心理的な節目とされる6%を下回った。イ
タリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは10ベーシスポイント(bp)低下の5.68%
で推移した。

 スペインでは9日、銀行4位のバンキア<BKIA.MC>が部分国有化された。これに続きス
ペイン政府は11日、不動産融資で痛手を負った銀行に対する新たな支援策を発表する。
 ラボ銀行とRBSのアナリストは、スペインの銀行が必要になる追加資本は最大で
1000億ユーロに上ると予想。ラボ銀行のストラテジストは「政府の負担が膨れ上がり、
こうした資金はEUの救済資金から賄われる必要が出てくる」と述べた。
 こうした懸念が存在するなか、市場関係者は、今週に入り1.5%を下回り過去最低水
準を更新した独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りが上昇する余地は限られているとの
見方を示している。



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2012年05月09日

5/8欧州市場ロイターニュース

5/8欧州市場ロイターニュース

                1327GMT    7日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3004      1.3052
ドル/円<JPY=>             79.840      79.890
ユーロ/円<EURJPY=>        103.80      104.29

                 8日終値         前営業日終値
株 FT100              5554.55(‐100.51)   5655.06
  クセトラDAX     6444.74(‐124.74)   6569.48

金 現物午後値決め          1602.50              1643.75    

               先物             現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.360  (‐0.035)  0.081(0.080)
独連邦債2年物                                0.094(0.107)
独連邦債10年物(6月限) 142.48  (+0.66)     1.546(1.610)
独連邦債30年物                             2.257(2.307)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで7営業日続落。ギリシャ・フランスの選挙結果を受け、ユ
ーロ圏危機対策の柱である財政再建の行方が不安視されている。
 ギリシャ総選挙で第2党に食い込んだ急進左派連合のツィプラス党首が、欧州連合(E
U)・国際通貨基金(IMF)とギリシャの支援合意は無効になったとの認識を示したこ
とを受け、ユーロは一時、心理的な節目となる1.30ドルを割り込んだ。
 直近では、ユーロ/ドル<EUR=>は0.3%安の1.3008ドル。対円<EURJPY=>では
0.4%安の103.88円。
 ドル/円<JPY=>は0.1%安の79.84円。

 <株式> 休場明け8日のロンドン株式市場は大型鉱山株主導で大幅続落となり、FT
100種総合株価指数は年初来安値で取引を終えた。ギリシャの総選挙を受け、欧州連合
(EU)・国際通貨基金(IMF)と合意した支援条件の順守に対する同国の姿勢に疑問
が生じたことが圧迫材料となっている。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は昨年12月28日以来の安値で終了した。
 景気懸念に敏感な鉱山株<.FTNMX1770>の下げが目立ち、貴金属大手ポリメタル・インタ
ーナショナル<POLYP.L>は8.7%、フレスニロ<FRES.L>は7.4%、それぞれ急落。ラ
ンドゴールド・リソーシズ<RRS.L>とベダンタ・リソーシズ<VED.L>もそれぞれ6.8%安、
5.6%安となった。
 タロー・オイル<TLW.L>は3.3%上昇。ケニヤで石油の掘削に成功したことが支援材
料となった。
 保険のアヴィヴァ<AV.L>は、幹部報酬に対する株主の反発をめぐり最高経営責任者(C
EO)が辞任したことを受けて一時5.8%上昇したが、結局0.2%の小幅高で引けた。
 銀行大手HSBC<HSBA.L>は第1・四半期の基調利益が増加し、市場予想を上回ったも
のの、株価は1.2%下落した。

 欧州株式市場は不安定な展開となる中、急反落して終了した。ギリシャが欧州連合
(EU)・国際通貨基金(IMF)との支援合意を順守するかどうか懐疑的な見方が再燃
した。 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は17.18ポイント(
1.66%)安の1017.48。 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は
46.98ポイント(2.06%)安の2236.11。
 ギリシャの主要株価指数<.ATG>は3.6%下落し、1992年終盤以来およそ20年ぶ
りの安値をつけた。銀行株<.FTATBNK>が約10%急落し、全体を押し下げた。
 総選挙の結果が判明して以降のギリシャ主要株価指数の下落率は10%に達している。
 この日連立協議に着手した急進左派連合のツィプラス党首は、EU・IMFとの支援合
意は無効になったとの認識を表明。また国内の銀行を国有化すべきと主張した。
 スタンダード・ライフ・インベストメンツのストラテジスト、リチャード・バティ氏は
「市場にとっては、誰が新政権を担っても、(ギリシャが)トロイカ(IMFなどの合同
調査団)の計画と緊縮財政措置を堅持することが不可欠だ。そうしなければ、株・債券市
場からの資金引き揚げに歯止めがかからなくなる公算が大きい」と述べた。
 金属需要をめぐる懸念や一連の中国経済指標の発表を控え、鉱山株の下げがきつかった。
 半面、オランダの通信大手KPN<KPN.AS>は17%の逆行高。メキシコの同業アメリカ・
モビル<AMXL.MX>がKPNの株式を最大28%まで追加取得する計画を明らかにしたこ
とが追い風となった。
 タロー・オイル<TLW.L>は3.3%上昇。ケニヤで石油の掘削に成功したことが支援材
料となった。クレディ・スイスと野村は、タロー・オイルの目標株価をともに引き上げた。

 <ユーロ圏債券> 独10年債利回りが過去最低を更新した。週末のギリシャ総選挙で
財政緊縮化を進めてきた連立与党が敗北したことで、同国がユーロ圏を離脱するとの懸念
が高まるなか、安全資産とされる独連邦債の買いが膨らんだ。
 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りは6ベーシスポイント(bp)低下し
1.542%となり、過去最低を更新。独連邦債先物<FGBLc1>は142.55と、過去最
高値を更新した。
 ただ市場では、価格水準を踏まえると上昇ペースは鈍化していくとの見方が出ている。
また、9日の独連邦債5年物の入札で、利率が過去最低水準にあるなか需要が低迷した場
合も、価格上昇に歯止めがかかる可能性がある。
 ギリシャ総選挙を受け、同国がこれまでに合意された支援を受け続けることができるの
か懸念が高まってはいるものの、債券市場はパニック状態には陥っていない。
 市場関係者は「リスクオフ・モードであることには変わりないが、悪材料の多くは織り
込み済みとなっている」と指摘。「市場参加者の多くは、ギリシャについて、すでに諦め
ている。ギリシャが独自路線を歩むことを選んだ場合、欧州はこれまでよりも強固な存在
として立ち上がるのか。こうしたことについて考える必要が出ている」と述べた。
 ギリシャ問題で債券市場が波乱に陥っていないことを反映し、10年物のイタリア国債
<IT10YT=TWEB>とスペイン国債<ES10YT=TWEB>の利回りは、6%近辺と高止まりしてはいる
ものの、おおむね横ばいで推移した。
 この日に行われたオランダとオーストリアの国債入札は、安全資産に資金の流れが向か
っている市場環境の恩恵を受け、順調にこなされた。
 ただ、発行規模が比較的小さかったうえ、これまでの入札と同様に国内投資家からの強
い引き合いがみられたことから、9日の独連邦債入札も順調にこなされることが示されて
いるわけではないとの見方が出ている。
 市場では、フランスのオランド次期大統領が、欧州の政策の主軸を緊縮財政から成長支
援にどの程度シフトさせることができるか、注目を集めている。
 ロイズのストラテジスト、アキレアス・ゲオルゴロポウロス氏は、オランド氏と、緊縮
財政策を推し進めてきたドイツのメルケル首相との初会談が行われるまで、成長支援と緊
縮財政の両立方法について市場の模索は続くと予想。ただ、市場には具体的な情報が必要
とし、「具体的な話が出てくるまで、独連邦債利回りは低下を続ける」との予想を示した。



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2012年05月08日

5/7欧州市場ロイターニュース

5/7欧州市場ロイターニュース

                1308GMT 4日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3034   1.3082
ドル/円<JPY=>             79.920   79.820
ユーロ/円<EURJPY=>        104.20   104.45

                 7日終値        前営業日終値
株 FT100              休場        5655.06
  クセトラDAX     6569.48(+8.01) 6561.47

金 現物午後値決め          休場        1643.75

               先物             現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.390  (‐0.005)  0.080(0.079)
独連邦債2年物                                0.107(0.092)
独連邦債10年物(6月限) 141.82  (‐0.23)     1.610(1.588)
独連邦債30年物                             2.307(2.309)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替>  ユーロが幅広い通貨に対して下落。ギリシャ、フランスの選挙結果を受け
て、欧州当局者の財政再建意欲に対して懐疑的な見方が広がっていることが背景。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、心理的な節目となる1.30ドルを割り込み、
1.2955ドルをつけた。直近では0.3%安の1.3046ドル。
 対円<EURJPY=>でも103.23円まで売られ、2月半ば以来の安値をつけた。
 ドル/円<JPY=>は0.1%高の79.92円。

 <株式> ロンドン株式市場は休場。

 欧州株式市場は薄商いのなか、反発。スペインが公的資金を銀行救済に活用する可能性
を示したことや、ショートカバーを手がかりに銀行株が上昇し、相場全体を押し上げた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.51ポイント(0.73%)高
の1034.66。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は34.75ポイント(1.55%)高
の2283.09。
 フランスとギリシャの選挙結果を受け、DJユーロSTOXX50種指数は一時、
2204と4カ月半ぶり安値をつける場面もあった。
 英・アイルランド市場がバンクホリデーで休場だったことから、商いは薄かった。
 銀行株<.SX7E>は3.5%上昇。トレーダーやアナリストによると、テクニカル上の支
持水準(2009年の安値)付近でショートカバーが発動され、大きく反発した。
 スペインの銀行株が堅調で、サンタンデール銀<SAN.MC>は4.7%高、BBVA
<BBVA.MC>は5.4%高。 同国のラホイ首相が公的資金を最後の手段としてのみ、国内銀行
の救済に活用する方針を示したことを好感した。
 伊ウニクレディト<CRDI.MI>も高い。週内にイタリアの銀行による第1・四半期決算の
発表が始まる。
 スペインIBEX<.IBEX> は2.7%、イタリアFTSE・MIB<.FTMIB>は2.6%
それぞれ上昇した。
 仏CAC40種平均指数<.FCHI>は下落して始まった後、1.7%で取引を終了。6日
の仏大統領選では、財政規律強化に向けた新条約の再交渉を訴えていた社会党のオランド
氏が勝利したものの、投資家の間では、オランド氏が大統領就任後、同国の政策に大きな
変更はないとの見方が広がっている。
 半面、ギリシャの主要株価指数<.ATG>は6.7%安。ギリシャの銀行株が12%超下落
したことが圧迫した。ギリシャ総選挙では、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)
の支援を受けるために数々の緊縮策を打ち出してきた連立与党の新民主主義党(ND)と
全ギリシャ社会主義運動(PASOK) が惨敗。2党で過半数議席を獲得できないこと
が確実となった。
 ギリシャの銀行関係者は「選挙結果は最悪の予想と一致した。現時点で新政権が樹立さ
れる公算は極めて小さいようにみえる」とし、新政権が誕生するまでは不透明性が払しょ
くされず、一部ではギリシャ株を手放す動きが出るとの見通しを示した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が一時、過去最高値をつけた。仏大統領選挙とギリシャ
総選挙で有権者が緊縮策への反発を明確にしたことを受け、ユーロ圏債務危機への取り組み
に関する不透明感が広がったほか、ギリシャのユーロ離脱をめぐる観測が再び高まった。
 ギリシャ総選挙で、緊縮財政を推進してきた主要2政党が過半数を確保できなかったこ
とから安全資産への逃避買いの動きが強まったが、終盤にかけては株価上昇を材料に利食
い売りが出て、独連邦債先物はマイナス圏で取引を終えた。
 市場では今後数日間、ギリシャの連立協議をめぐる警戒感が独連邦債の利回り低下を支
える可能性が高い。
 仏大統領選挙でのオランド候補の勝利は広く予想されていたが、今後は同氏が欧州の緊
縮路線についてどこまで修正を求め、成長促進に向けてどのような取り組みを打ち出すか
に注目が集まる。
 ラボバンクのシニア市場エコノミスト、エルウィン・デグルート氏は「欧州全体で政治
の地滑りが起きており、短期的な不透明感を生み出している」と述べ、「(支援策の)実
行リスクがあるほか、ギリシャがある時点でユーロを離脱するリスクが高まった」との見
方を示した。
 独連邦債先物<FGBLc1>は過去最高値の142.44をつけた後、23ティック安の
141.82で清算した。
 独連邦10年債利回り<DE10YT=TWEB>は1.61%。一時は1.554%まで低下し、
過去最低の1.549%に迫った。
 フランス国債は序盤に売られたものの、その後持ち直し、10年債利回り
<FR10YT=TWEB>は2.7ベーシスポイント(bp)低下の2.80%となった。
 ギリシャ総選挙では極左と極右勢力が躍進する一方、欧州連合(EU)/国際通貨基金
(IMF)と合意した財政再建策を推進してきた二大政党が過半数を割り込んだ。
 新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が連立政権を樹立でき
なければ、来月にも再選挙が行われる可能性もある。また、連立を樹立できても、EU/
IMFと合意した支援条件の実行が難航し、短命に終わるリスクもある。追加支援が得ら
れなければ大規模なデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があり、ギリシャはユーロ離
脱を余儀なくされるとの見方も一部で出ている。
 こうした懸念を背景に、ギリシャ10年債利回り<GR10YT=TWEB>は前週末終盤の
20.7%から23.21%に上昇した。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は5.76%でほぼ変わらず。ただアナリスト
の間では、近いうちに6%を再び試す展開になると予想されている。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は5.58%と、前週末の5.45%から上昇
した。



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2012年05月05日

5/4欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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5/4欧州市場ロイターニュース

                1305GMT 3日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3151   1.3150
ドル/円<JPY=>             80.040   80.190
ユーロ/円<EURJPY=>        105.28   105.44

                 4日終値        前営業日終値
株 FT100              5655.06(‐111.49)    5766.55
  クセトラDAX     6561.47(‐132.97)    6694.44

金 現物午後値決め          1643.75                1637.75

               先物              現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.395  (‐0.005)  0.079(0.003)
独連邦債2年物                                0.092(0.087)
独連邦債10年物(6月限) 142.05  (+0.34)     1.588(1.607)
独連邦債30年物                             2.309(2.339)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> 不安定な値動きとなるなかドルが対円で下落。4月の米雇用統計がまちまち
の内容となり、ドルを圧迫した。
 同統計で、米景気回復の失速に対する懸念が高まり、連邦準備理事会(FRB)の追加
緩和観測が強まるとみられる。
 ドル/円<JPY=>は0.2%安の80.06円。雇用統計発表直後に79.95円の安値
をつけた後、80.35円まで反発した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は前日比横ばいの1.3153ドル。一時、4月のユーロ圏サービ
ス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から大幅に下方修正されたことを受
けて、売り圧力が強まった。

 <株式> ロンドン株式市場は、4月の米雇用統計で非農業部門雇用者の増加数が予想
を大幅に下回ったことを受け、大幅安となった。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は111.49ポイント(1.93%)安の
5655.06。一日の下落としては2週間ぶりの大きさとなる。週初からは2.1%の
下落となった。
 鉱山株が売られ、カザキミス <KAZ.L>が6.2%安、ユーラシアン・ナチュラル・リソ
ーシズ<ENRC.L>が6%安で取引を終了。この他、ベダンタ<VED.L>が約5%、リオ・ティ
ント<RIO.L>が約4%、それぞれ下落した。
 一方、ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は3.1%高。ウエストLBが同行に対
する投資判断を引き上げたことが好感された。

 欧州株式市場は大幅安。軟調な米雇用統計を受け、米景気の先行き懸念が再燃した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は17.24ポイント(1.65%)
安の1027.15。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は38.76ポイント(1.69%)安
の2248.34。
 4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比11万5000人増と、予想を大
幅に下回り、米経済の失速を示した。失業率は8.1%に低下し、3年ぶりの低水準を更
新したものの、職探しをあきらめた人の数が増えたことを反映した。
 米雇用統計を受け、午後に入り、鉱山株を中心に景気循環株の売りが優勢となった。
 ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、クラウディア・パンセリ氏は、世界の景気動
向に大きく左右される資源セクター<.SXPP>を「アンダーウエート」とした。同指数はこ
の日3.9%下落した。
 携帯電話大手ノキア<NOK1V.HE>も売られ、10.5%安。3日の年次株主総会で、オリ
ラ会長に代わり、Siilasmaa氏が新会長に選ばれた。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が最高値を更新。米雇用統計が弱い内容となったこと
や、ユーロ圏の経済指標を受けて域内経済が当初の予想以上に深刻な景気後退に陥るとの
懸念が高まったことから、リスク回避の動きが広がった。
 週末に行われる仏大統領選決選投票とギリシャ総選挙を控えた不透明感も安全資産への
逃避買いを支え、独連邦債利回りは過去最低に近い水準に低下した。
 アナリストによると、仏大統領選でサルコジ大統領が野党・労働党のオランド候補に敗
れる可能性はおおむね織り込まれているのに対し、ギリシャ総選挙はより大きなリスクを
はらんでいる。
 独連邦債先物6月限<FGBLM2>は一時42ティック高の142.13をつけた後、若干戻
して142.05で清算した。
 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>の利回りは3ベーシスポイント(bp)低下の
1.585%。
 総選挙を控えてギリシャ国債10年物<GR10YT=TWEB>の売りが広がり、利回りは11b
p上昇の20.7%となった。
 フランス10年債<FR10YT=TWEB>の対独連邦債利回り格差は119bpと、3週間ぶり
の幅に縮小。市場筋によると、これまでに積み上げた仏国債のショートポジションを一部
手仕舞う動きが出た。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>の対独連邦債利回り格差も小幅縮小し、418bpと
なった。



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2012年05月04日

5/3欧州市場ロイターニュース

5/3欧州市場ロイターニュース

                1446MT  2日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3156   1.3155
ドル/円<JPY=>             80.330   80.140
ユーロ/円<EURJPY=>        105.70   105.38

                 3日終値        前営業日終値
株 FT100              5766.55(+ 8.44)    5758.11
  クセトラDAX     6694.44(‐16.33)     6710.77

金 現物午後値決め          1637.75               1648.00

               先物              現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.390  (‐0.025)  0.003(0.085)
独連邦債2年物                                0.087(0.085)
独連邦債10年物(6月限) 141.76  (+0.03)     1.607(1.615)
独連邦債30年物                             2.339(2.345)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対円で上昇したほか、対ドルで2週間ぶりの安値から値を戻した。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏の景気に対して予想よりも強気な見方を
示したことで、追加緩和をめぐる観測が後退した。
 ただ週末にフランスで大統領選挙の決選投票やギリシャの総選挙が行われることから、
ユーロの上値は重かった。

 <株式> ロンドン株式市場は薄商いとなるなか小反発。鉱山株など景気循環株をめぐ
る弱材料や予想を下回る米指標が重しとなったものの、ディフェンシブ銘柄に買いが入っ
た。
 4日に米雇用統計の発表を控えていることもあり、この日は一部の市場参加者は新たな
ポジションをとることに消極的となった。
 4月の米ISM非製造業総合指数が予想以上に低下したことを受け、相場は午後に入り、
上げ幅を縮小。ショアー・キャピタルの株式ストラテジスト、ジェラード・レーン氏は、
同指標の結果を受け、雇用統計の発表を前に慎重姿勢を強めると述べた。
 ディフェンシブ銘柄の医療関連スミス・アンド・ネフュー<SN.L>は、好決算を手がかり
に4%高で終了。トムソン・ロイターのデータによると、出来高は平均の倍以上となり、
株価は1カ月ぶり高値をつけた。
 インペリアル・タバコ<IMT.L>もシティの目標株価引き上げが材料視され、2.3%上
昇した。
 半面、アントファガスタ<ANTO.L>は4.4%下落し、相場を圧迫。第1・四半期の銅生
産が減少したことなどが嫌気された。

 欧州株式市場はほぼ変わらず。企業の好決算を手掛かりに一時上昇したものの、欧州中
央銀行(ECB)による追加緩和観測が後退し、上げ幅を縮小した。さえない米指標も重
しとなった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.74ポイント(0.07%)高
の1044.39。一時、最大1%上昇した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.21ポイント(0.14%)安の
2287.10。
 ドラギECB総裁は理事会後の会見で、利下げに関し協議しなかったと述べた。また、
成長への下振れリスクが依然存在するものの、景気回復の兆候が見られるとの見解を示し
た。ドラギ総裁の発言を受け、追加緩和観測が後退した。
 欧州市場の取引終盤にかけ発表された4月の米ISM非製造業総合指数は予想を下回り、
相場への一段の圧迫材料となった。また、4日発表の米雇用統計が弱い内容になるとの見
方も強まった。
 BMW<BMWG.DE>は0.9%高。中国での高級車に対する旺盛な需要が追い風となり、
第1・四半期は過去最高益となった。

 <ユーロ圏債券> スペインとフランスの国債入札が順調にこなされたことで、両国の
国債利回りが低下した。ただユーロ圏債務危機が深刻化しているとの懸念は払しょくされ
ず、安全資産とされる独連邦債の需要は底堅く推移した。
 この日は欧州中央銀行(ECB)が理事会会合を開き、主要政策金利であるリファイナ
ンス金利を1.00%に据え置くことを決定。会合後の記者会見でドラギ総裁は、経済情
勢を見極めるには時間が必要との見方を示したことを受け、独連邦債が下落した。
 ただ、その後に発表された米供給管理協会(ISM)の4月の非製造業部門総合指数
(NMI)が予想を下回ったことで、世界的な景気回復の足取りはおぼつかないとの見方
が台頭。独連邦債は急速に地合いを回復した。
 バイエルン州立銀行のシニア債券アナリスト、マリウス・ダハイム氏は「市場に不信感
が存在する限り、独連邦債の利回りは低下し続け、スペインやイタリアを投資対象から除
外すべく、誰もが投資対象の見直しを始める」と述べた。
 独連邦債先物<FGBLc1>はドラギ総裁の発言を受け一時141.26まで下落したものの、
その後は4ティック安の141.69で推移した。
 現物市場でも利回りは短期債から長期債にわたり過去最低近辺にとどまり、10年物
<DE10YT=TWEB>利回りは前日比横ばいの1.61%で推移した。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは6.6ベーシスポイント(bp)低下の
5.80%。この日の国債入札でスペイン政府が目標の上限にあたる資金を調達したこと
が好感された。
 ただ、ラボ銀行の金利ストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は「スペインでは
経済指標が悪化していること、銀行への資本注入が必要との議論が日に日に高まっている
ことを踏まえると、スペイン国債利回りがこの水準から上昇に向かうことは想像に難くな
い」としている。
 フランス10年債<FR10YT=TWEB>利回りは6bp低下の2.91%で推移。フランスの
国債入札も、週末に大統領選挙を控えた先行き不透明感を踏まえると、予想よりも順調に
こなされた。
 ウエストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービース氏は「大統領選挙に絡む先行
き不透明感は、国債入札にそれほど影響しなかったもようだ。政府は目標のほぼ上限にあ
たる資金を調達し、落札利回りは低下、応札倍率もそこそこに良かった」と指摘した。



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2012年05月03日

5/2欧州市場ロイターニュース

5/2欧州市場ロイターニュース

               1307GMT     1日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3138       1.3236
ドル/円<JPY=>             80.110       80.070
ユーロ/円<EURJPY=>        105.26       105.98

                 2日終値        前営業日終値
株 FT100              5758.11(‐54.12)    5812.23
  クセトラDAX     6710.77(‐50.42)     6761.19

金 現物午後値決め          1648.00               1664.00

               先物              現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.410  (+0.005)  0.085(-0.003)
独連邦債2年物                                0.085(0.088)
独連邦債10年物(6月限) 141.66  (+0.57)     1.615(1.660)
独連邦債30年物                             2.345(2.366)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルに対して3日連続で下落した。このところの軟調な指標と共に、
フランスやギリシャでの選挙を控え、ユーロ圏経済のより深刻な減速への懸念が再燃して
いる。
 ただ、ユーロは4月の米ADP民間雇用者数が2011年9月以来の小幅増にとどまっ
たことを受けて、下げ幅を一時縮小した。

 <株式> ロンドン株式市場は小反落して終了した。好調な売り上げで小売のネクスト
<NXT.L>や衛星放送大手BスカイB<BSY.L>が上昇したものの、銀行株や石油株が売られた。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は54.12ポイント(0.93%)安の
5758.11。
 4月のユーロ圏製造業PMI改定値が2009年6月以来の低水準となったことで市場
心理が悪化し、バークレイズ<BARC.L>やロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>といった
銀行株<.FTNMX8350>が値を下げた。
 石油株<.FTNMX0530>も下落。特にBP<BP.L>は、第1・四半期が予想以上に大幅な減益
となったことを受けクレディ・スイスが同社の目標株価を引き下げたことが嫌気され、値
を下げた。
 ネクストは2.6%高。第1・四半期の売上高が予想に届いたことが好感された。
 好調な決算を受けて、BスカイBも一時、2.5%上昇したが、1.5%高で引けた。


 欧州株式市場は下落。4月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が2009
年6月以来の低水準となり、欧州経済をめぐる懸念が高まったことに加え、米経済指標も
弱い内容となり、同国が欧州の景気回復もけん引するとの期待が後退した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.42ポイント(0.42%)安
の1043.65。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.38ポイント(0.71%)安の
2290.31。
 マークイットが発表した4月のユーロ圏製造業PMI改定値は45.9となり、前月の
47.7から低下、景況感の改善と悪化の分岐点となる50を9カ月連続で下回り、20
09年6月以来の低水準となった。
 午後になると、4月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が予想を大幅に下回った
ほか、3月の米製造業新規受注が3年ぶりの大幅な減少となり、マクロ経済の見通しはい
っそう不透明になった。
 ユーロ圏製造業PMIを受けて域内の銀行株<.SX7E>が2.9%下落。イタリアのウニ
クレディト<CRDI.MI>とインテサ・サンパオロ<ISP.MI>がそれぞれ4.6%と5.7%の
大幅安となったほか、スペインのBBVA<BBVA.MC>とサンタンデール<SAN.MC>も3%超
下落した。
 スイスのUBS<UBSN.VX>は第1・四半期のプライベート銀行業務の資金流入が堅調だ
ったことを好感し、3.7%高で引けた。

 <ユーロ圏債券> 質への逃避買いから、独連邦債利回りが過去最低をつけた。4月の
ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が2009年6月以来の低水準となったこ
とに加え、4月のADP全米雇用報告では、民間部門雇用者数が2011年9月以来の小
幅増にとどまり、世界経済の成長鈍化懸念が高まった。
 独連邦債先物<FGBLc1>は過去最高値となる141.83に上昇。
 ロイターのデータによると、独2年債、5年債の利回りはそれぞれ過去最低となる
0.07%と0.549%をつける一方、10年債利回り<DE10YT=RR>も過去最低の
1.599%に低下した。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は10ベーシスポイント(bp)上昇の
5.87%。イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は2bp上昇の5.56%となった。
 スペインは3日、最大25億ユーロの3・5年債入札を予定している。スタンダード・
アンド・プアーズ(S&P)による格下げ後、初の国債入札で、入札を控えた警戒感から
スペイン国債はイタリア国債をアンダーパフォームした。



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2012年05月02日

5/1欧州市場ロイターニュース

5/1欧州市場ロイターニュース

               1316GMT     30日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3271     1.3240
ドル/円<JPY=>             79.830     79.780
ユーロ/円<EURJPY=>        105.95     105.62

                 1日終値        前営業日終値
株 FT100              5812.23(+74.45)    5737.78
  クセトラDAX       N/A                 6761.19

金 現物午後値決め           1664.00              1651.25

               先物              現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)    N/A           N/A
独連邦債2年物                                  N/A
独連邦債10年物(6月限)   N/A           N/A
独連邦債30年物                                 N/A
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが対ユーロで1カ月ぶりの水準に低下し、対円では一時2カ月半ぶり安
値をつけた。このところの軟調な米経済指標が重しとなっている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.2%高の1.3277ドル。
 ドル/円<JPY=>はほぼ変わらずの79.82円。一時は79.62円まで下落した。
 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が予想より大幅な50ベーシスポイント
(bp)の利下げに踏み切ったことを受けて豪ドルは売り込まれ、豪ドル/米ドル
<AUD=D4>は0.9%安の1.0324米ドル、豪ドル/円<AUDJPY=R>は82円近辺で
約3カ月ぶり安値となっている。

 <株式> ロンドン株式市場は 大幅反発。4月の米ISM製造業景気指数が予想を上
回り改善 したことを受け、世界経済成長をめぐる期待が高まるなか、銀行・商品株を中
心に買いが膨らんだ。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は4月3日以来初めて5800を超えて終了した。
 リスク選好度が高まるなか、銀行株が買われ、ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>
は8.4%高。同日発表した第1・四半期決算は、税引き前利益が2億8800万ポンド
となり、前年同期から黒字転換した。
 米ISM製造業景気指数を受け、需要改善につながるとの期待から、銅価格<CMCU3>が
上昇。鉱山株<FTNMX1770>もこれに追随した。
 エネルギー株<.FTNMX0530>も原油価格の上昇を手がかりに買われた。
 メーデーの祝日で、欧州の大半の市場が休場となったことから、商いは薄かった。

 欧州株式市場は休信。

 <ユーロ圏債券> 休信。



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2012年05月01日

4/30欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


4/30欧州市場ロイターニュース

               1318GMT     27日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3221     1.3252
ドル/円<JPY=>             80.100     80.240
ユーロ/円<EURJPY=>        105.92     106.36

                 30日終値        前営業日終値
株 FT100              5737.78(‐39.33)    5777.11
  クセトラDAX     6761.19(‐40.13)    6801.32

金 現物午後値決め           1651.25             1663.50          

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.405  (+0.025)  -0.003(0.009)
独連邦債2年物                                0.088(0.110)
独連邦債10年物(6月限) 141.17  (+0.47)     1.660(1.703)
独連邦債30年物                             2.366(2.409)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが対円で80円を下回り、約2カ月ぶりの安値を更新した。朝方発表さ
れたシカゴ地区購買部協会の4月の景気指数が56.2と予想の61.0を大きく下回っ
たことを受け、ドルが売られた。
 ユーロは対ドルで下落。ドイツの3月の小売売上高が予想を下回ったことに加え、スペ
インの第1・四半期の成長率がマイナス0.3%となり2四半期連続でマイナス成長に陥
ったことで、ユーロ売りが出た。

 <株式> ロンドン株式市場は5営業日ぶりに反落。欧州債務危機をめぐる懸念が根強
いなか、業績不安からヘッジファンドのマン・グループ<EMG.L>や電力のスコティッシュ・
アンド・サザン・エナジー(SSE)<SSE.L>などが売られた。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は39.33ポイント(0.68%)安の
5737.78。4月全体では0.5%下落した。これまでに発表されている企業決算は
比較的好調となっているものの、スペイン経済や欧州政局への不安を受け、ユーロ圏債務
問題をめぐる懸念が再燃し、相場への重しとなった。
 マンは3.3%安。5月1日に決算発表を控えている。ピール・ハントのアナリスト、
マーク・ウィリアムソン氏は、スペイン格下げを受け欧州経済を取り巻く不透明性が再び
高まっており、マンの業績に影響する可能性があると指摘した。
 銀行株<.FTNMX8350>も安い。週内に業績発表を行うロイズ・バンキング・グループ
<LLOY.L>とロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>などが売られた。
 SSEは1.1%安。JPモルガンによる目標株価引き下げが響いた。

 欧州株式市場は薄商いのなか5営業日ぶりに下落して終了した。スペインが2四半期連
続でマイナス成長に陥ったことでユーロ圏債務危機に対する懸念が再燃したことなどが重
しとなった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は8.22ポイント(0.78%)
安の1043.28。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は37.59ポイント(1.60%)安
の2306.43で取引を終えた。同指数は月初から8.2%下落。1カ月の下落率とし
ては2010年8月以降で最大となった。
 欧州の多くの証券取引所が5月1日は休場となることからこの日の商いは薄く、売買高
は90日平均の74%にとどまった。
 スペインのIBEX<.IBEX>指数は月初から12.5%下落。1カ月の下落率としては
過去約1年半で最大となった。5月にはフランスで大統領選の決戦投票、ギリシャでは総
選挙が控えていることから、欧州諸国の債務危機対策への合意が遠のく恐れがあるとの懸
念が市場で出ている。
 クーツの株式ストラテジスト、ジェームズ・バターフィル氏は「マクロ経済面、もしく
は政治面から見ると、欧州の状況は良くない。短期的な情勢について懸念している」と述
べた。
 前週は比較的堅調だった企業決算が追い風となり、株価は上昇。ただ、この日の取引で
は、DJユーロSTOXX50種指数の2348近辺にある200日移動平均線がテクニ
カルな抵抗線となり、株価は上値が重かった。
 RBSのテクニカル・ストラテジスト、ドミートロ・ボンダル氏は「200日移動平均
線という形で阻害要因が引き続き存在している」と指摘した。
 この日はスポーツ用品の独アディダス<ADSGn.DE>が好決算を手がかりに5.3%上昇。
今後、欧州の株式市場を浮揚させるには、企業の好決算がカギになるとの見方も出ている。
 欧州株式市場の今後の行方について、前出のバターフィル氏は、最終的にユーロ圏崩壊
が回避されたとしても、市場でこうした危機が織り込まれ始めた
場合、株価はさらに8.7%下落し、DJユーロSTOXX50種指数は2115近辺ま
で下げる可能性がある」と警告した。
 ただ「スペインの失望的な状況、およびフランスとギリシャで行われる選挙の歓迎せざ
る結果は市場では織り込み済みとなっている。こうしたなか企業決算が予想を上回った場
合、ユーロ圏崩壊の可能性が強まらない限り、このところの調整局面で株価がさらに下落
することはないとみている」と述べた。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが低下した。第1・四半期の国内総生産(GD
P)が前期比0.3%減となり、市場予想(0.4%減)ほどは落ち込まなかったことが
支援した。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は11ベーシスポイント(bp)低下の
5.80%。だが市場のリスク回避ムードは継続しており、心理的に重要な節目となる6
%の水準まで国債利回りが上昇する危険からスペインが脱却したわけではないとストラテ
ジストは指摘している。
 GDPは中銀や市場の予想ほどは落ち込まなかったが、2四半期連続のマイナス成長と
なったことで、緊縮財政による成長下押しへの懸念が高まっている。
 みずほのストラテジスト、リカルド・バルビエリ氏は、GDPデータは予想よりも上振
れしたが、経済の悪化傾向に変化はないとし、「今後もスペインに関しては『アンダーウ
エート』を維持する。スペイン経済が改善するとは見込んでいない」と述べた。
 市場関係者によると、商いが低調だったことで値動きが大きくなった。またスペインと
イタリア国債については、短期筋による取引がほとんどを占めたという。
 スペインは5月3日に最大25億ユーロの3年・5年債入札を予定している。前週のス
タンダード・アンド・プアーズ(S&P)による格下げ後、初の国債入札で、入札を控え
た警戒感から、利回りが一段と低下する余地は乏しいとみられている。
 イタリア国債利回りは、スペイン国債に追随する格好でこのところ上昇基調にあるが、
スペイン国債は今後もイタリア国債をアンダーパフォームする見通し。
 10年物スペイン国債のイタリア国債に対する利回り格差は25bpとなっている。
 ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>は4bp低下の1.66%。2年債利回り
<DE2YT=TWEB>は1.4bp低下の0.88%となった。
 独連邦債先物<FGBLc1>は39ティック上昇の141.39で清算した。



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2012年04月28日

4/27欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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4/27欧州市場ロイターニュース

               1303GMT    26日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3257     1.3208
ドル/円<JPY=>             80.610     81.010
ユーロ/円<EURJPY=>        106.89     107.00

                 27日終値        前営業日終値
株 FT100              5777.11(+28.39)   5748.72
  クセトラDAX     6801.32(+61.42)   6739.90

金 現物午後値決め           1663.50             1653.50          

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.390  (+0.020)  0.009(0.006)
独連邦債2年物                                0.110(0.095)
独連邦債10年物(6月限) 140.69  (‐0.23)     1.703(1.691)
独連邦債30年物                             2.409(2.412)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルがユーロと円に対して数週間ぶり安値をつけている。第1・四半期の米
国内総生産(GDP、速報値)が前期から減速し、予想を下回ったことを受け、米連邦準
備理事会(FRB)による追加緩和観測が高まった。
 ロイターのデータによると、ユーロ/ドル<EUR=>は一時3週間ぶり高値となる
1.3270ドルをつけた。

 <株式> ロンドン株式市場は4日続伸。鉱山・銀行株など景気敏感株に買いが入った。
ヘッ ジファンド大手マン・グループ<EMG.L>はM&A(合併・買収)観測を手がかりに急
伸し た。
 ここ数週間で35%下落していたマン・グループはこの日、商いを伴って14.1%上
 昇した。アナリストの1人は、マン・グループをめぐる買収観測が最近再燃しており、
株 価上昇につながったと指摘した。ソシエテ・ジェネラルが、同社の株価下落は行き過
ぎと し、投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたことも支援材料となった。
 銀行・鉱山セクターが買われ、FT100種総合株価指数を15ポイント押し上げた。
 前日のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるスペイン格下げを受け、欧州
銀行株指数<.SX7P>は序盤下落していたが、その後反発。FT350銀行指数<.FTNMX8350>
も中盤までに値を戻した。
 バークレイズ<BARC.L>は4.7%高。幹部報酬計画に対する株主の強い反発を受け、ア
ギウス会長が配当を「大きく」引き上げる意向を示したことを好感した。
 HSBC<HSBA.L>も1.2%上昇した。

 欧州株式市場は上昇。スペインの格下げや予想を下回る米国内総生産(GDP)が弱気
材料となるなか、スウェーデンのエンジニアリング企業サンドビック<SAND.ST>などの好
決算を手がかりに買いが優勢となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.19ポイント(0.69%)高
の1051.50。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.33ポイント(0.92%)高
の2344.02。
 序盤の取引ではスペインの動向に焦点が集まった。スタンダード・アンド・プアーズ
(S&P)は前日、スペインの長期ソブリン信用格付けを「A」から「BBB+」に2段
階引き下げ、景気や銀行セクターの状況が悪化し、財政が当初の想定以上に悪化するリス
クがあると指摘した。同国のマルガージョ外相はこの日、スペイン経済は「巨大な危機」
に直面しているとの考えを示した。
 ただスペインの株価<.IBEX>は1.7%高と堅調だった。今月に入ってからは15%値
下がりしていることもあり、買い戻しが入った可能性もあるとみられている。
 第1・四半期の米国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比2.2%増となり、
 ロイターがまとめたアナリスト予想の2.5%増を下回った。民間設備投資の減少と在
庫積み増しペースの減速が響き、前期の3.0%増から鈍化した。
 こうしたなか、サンドビックやアトラスコプコ<ATCOa.ST>の四半期受注が急増し、過去
最高水準となったことが好感された。アジアでの減速を補う以上の需要増がみられたとい
う。サンドビック<SAND.ST>は12.5%急騰。アトラスは0.9%高。
 伊自動車メーカーのフィアット<FI.MI>は4%高。証券会社が見通しを引き上げた。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが危険水域とされる6%の水準を突破した。格
付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるスペイン格下げを受け、域内
債務国に対する懸念が高まった。
 S&Pは26日、景気や銀行セクターの状況悪化で、財政が当初の想定以上に悪化する
リスクがあるとし、スペインの長期ソブリン信用格付けを「A」から「BBB+」に2段
階引き下げた。格付け見通しは「ネガティブ」としている。
 これを受け、スペイン10年物国債利回り<ES10YT=TWEB>は6.03%に達した。軟調
な国内の小売売上高データや一段の格下げへの懸念も重しとなった。
 ただ終盤の取引では、6ベーシスポイント(bp)上昇の5.91%で推移している。
 ウェストLBのストラテジスト、ジョン・デービーズ氏は「スペインに関して明るい材
料を探すのは困難だ。スペインの格付けが引き下げられたことから、市場はイタリアの格
付けはどうなるかと気をもんでいるはずだ」と述べた。
 S&Pの欧州ソブリン格付け部門責任者モーリッツ・クレーマー氏が、ユーロ圏のソブ
リン格付けほぼすべてに関して、格下げのリスクがあるとの見方を示したことも地合いを
悪化させた。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は一時5.78%まで上昇したが、直近では
5.65%で推移している。
 独連邦債先物<FGBLc1>は22ティック低下の140.70で清算。一時は141.38
まで買われ、過去最高値をつけた。



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2012年04月27日

4/26欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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4/26欧州市場ロイターニュース

               1301GMT    25日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3213     1.3222
ドル/円<JPY=>             80.680     81.260
ユーロ/円<EURJPY=>        106.59     107.40

                 26日終値       前営業日終値
株 FT100              5748.72(+29.83)  5718.89
  クセトラDAX     6739.90(+35.40)  6704.50

金 現物午後値決め           1653.50            1637.75

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.375  (+0.030)  0.006(0.017)
独連邦債2年物                                0.095(0.123)
独連邦債10年物(6月限) 140.86  (+0.66)     1.691(1.745)
独連邦債30年物                             2.412(2.453)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで3週間ぶり高値から下落した。同日発表された4月のユー
ロ圏の景況感指数は前月から低下、業況指数も悪化したことで、ユーロ圏の景気見通しに
対する懸念が強まった。
 ただ、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が25日、米経済が悪化した場合
に追加緩和を行う用意があるとの姿勢を示したことで、下値も限られている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、取引時間中の安値である1.3199ドルまで下落したが、
直近では0.1%安の1.3213ドルで取引されている。
 ドル/円<JPY=>は0.7%安の80.71円。

 <株式> ロンドン株式市場は3日続伸して終了した。企業決算シーズンが本格化する
なか、石油関連株が買われ、医薬品アストラゼネカ<AZN.L>の下げを相殺した。
 ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L> は3.2%高。第1・四半期決算が予想を上回る
11%の増益となったことが支援した。
 競合のBP<BP.L>も2.8%高、BGグループ<BG.L>も1.3%高となった。
 レジャー関連のウィットブレッド<WTB.L>や日用品のユニリーバ<ULVR.L>も好決算を手
がかりに上昇した。
 銀行株<.FTNMX8350>の一角も買われた。バークレイズ<BARC.L> は0.9%高。第1・
四半期決算は市場予想を上回る22%の増益となった。
 半面、アストラゼネカは6.1%安と大幅安。予想を下回る四半期決算や最高経営責任
者(CEO)の退任などが嫌気された。

 欧州株式市場は決算や経済指標がまちまちの内容となったことで、ほぼ変わらずで終了
した。
 ドイツ銀行<DBKGn.DE>の決算が予想を下回ったことを受け、銀行株<.SX7E>には一部で
利食い売りが出た。
 4月のユーロ圏の景況感指数が予想以上に低下したことで地合いが悪化したが、その後
発表された3月の米住宅販売保留指数がおよそ2年ぶりの高水準となり、相場は午後に入
り下げ幅を縮小した。
 またオランダ与野党による2013年の予算協議が合意間近とのニュースも、同国の財
政政策に対する懸念を和らげ、相場を支援した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.76ポイント(0.17%)高
の1044.31。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.22ポイント(0.01%)安の
2322.69。
 欧州情勢は不安を抱えるものの、域内大手企業の決算は、新興国や米国がなお成長の源
泉になり得ることを示した。
 独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG.DE>は商いを伴って8.7%急伸。同社が発表し
た第1・四半期決算は営業利益が10%増加した。アジア、米国、中南米、ロシア市場の
好調が西欧需要の減退を打ち消した。
 VWの決算が自動車関連銘柄の追い風となり、BMW<BMWG.DE.>2.3%高、タイヤメ
ーカーのコンチネンタル<CONG.DE>は1.5%高となった。
 中国本土事業などの堅調さを背景に、好決算を発表した仏高級品・小売り大手PPR
<PRTP.PA>は4.9%上昇。
 市場予想を上回る決算を発表したロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>も3.2%値を上
げた。
 半面、アストラゼネカ<AZN.L>は6.1%急落。第1・四半期決算がさえない内容とな
ったほか、同社はデビッド・ブレナン最高経営責任者(CEO)が辞任することを明らか
にした。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇した。欧州委員会がこの日発表した4月のユー
ロ圏の景況感指数が予想を下回ったことで、債務危機が悪化するとの懸念が再燃。安全資
産とされる独連邦債に買いが入った。
 大和キャピタル・マーケッツのクリス・シクルナ氏は「ユーロ圏周辺国にとり、経済成
長がなくては(危機からの)脱却もなくなる。債務と赤字は高止まりし、投資も細る。ま
さに悪循環だ」と述べた。
 イタリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは一旦は上昇していたものの、その後は低下に
転じ、前日比ほぼ横ばいの5.65%で取引を終えた。
 独連邦債先物<FGBLc1>は72ティック高の140.92で清算。23日につけた過去最
高値の141.37に迫った。独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りは5ベーシスポイ
ント(bp)低下の1.68%。過去最低水準の1.55%に迫っている。
 この日はオランダで2013年予算案に関して与野党間の合意が間近と報じられたもの
の、独連邦債への需要は堅調だった。
 オランダ10年債<NL10YT=TWEB>利回りは8bp低下の2.25%で推移した。
 イタリアは27日に最大62億5000万ユーロの国債の入札を実施。ユーロ圏債務危
機が深刻化するのかを見極める重要な試金石となる。
 イタリアとスペインの10年債利回りはともに6%近辺で推移しており、以前につけた
高水準からは下げている。ただ市場関係者によると、両国の国債に向かう資金の流れは非
常に細っているだけでなく、短期筋の売買に左右されやすくなっている。こうしたなか、
イタリアの国債入札の結果が判明するまで、様子見姿勢が続くとみられている。



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2012年04月26日

4/25欧州市場ロイターニュース

4/25欧州市場ロイターニュース

               1259GMT  24日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3205   1.3194
ドル/円<JPY=>             81.250   81.350
ユーロ/円<EURJPY=>        107.29   107.33

                 25日終値     前営業日終値
株 FT100         5718.89(+9.40)  5709.49
  クセトラDAX   6704.50(+114.09) 6590.41

金 現物午後値決め      1637.75       1649.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.350  (+0.020)  0.017(0.010)
独連邦債2年物                                0.123(0.135)
独連邦債10年物(6月限) 140.21  (‐0.41)     1.745(1.709)
独連邦債30年物                             2.453(2.422)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで3週間ぶり高値に上昇。この日の米連邦公開市場委員会
(FOMC)後に発表される声明が注目されている。
 また、ユーロ圏周辺国の国債利回りが低下するなか、ユーロ圏の景気見通しをめぐる懸
念が和らいでいる。
 ロイターデータによると、ユーロ/ドル<EUR=>は一時1.3235ドルまで上昇。直近
では、0.1%高の1.3205ドルで取引されている。
 ポンド <GBP=>/ドルは7カ月ぶり高値から下落し、0.2%安の1.6107ドルで
推移。英国の第1・四半期実質国内総生産(GDP)伸び率速報値が前期比マイナス
0.2%となり、金融危機以降2度目の景気後退(リセッション)に陥ったことが嫌気さ
れている。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸して終了した。この日の米連邦公開市場委員会
(FOMC)後に発表される声明に注目が集まった。
 第1・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率速報値が前期比マイナスで景気後退
(リセッション)に陥ったことや、製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)
<GSK.L>の第1・四半期決算が失望を誘う内容となったことは材料視されなかった。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は9.40ポイント(0.16%)高の
5718.89。
 鉱山株<.FTNMX1770>が堅調だった。投資家のリスク選好が再び高まり、銅価格<CMCU3>
はしっかり。
 ベダンタ<VED.L>が4.3%高で上げを主導。エクストラータ<XTA.L>は3%高、リオ・
ティント<RIO.L>も2%高だった。
 半面、GSKは決算発表を受けて3%安と大きく値を下げた。
 セントリカ<CNA.L>は3.8%安、ヘッジファンドのマン・グループ<EMG.L>は1.9%
安。
 リード・エルゼビア<REL.L> は2.6%下落、小売大手テスコ<TSCO.L>も2.6%安で
引けた。
 米アップル<APPL.O>の好決算を受け、英半導体設計のARMホールディングス<ARM.L>
は1.1%高だった。ジェフリーズは同社の投資判断を「アンダーパフォーム」から「ホ
ールド」に引き上げた。

 欧州株式市場は続伸して終了した。企業の好決算に支援された。ただ、投資家の間では、
ユーロ圏のぜい弱な経済情勢や債務危機を背景に、相場が近く下げに転じるとの見方も
ある。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.05ポイント(0.97%)
高の1042.55。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は38.83ポイント(1.70%)高
の2322.91。ここ2日間の上昇としては、5カ月ぶりの大きさとなった。
 この日は、比較的な堅調な企業決算を手がかりに、自動車株<.SXAP>などの景気循環株
が上げを主導した。
 フィアット・インダストリアル<FI.MI>の上げが目立ち、7%高で終了。同社の農業機
械部門のCNH<CNH.N>が発表した第1・四半期決算は、純利益が前年同期比でほぼ倍増
した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが上昇。この日実施された独連邦債30年物入札は
需要が振るわず、実質的な札割れとなった。
 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇し1.66%。
同30年物利回りは3.5bp上昇の2.455%。
 独連邦債先物<FGBLc1>は44ティック安の140.18。前日発表された米アップル
<AAPL.O>の好決算を受け、企業業績をめぐる懸念が後退し、リスク選好度が高まったこと
も重しとなった。
 ドイツはこの日の新発30年債(償還2044年7月)入札で24億1000万ユーロ
を発行。予定の30億ユーロに対し5億9500億ユーロを発行留保し、実質的な札割れ
となった。平均利回りは2.41%で、前回1月25日の2.62%を下回った。
 同債の表面利率は2.5%と、独超長期債としては過去最低となる。
 独連邦債が安全資産としての需要を集めたことで利回りが低下し、一部投資家が独連邦
債の買い入れに消極的になっていることが浮き彫りとなった。
 ただ、週内に実施されるイタリア国債を控え、独連邦債の下げは限定的になるとみられ
ている。
 イタリアは27日に62億5000万ユーロの5・10年債などの入札を実施する。
26日には85億ユーロの6カ月物短期国債(Tビル)の入札も行われる。
 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りはこの日、3bp低下し、5.65%と
なった。
 スペイン国債10年物<ES10YT=TWEB>利回りも6bp低下の5.82%。



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2012年04月25日

4/24欧州市場ロイターニュース

4/24欧州市場ロイターニュース

               1442GMT  23日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3196   1.3154
ドル/円<JPY=>             81.150   81.170
ユーロ/円<EURJPY=>        107.07   106.75

                 24日終値     前営業日終値
株 FT100           5709.49(+43.92)  5665.57
  クセトラDAX    6590.41(+67.41)  6523.00


金 現物午後値決め            1649.50        1629.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.335  (+0.015)  0.010(0.024)
独連邦債2年物                                0.135(0.114)
独連邦債10年物(6月限) 140.57  (‐0.72)     1.709(1.650)
独連邦債30年物                             2.422(2.368)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルに対して上昇した。朝方発表された2月の米S&P/ケース・
シラー住宅価格指数が、季節調整済前月比で10カ月ぶりの上昇となったことなどから、
米国の景気回復に対する楽観的な見方が強まった。
 ロイターデータによると、ユーロ/ドル<EUR=>は一時1.3218ドルまで上昇したが、
直近では0.3%高の1.3194ドルで取引されている。
 25日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、変わりやすい相場展
開を予想する声もある。
 オランダの連立政権崩壊やフランス大統領選などで、ユーロ圏の新財政協定批准に障害
が生じる可能性への懸念も残る。
 安全通貨の円レートはおおむね堅調に推移し、ドル/円<JPY=>はほぼ変わらずの
81.14円で取引されている。
 豪ドル<AUD=>は0.1%安の1.0306米ドル。

 <株式> ロンドン株式市場は反発。米住宅関連指標が予想を上回ったことでリスク選
好が高まった。
 証券会社のコメントで保険株が上昇した一方、たばこ銘柄は売られた。
 米商務省が発表した3月の新築1戸建て住宅販売(季節調整済み)は4カ月ぶりの低水
準となったものの、アナリストの予想は上回った。
 この日は証券会社のコメントが材料視される展開となり、ヘッジファンドのマン・グル
ープ<EMG.L>は4.8%急伸。UBSが同社について、M&A(合併・買収)の対象とな
る可能性があるとの見方を示したことが支援した。
 インターナショナル・エアラインズ・グループ<ICAG.L>は投資判断の引き上げを好感し
て3.6%上昇。
 保険銘柄も買われ、アヴィヴァ<AV.L>は4.2%、プルーデンシャル<PRU.L>は約
1.7%、それぞれ上昇した。
 一方、たばこ銘柄は売られ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>が1.8%、
インペリアル・タバコ<IMT.L>が1%、それぞれ下落した。バンク・オブ・アメリカ・メ
リルリンチが両社の投資判断と目標株価を引き下げたことが嫌気された。

 欧州株式市場は反発。一連の明るい企業業績見通しが、欧州政局をめぐる不透明感を一
部払しょくした。
  FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.74ポイント(1.05%)
高の1032.50。前日大幅安となっていた銀行株<.SX7P>などが値を戻し、この日
の上昇に寄与した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は39.25ポイント(1.75%)高
の2284.08。

 仏タイヤメーカーのミシュラン<MICP.PA>が高い。通年の売上高目標を確認するなど、
強気な見通しを示したことが好感され、6.1%上昇した。
 オランダの通信大手KPN<KPN.AS>やベルギー化学のソルベイ<SOLB.BR>も明るい業績
見通しを手がかりに買われた。

 企業のM&A(買収・合併)動向も引き続き相場を支えている。
 スウェーデン通信のテリアソネラ<TLSN.ST>は6.6%高。保有する露メガフォンの株
式の一部を売却する計画を発表した。

 オランダがこの日の入札を無難にこなしたことで、同国の政情をめぐる懸念は一部和ら
いだ。ただ、欧州の債務問題は引き続き、欧州株価の重しになるとみられている。


 <ユーロ圏債券> 前日に内閣が総辞職したオランダの国債入札が順調にこなされたこ
とを受け、同国の国債利回りが低下した。
 この日はまた、スペインとイタリアの国債入札も底堅い結果となったこと、さらに高リ
スク資産への需要が回復したことも市場安定化に一役買い、両国の国債利回りも低下した。
 ただ市場では、ユーロ圏債務危機が深刻化し、借り入れコストが上昇していることから、
一連の国債入札が順調にこなされたとはいえ、こうした安定は長続きしないとの見方も
出ている。

 オランダはこの日、2年債、および25年債の入札を実施し、目標レンジの中間程度と
なる20億ユーロを調達した。落札利回りは流通市場での利回りとおおむね同水準となっ
た。
 ロイズのストラテジスト、アキレアス・ゲオゴポウロス氏は「オランダは、より広範な
『リスクオン』の流れの恩恵を受けている」と述べた。
 オランダ2年債<NL2YT=TWEB>利回りは16ベーシスポイント(bp)低下の0.36%、
同10年債<NL10YT=TWEB>利回りは9bp低下の2.34%で推移した。
 前日の取引ではオランダ国債利回りは上昇し、独連邦債との利回り格差は87bpと、
3年ぶりの水準まで拡大していた。この日の取引では、同利回り格差は前日比15bp縮
小の72bpで推移した。

 ドイツは25日、30年債入札を実施する。調達目標額は30億ユーロ。ストラテジス
トによると、表面利率は2.5%と過去最低となっているものの、入札規模が比較的小さ
いことに加え、債務危機が収束の兆しを見せていないことから、安全資産としての独連邦
債に堅調な需要が見られると予想されている。この日の取引で、独連邦債30年物利回り
は2.4%で推移した。
 結局独連邦債先物<FGBLM2>は67ティック安の140.62で清算。前日は
141.37の最高値をつけていた。独連邦債10年物利回り<DE10YT=TWEB>は6bp上
昇の1.617%で推移した。

 スペインは3カ月物と6カ月物の短期証券(Tビル)の入札を実施し、目標の上限近い
資金を調達した。ただ、落札利回りは前月の前回入札からほぼ2倍の水準に上昇した。
 イタリアが実施した物価連動債などを含む一連の国債入札も順調にこなされたが、同国
は27日に中長期債の入札が控えていることから、イタリア国債はスペイン国債をアンダ
ーパフォームした。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは16bp低下の5.87%で推移。イタリア
10年債<IT10YT=TWEB>利回りの低下は6bpにとどまり、5.69%で推移した。



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2012年04月24日

4/23欧州市場ロイターニュース

4/23欧州市場ロイターニュース

               1237GMT   20日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3129   1.3221
ドル/円<JPY=>             81.110   81.540
ユーロ/円<EURJPY=>        106.50   107.76

                23日終値     前営業日終値
株 FT100          5665.57(‐106.58) 5772.15
  クセトラDAX     6523.00(‐227.12) 6750.12

金 現物午後値決め       1629.00             1641.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.320  (+0.000)  0.024(0.027)
独連邦債2年物                                0.114(0.141)
独連邦債10年物(6月限) 141.19  (+0.81)     1.650(1.701)
独連邦債30年物                             2.368(2.388)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルでつけていた2週間ぶり高値から下落。ユーロ圏債務危機が
欧州全体に拡
大する可能性があるとの懸念が圧迫している。
 週内に実施されるイタリア・オランダ国債入札を控え、投資家のユーロに対するセンチ
メントが弱気となっていることが指摘されている。また、オランダの連立政権が崩壊の瀬
戸際にあるなど、政治リスクの高まりがユーロを当面圧迫する公算が大きいとみられてい
る。

 <株式> ロンドン株式市場は反落して終了した。欧州の政治的不透明性や失望を誘う
指標を背景に、ユーロ圏の債務状況をめぐる懸念が再燃するなか、商品株や銀行株が下げ
を主導した。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は106.58ポイント(1.85%)安の
5665.57。終値としては13日以来の安値。
 この日発表された4月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月から
低下、市場予想を下回った。ユーロ圏が少なくとも下期まで、景気後退局面にとどまる可
能性を示唆した。
 オランダ内閣はこの日、財政再建策をめぐる与野党の意見対立を背景に、総辞職を表明。
また、22日のフランス大統領選挙では、野党・社会党のオランド候補が首位に立った。
同氏は財政規律強化に向けた欧州連合(EU)の新財政協定を見直す考えを示している。
 ユーロ圏をめぐる懸念に加え、強弱まちまちの結果となった中国の指標を受け、銅価格
<CMCU3>や原油価格<CLc1>が下落。これに追随し、商品株<.FTNMX1770><.FTNMX0530>が大
きく下落した。
 4月中国購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月から上昇したものの、6カ月連続
で景況感の改善と悪化の分岐点となる50を下回った。
 銀行株<.FTNMX8350>も安い。同セクターの第1・四半期決算シーズンを控え、ユーロ圏
債務問題へのエクスポージャーをめぐる不安に圧迫された。
 26日に決算発表を控えるバークレイズ<BARC.L>の売りが優勢となり、4.2%下落し
た。
 個別銘柄では、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社インターナショナル・
エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>が5.4%安。20日に完了した独ルフトハ
ンザ<LHAG.DE>の英子会社bmiの買収に伴う影響が懸念されている。
 一方、衛星放送大手BスカイB<BSY.L>は逆行高。自社株買いが好感され、0.7%上
昇した。5月2日に第3・四半期決算発表する。

 欧州株式市場は反落。ユーロ圏の経済指標が予想を下回ったことで景気への悲観的な見
方が強まったほか、フランスやオランダの政局不安を背景にユーロ圏債務危機の深刻化に
対する懸念が広がった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は24.32ポイント(2.32%)
安の1021.76となり、1月中旬以来の安値をつけた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は66.44ポイント(2.87%)安
の2244.83。
 マークイットが23日発表した4月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報
値は47.4と前月の49.1から低下、市場予想の49.3を下回り、欧州の需要見通
しや政府による財政赤字削減の取り組みをめぐる不透明感が強まった。
 JPモルガンのストラテジスト、エマニュエル・カウ氏は「ユーロ圏経済の勢いは鈍化
しており、低成長の環境では政府の財政目標達成は一段と困難になる」と述べた。また、
相場が持ち直すためには成長の再加速もしくは政策措置というきっかけが必要になるが、
明確な政策対応が示されるには相場がさらに軟化する必要があるかもしれないとの見方を
示した。
 ドイツと同様に財政緊縮重視を主張してきたオランダの政局混迷や、22日に実施され
た仏大統領選第1回投票で野党・社会党のオランド候補が現職のサルコジ大統領を抑えて
首位に立ったことも、欧州財政問題への懸念を拡大させる材料となった。
 この日は銀行株<.SX7E>が3.7%下落し、昨年11月下旬以来の安値をつけた。ユー
ロ圏の銀行は域内債券の大部分を保有している。
 スイスの食品大手ネスレ<NESN.VX>は2.8%安。同社は米製薬大手ファイザー<PFE.N>
のベビーフード部門を118億5000万ドルで買収すると発表したが、一部アナリスト
の間では価格が高過ぎるとの指摘が出ている。
 同部門の買収に名乗りを上げていた同業の仏ダノン<DANO.PA>は1.3%上昇した。
 オランダの電機大手フィリップス・エレクトロニクス<PHG.AS>は3.3%高。第1・四
半期決算が予想を上回ったことが支援材料となった。

 <ユーロ圏債券> オランダの政局絡みで同国債が売られ、他の周辺国債も軟調となった。
こうしたなか、独連邦債は値上がりし、オランダ国債と独連邦債との利回り格差は約3年
ぶりの水準に拡大した。
 オランダでは、財政緊縮策をめぐる少数連立与党と極右・自由党との協議が決裂し、
ルッテ首相は23日、内閣総辞職の方針をベアトリックス女王に伝えた。
 ある市場関係者は、「オランダ国債はかつて質への逃避先と考えられていたが、今では
利回りが上昇し、独連邦債とは似ても似つかない」と指摘。短期投資家に加え、長期投資
家からも処分売りが出たと述べた。
 4月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)が低下し、予想を下回ったことも、
周辺国債の売りや独連邦債の買いを後押ししたという。
 独連邦債先物<FBLM2>は97ティック高の141.29で清算。一時、141.37を
つけた。10年債利回り<DE10YT=TWEB>は6ベーシスポイント(bp)低下の1.56%。
一時1.549%をつけた。
 オランダでは翌24日に最大25億ユーロの国債入札が行われるが、市場では、比較的
小規模なことから十分な引き合いがあると見込まれている。
 オランダ10年債<NL10YT=RR>利回りは12bp上昇し2.43%。ロイターデータに
よると、独連邦債との利回り格差<NL10DE10=TWEB>は78bpと、2009年4月以降で
最大となった。市場では、財政目標の達成が失敗に終われば、同国はトリプルA格付けを
失いかねないとみられている。
 フランス10年債<FR10YT=TWEB>利回りは1bp上昇。22日に行われた大統領選挙の
第1回投票は、最大野党・社会党のオランド候補が、再選を目指す現職のサルコジ大統領
を抜き、5月6日の決選投票は両候補の一騎打ちとなることが決まった。



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2012年04月23日

朝方の欧州株式市場は軟調、仏大統領選などを嫌気

ロイターニュース

朝方の欧州株式市場は軟調、仏大統領選などを嫌気

 [ロンドン 23日 ロイター] 朝方の欧州株式市場は、フランスの大統領選や中国の経済指標を受けて、軟調に推移している。銀行株と素材株が特に安い。
 0745GMT(日本時間午後4時45分)現在、FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は1.6%安の1029.12。
 独連邦債<FGBLc1>は上昇。仏大統領選の第1回投票では、社会党のオランド候補が勝利したが、予想外に善戦した国民戦線(FN)の票を取り込めばサルコジ大統領も勝利する可能性がある。
 市場はオランダの政情にも注目している。

 銀行株ではING<ING.AS>が4%下落、銀行株指数<.SX7P>は1.4%安。中国の経済指標を受け素材株指数<.SXPP>は2%下落。



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4/22欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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4/22欧州市場ロイターニュース

               1324GMT   19日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3182       1.3134
ドル/円<JPY=>             81.710       81.590
ユーロ/円<EURJPY=>        107.68       107.22

                20日終値     前営業日終値
株 FT100          5772.15(+27.60)  5744.55
  クセトラDAX    6750.12(+78.90)  6671.22


金 現物午後値決め       1641.50            1650.00

                先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.320  (‐0.005)  0.027(0.029)
独連邦債2年物                                0.141(0.132)
独連邦債10年物(6月限) 140.60  (‐0.02)     1.701(1.695)
独連邦債30年物                             2.388(2.374)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで上昇し、週間ベースで2月以来の上げ幅となる勢いになっ
ている。4月のIFO独業況指数が予想を上回ったことを受けた。ただ、スペイン財政へ
の懸念や、22日のフランス大統領選挙第1回投票を取り巻く不透明感から、上げ幅を削
る可能性もある。
 関係筋の発言から、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、国際通貨
基金(IMF)の資金基盤を4000億ドル以上増強する決意が表明される見通しとなっ
たことも、ユーロを支援した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.6%高の1.3206ドル。一時、1.3223ドルまで上
昇し、2週間ぶり高値をつけた。
 ユーロ/円<EURJPY=R>は0.5%高の107.96円と2週間ぶり高値をつけた。
 ドル/円<JPY=>は81.66円。日銀の白川方明総裁が、消費者物価の前年比上昇率1
%を目指し、金融緩和を推進していく姿勢を強調したことを受け、円はドルに対し10日
ぶりの安値水準に近づいた。
 3月の英小売売上高が2011年1月以来の大幅な伸びとなり、英中銀の追加緩和観測
がさらに後退したことを受け、ポンドが対ドル<GBP=D4>で5カ月ぶり高値に上昇した。

 <株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。今週末の国際通貨基金(IMF)・
世銀春季総会でIMFの財源強化が合意されるとの期待から、銀行株と鉱山関連株に買い
が入った。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は27.60ポイント(0.48%)高の
5772.15。週足では2%上昇、1週間の上昇率としては2月以降で最大となった。

 この日は銀行株への買いが目立ち、銀行株指数<.SX7P>は2%上昇した。なかでも大き
く上げたのがロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>。インベステックが「買い」推奨を
確認したことが好感され、2.5%高で引けた。
 また、独IFO経済研究所が発表した4月の独業況指数が予想を上回ったことを受け、
景気に敏感な鉱山関連株も上昇。アングロ・アメリカン<AAL.L>やリオ・ティント<RIO.L>
などに積極的な買いが入り、鉱山関連株の上昇により、FT100種総合株価指数は8ポ
イント押し上げられた。

 一方、石油・ガス関連株は下落。BP<BP.L>などの下落により、FT100種総合株価
指数は約4ポイント押し下げられた。
 半導体のARMホールディングス<ARM.L>は、米クアルコム<QCOM.O>の決算発表を受け
売りが先行し、3.7%安で引けた。

 欧州株式市場は反発、週間では1カ月ぶり高値水準で引けた。4月のIFO独業況指数
が6カ月連続で上昇したことや、3月の英小売売上高は2011年1月以来の大幅な伸び
となったことで、ユーロ圏債務危機に対する市場の関心が弱まった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.29ポイント(0.51%)高
の1046.08。週間では1.8%上昇した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.60ポイント(1.16%)高
の2311.27。
 このほかスペインの主要株価指数であるIBEX35<.IBEX>は1.9%高だった。
 19日のスペイン国債入札が順調な結果に終わったことに加えて、米マイクロソフト<M
SFT.O>や米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N> の決算が予想を上回り、市場心理
が改善した。
 地合いの改善を反映し、投資家の不安心理を示すユーロSTOXX50ボラティリティ
指数<.V2TX>は7.3%低下した。
 保険株<.SXIP>が上げを主導。ジェフリーズが、資本創出の拡大が見られるとの前向き
な見方を示した。仏アクサ・グループ<AXAF.PA>は3.6%高、英アヴィヴァ<AV.L>も2
%高。
 銀行株<.SX7P>もブローカーの楽観的なコメントで買われた。BNPパリバ<BNPP.PA>は
3.7%高、ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>は3.5%高。バンク・オブ・アメリカ・
メリルリンチが、バリュエーションを理由に投資判断を引き上げた。
 ロイズ・バンキング・グループ <LLOY.L>は2.8%値上がりした。インベステック証
券が投資判断を「バイ」に据え置いたことが好感された。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債とイタリア国債利回りが上昇。今週実施されたスペイ
ン国債入札は、同国の財政状況をめぐる投資家の懸念を払しょくするには至らなかった。
 来週は、イタリアが国債入札を実施する。同国が財政再建計画を緩和してから初めての
入札となるため、注目されている。

 スペイン国債10年物利回りは一時、6%を突破。その後は、堅調な独指標を手がかり
に低下したものの、前日比4.9ベーシスポイント(bp)上昇の5.97%で推移した。
 19日の中長期債入札が市場予想に沿った内容とならなかったことを受け、スペイン国
債への売り圧力が強まっている。

 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りは一時5.74%に上昇。その後は前日比
5.6bp上昇の5.67%で推移した。
 仏大統領選を控え、市場の緊張が高まっていることもあり、来週予定されているイタリ
ア国債入札が厳しい環境に直面する可能性がある。
 22日に大統領選の第1回投票を控えるフランスの5年物クレジット・デフォルト・ス
ワップ(CDS)スプレッドは10bp拡大の210bpと、1月以来の高水準となった。
 仏国債10年物<FR10YT=TWEB>利回りはほぼ変わらずの3.10%。一時上昇する場面
もあった。

 独連邦債先物<FBLM2>は24ティック安の140.38で清算。一時、過去最高の
140.86をつけたものの、4月のIFO独業況指数が昨年7月以来の高水準になった
ことを受け、下げに転じた。
 30億ユーロの32年債入札を控え、独連邦債先物は来週初めに一段安になる可能性が
あるとみられている。コメルツ銀のストラテジスト、レイナー・グンターマン氏は「利回
りが2.5%を下回る水準で30年債を発行することはやや厳しいだろう」と指摘する。
 独連邦債30年物利回りはこの日、2.40%となった。



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2012年04月20日

4/19欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


4/19欧州市場ロイターニュース

               1308GMT   18日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3097     1.3120
ドル/円<JPY=>             81.530     81.280
ユーロ/円<EURJPY=>        106.81     106.63

                19日終値      前営業日終値
株 FT100          5744.55(‐0.74)   5745.29
  クセトラDAX   6671.22(‐60.81)  6732.03


金 現物午後値決め       1650.00              1644.00

                先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.325  (‐0.005)  0.029(0.031)
独連邦債2年物                                0.132(0.133)
独連邦債10年物(6月限) 140.66  (+0.30)     1.695(1.717)
独連邦債30年物                             2.374(2.382)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで3日続落。スペイン国債入札がまずまずの結果となったも
のの、一部ユーロ圏諸国の資金調達をめぐる懐疑的な見方は根強い。
 この日スペイン政府が実施した2・10年物国債入札は、目標上限の合計25億ユーロ
を調達したものの、同国の財政削減能力や銀行セクターをめぐる懸念から10年物の利回
りが上昇した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は、スペイン国債入札を受けて1.3164ドルに上昇した後、下
げに転じ、1.3068ドルの安値をつけた。その後、やや戻し前日比0.2%安の
1.3087ドルとなった。
 ドル/円<JPY=>は0.3%高の81.510円。81.60円付近でストップロスのド
ル買い注文が入った。
 ユーロ/円<EURJPY=>は0.1%高の106.79円。

 <株式> ロンドン株式市場はほぼ変わらずで終了した。スペイン国債入札での利回り
上昇が投資家不安をもたらし、銀行株<.FTNMX8350>が上げ幅を削った。英ケーブル・アンド
・ワイヤレス・ワールドワイド(C&Wワールドワイド)<CWP.L>の買収提案に踏み切ると
の期待から、英ボーダフォン<VOD.L>が大きく上昇し、相場を支えた。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は週間では、依然として2月初め以来の高い伸びと
なる方向だ。
 ボーダフォンは2.5%高。インドの通信大手タタ・コミュニケーションズ<TATA.NS>
がC&Wワールドワイドへの買収案提示を断念したことで、提示期限が延長されたことが
好材料となった。
 投資管理会社のハーグリーブス・ランズダウン<HRGV.L>も5.6%高と大きく上昇。同
社の運用資産が第1・四半期に増加したとの発表を受けた。
 一方、石油・ガス株<.FTNMX0530>は0.9%下落した。ロイヤル・ダッチ・シェル
<RDSb.L>が1.1%安で引け、下げを主導した。
 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)<GSK.L>は1.3%高。米提携先のヒ
ューマン・ゲノム・サイエンシズ<HGSI.O>に買収提案を行ったことが好感された。
 ホーム・リテール<HOME.L>は4.1%安で引けた。

 欧州株式市場は続落して終了した。一連の米経済指標が思わしくなかったことで企
業業績の改善に対する期待が後退。ユーロ圏債務危機への懸念が再燃していることも売り
に拍車をかけた。
 スペインの国債入札で落札利回りが上昇したこと、さらに、大統領選挙を間近に控える
フランスの格付けを、格付け会社ムーディーズが引き下げるとのうわさが流れたことで、
市場の警戒感が高まった。格下げに関するうわさはその後、否定された。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5.39ポイント(0.52%)
安の1040.79。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は43.17ポイント(1.85%)安
の2284.67で取引を終えた。
 このほか、フランスのCAC40種平均指数<.FCHI>は2.1%安、スペインの
IBEX<.IBEX>は2.4%安で終了。投資家の不安心理示すユーロSTOXX50ボラテ
ィリティ指数<.V2TX>は2%上昇した。

  ステナム・アドバイザーズのポートフォリオ・マネジャー、ジャスパル・プル氏は「現
時点ではスペインに関する懸念が存在しており、市場では警戒感が再び若干高まりつつあ
る」と述べた。
 ただ、インベステック・ウエルス・アンド・インベストメントの調査部門を率いるジョ
ン・ヘイネス氏は、現在のバリュエーションの観点からは欧州株式の見通しは良好との見
方を示し、「あと2年ほどすれば、欧州株式から大きくなりターンを得られるようになる
可能性が高い。ただ短期的には、どこからプラスのニュースが来るのか、予見するのは困
難な状況だ」と述べた。
 この日に発表された米国の新規失業保険週間申請件数や中古住宅販売戸数などの経済指
標が予想を下回ったことで、株価は後場に入り下げ足を速めた。
 インベステックのヘイネス氏は、「世界的に経済成長が滞れば、特に成長が鈍化してい
る欧州にとりマイナスとなる」としている。
 独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は2.7%安。この先の業績が厳しくなる
との予想を示したことが嫌気された。
 フィンランドの携帯電話機大手ノキア<NOK1V.HE>は3.6%安。第1・四半期の1株当
たり損失が0.08ユーロとなり、予想の0.07ユーロを超えたことが売りを誘った。
 英ケーブル・アンド・ワイヤレス・ワールドワイド(C&Wワールドワイド)<CWP.L>
は8.2%安と、FTSEユーロファースト300種指数構成銘柄のなかでは最も大きく
下落した。インドの通信大手タタ・コミュニケーションズ<TATA.NS>が前日、同社への買
収案提示を断念したことを明らかにしたことが嫌気された。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇し、独連邦債利回りは過去最低をつけた。
スペインがこの日実施した国債入札は目標額の上限を調達したものの、10年債の落札利
回りは前回を上回り、同国の財政をめぐり不安を残す内容となった。
 フランス国債は、格付け会社ムーディーズが同国の格付けを引き下げるとのうわさから
利回りが上昇した。フランスの関係筋はこのうわさを事実無根として否定した。
 仏格下げのうわさが流れたのは今回が初めてではなく、市場がこの日のうわさに比較的
大きく反応したことは、金融市場の緊張の高まりを浮き彫りにしている。
 市場筋は「フランスに関するうわさが流れ、スペインは継続的な懸念材料となっている。
こうした環境では、(周辺国の国債利回りは)今後数日間、上昇するしかない」との見
方を示した。
 スペインは2年・10年債入札で目標レンジ上限の25億ユーロを調達、応札倍率は前
回入札から上昇した。10年債の平均利回りは1月に実施された前回入札に比べやや上昇
したが、2年債、10年債とも、入札直前の流通利回りをやや下回った。アナリストは、
応札倍率が示すほど需要は強くなかった可能性があるとの見方を示した。
 入札の結果がまちまちとなったことから、結果発表直後の流通市場では入り混じった反
応が見られたが、その後スペイン10年債利回りは上昇し、6.5ベーシスポイント
(bp)上昇の5.91%となった。
 RIAキャピタル・マーケッツのニック・スタメンコビッチ氏は「スペイン政府による
中期財政再建計画の実行やスペイン経済回復の兆しを確認するまで、仮に利回りが低下し
ても短命に終わる可能性がある」との見方を示した。
 独連邦債先物<FGBLM2>は16ティック高の140.52。一時は140.78まで上昇
し、過去最高値をつけた。独連邦債10年物利回り<DE10YT=TWEB>は過去最低の1.60
%となった。
 仏10年債利回り<FR10YT=TWEB>は6.7bp上昇の3.08%。仏関係筋が格下げの
うわさを否定した後も、利回りは当初の水準に低下していない。
 同国がこの日実施した中長期債入札は利回りがおおむね横ばいで、無難な結果となった。



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2012年04月19日

4/18欧州市場ロイターニュース

4/18欧州市場ロイターニュース

                1346GMT    17日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3082     1.3123
ドル/円<JPY=>             81.320     80.850
ユーロ/円<EURJPY=>        106.41     106.11

                18日終値      前営業日終値
株 FT100            5745.29(‐21.66)  5766.95
  クセトラDAX    6732.03(‐68.97)  6801.00

金 現物午後値決め         1644.00          1635.50

                先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.335  (+0.020)  0.031(0.078)
独連邦債2年物                                0.133(0.151)
独連邦債10年物(6月限) 140.41  (+0.45)     1.717(1.755)
独連邦債30年物                             2.382(2.418)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> スペイン国債入札を19日に控えユーロ圏債務危機に対する懸念が高まる
なか、ユーロが対ドルで下落した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.4%安の1.3072ドルで推移。前週につけた2カ月ぶ
り安値の1.2994ドルに迫っている。
 ドル/円<JPY=>は0.6%高の81.32円、ユーロ/円<EURJPY=>は0.3%高の
106.35円で推移している。
 この日は、日銀の西村清彦副総裁が記者会見で「必要に応じて追加手段を講じるとの姿
勢は極めて明確」と発言、物価安定を達成するため今後の物価のモメンタムを見ながら政
策を判断すると強調した。これを受け、円は 一段安となった。

 <株式> ロンドン株式市場は小反落して終了した。配当落ちが重なったことが重しと
なった。また、19日のスペイン国債入札を前に、ユーロ圏危機再発への懸念から投資家
が神経質になっている。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は2日続伸したが、複数の銘柄が配当落ちとなった
ことを受け下落に転じた。
 スペイン国債入札を控え、銀行株<.FTNMX8350>が1%超下落し、相場の重しとなった。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド (RBS)<RBS.L>(3.1%安)やロイズ・
バンキング・グループ<LLOY.L>(3.2%安)の下げが目立った。

 一方で鉱山株は上昇。フレスニロ<FRES.L>は3%高と最も大きく上昇した。半面、カザ
キミス <KAZ.L>は3.7%安。INGがコスト高などを理由に、同社の投資判断を「売り」
に引き下げたことが嫌気された。
 また、配当落ちとなったレゾリューション<RSL.L>、BAEシステムズ<BAES.L>、リー
ガル・アンド・ゼネラル<LGEN.L>が下げを主導、いずれも4.5%超下げた。
 英国のスーパー最大手、テスコ<TSCO.L>は2%安で引けた。不振の国内事業の立て直し
に今年、10億ポンド(16億ドル)を投じる計画を明らかにしたことなどが材料視され
た。

 欧州株式市場は反落。とりわけスペイン・イタリア市場が大きく下げた。19日のスペ
イン国債入札を控え銀行株が売られ、相場を押し下げた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.94ポイント(0.66%)安
の1046.18。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は39.21ポイント(1.66%)安
の2327.84。

 前日値を上げていた銀行株が売られ、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は
2.1%安。
 BGCパートナーズの市場アナリスト、ルイーズ・クーパー氏は「投資家心理を推し量
るには、株式市場ではなく国債市場に目を向ける必要がある。国債市場では、懸念再燃の
兆候が鮮明だ」と述べた。

 スペインの主要株価指数であるIBEX35<.IBEX>の下げがきつく、同指数は4%急
落した。スペインの銀行の不良債権が1994年10月以来の高水準に膨らんだことが嫌
気された。
 また欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁が、スペイン国債
の利回り上昇について、債務問題の原因に対処するきっかけにすべきであり、ECBの国
債買い入れを期待すべきではないとの認識を示したことも重しとなった。
 スペインの建設大手ACS<ACS.MC>は6.1%急落。保有する同国電力大手イベルドロ
ーラ<IBE.MC>の株式3.7%の売却により、利益が今年5億4000万ユーロ程度押し下
げられるとの見方を示したことが圧迫した。

 こうしたなか、鉱山株が値を上げ、相場を下支えた。BHPビリトン<BLT.L>は0.9
%高。四半期の生産量に関する報告が材料視された。これを受けバークレイズ・キャピタ
ルは、BHPに対する投資判断を「オーバーウエート」に据え置いた。
 半面、カザキミス<KAZ.L>は鉱山セクターの流れに逆行し4.1%安。INGがコスト
高などを理由に、同社の投資判断を「売り」に引き下げたことが嫌気された。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。同日実施された独連邦債2年物入札では、ユーロ
圏債務危機再燃への懸念が強まるなか、利回りが過去最低となった。
 19日に実施されるスペインの中長期債入札や来週のイタリア国債入札が注目されるな
か、スペインとイタリア国債利回りは一時低下していたものの、その後押し戻される展開
となった。
 そうしたなか、独連邦債先物<FGBLc1>は限月最高に迫り、清算値は40ティック高の
140.36。
 独連邦債10年物<DE10Y=TWEB>利回りも3.5ベーシスポイント(bp)低下の
1.64%と、過去最低水準の1.62%に迫った。
 この日の独連邦債2年物(2014年3月償還)入札では、利回りが0.14%と過去
最低を記録した。前回3月の入札の利回りは0.31%だった。応札倍率は1.8倍だっ
た。

 スペイン10年債利回りは前日比7bp低下し、5.85%。19日の2・10年債入
札を控え、一部ショートカバーが入ったことが指摘された。
 ただ、モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オストウォルド氏
は「スペインの入札が不調に終わった場合、10年物利回りは6.25%に達する可能性
がある」との見通しを示した。

 イタリア国債はほぼ終日、スペイン国債をアンダーパフォームした。トレーダーは
「朝方にはイタリア国債の買いがみられたが、来週の大規模入札を控え、緊張が高まった。
国内勢からの売りが膨らみ、入札に備える動きが出るなか、スプレッドは拡大している」
と述べた。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は1bp上昇し5.49%となった。一時は
5.40%まで低下していた。



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2012年04月18日

4/17欧州市場ロイターニュース

4/17欧州市場ロイターニュース

                1626GMT    16日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3121     1.3138
ドル/円<JPY=>             80.760     80.390
ユーロ/円<EURJPY=>        105.96     105.62

                17日終値      前営業日終値
株 FT100            5766.95(+100.67)5666.28
  クセトラDAX     6801.00(+175.81)6625.19

金 現物午後値決め         1635.50           1653.00

                先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)    99.320  (+0.020)  0.078(0.068)
独連邦債2年物                                  0.151(0.138)
独連邦債10年物(6月限)   139.99  (‐0.40)     1.755(1.733)
独連邦債30年物                               2.418(2.389)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> リスク選好が持ち直すなか、ドルや円が全般的に軟調となった。4月独ZE
W景気期待指数が予想外に上昇し、2010年6月以来の高水準となったことなどを手が
かりに、ユーロが対ドルで一時的に値上がりした。
 カナダドルは対米ドルで1%強上昇。成長・インフレが予想以上に強まるとの見方から
カナダ中銀が利上げの可能性に言及したことが材料となった。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.1%安の1.3122ドル。一時1.3173ドルに上げる
場面もみられた。
 ドル/円<JPY=>は0.4%高の80.69円。ユーロ/円<EURJPY=>は0.4%高の
105.93円。

 <株式> ロンドン株式市場は、銀行株主導で大幅続伸した。同日実施のスペイン短期
債入札が底堅い内容となったことでユーロ圏債務危機懸念がやや後退した。
 債務危機懸念が和らいだことで銀行株がしっかり。スペインが実施した短期債入札では、
利回りが前回に比べ大幅に上昇したが、調達額は目標レンジを上回った。
 バークレイズ<BARC.L>は4.6%急伸。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが業績
見通し引き上げの可能性を示唆したことが追い風になった。
 国際通貨基金(IMF)がこの日公表した最新の世界経済見通しで、かなり楽観的な見
方を示したことも支援した。
 高級ブランドのバーバリー<BRBY.L>は利食い売りに押され5.9%急落。第4・四半期
売上高の伸びが大きく鈍化したことを嫌気された。
 さえない既存店売上高などが重しとなり、小売株のマークス&スペンサー<MKS.L>も
2.5%値を下げた。

 欧州株式市場は続伸。スペインがこの日の短期債入札を無難にこなしたことが材料視さ
れたほか、堅調な独指標や米企業の好決算が追い風となり、銀行株が上昇を主導した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は20.69ポイント(2.00%)
高の1053.12。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は65.86ポイント(2.86%)高
の2367.05。
 スペインの短期債入札が予想よりも好結果に終ったことで市場心理が改善し、同国債の
利回りは低下した。
 ただ複数のストラテジストは、19日に実施されるスペイン中長期債入札が地合いを大
きく左右するとみており、株価の上昇は一時的となる可能性があると指摘する。
 ドイツの欧州経済センター(ZEW)が同日発表した4月の独景気期待指数は予想外に
上昇し、2010年6月以来の水準となった。
 銀行株<.SX7P>は4.1%上昇。1日の上昇率としては1月19日以来の大きさとなっ
た。ゴールドマン・サックス<GS.N>の第1・四半期利益が市場予想を上回ったことが支援
した。
 バークレイズ<BARC.L>は4.6%高。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、同行
の業績見通しを上方修正する可能性を示唆した。
 国際通貨基金(IMF)がこの日発表した最新の世界経済見通しの内容も相場を支えた。
 IMFは、米国では回復の勢いが増しており、欧州に絡む危険要因も和らぐなか、世界
経済の成長は緩やかに改善しつつあるとの認識を示した。一方、リスクは依然高く、成長
の伸びはかなりぜい弱とも指摘した。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが低下。スペイン政府がこの日の短期債(Tビル)
入札で目標レンジを上回る額を調達したことが支援材料となった。
 ただ、同国の財政や銀行セクターをめぐる懸念を背景に、スペイン国債は今後も圧力に
さらされる可能性が高い。
 入札では底堅い需要が見られたものの、落札利回りは大幅に上昇した。Tビルは国内銀
行が主な買い手であることから、スペイン国債に対して幅広い需要があるかどうかは、
19日の2年・10年債の入札で試されることになる。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は16ベーシスポイント(bp)低下の
5.91%。前日は節目となる6%の水準を上回っていた。
 INGの金利ストラテジストはスペインの見通しに懸念を示し、「スペインは遅くても
数四半期以内に、現在広がっているネガティブな地合いを改善させる必要があるだろう」
と指摘し、同国は今後数カ月にわたり大きな懸念材料になるとの見方を示した。
 市場関係者の間では、スペインの国債利回り上昇を受けて欧州中央銀行(ECB)が債
券買い入れを再開するとの見方が一部で浮上している。
 スペインをめぐる懸念を背景とした独連邦債の買いは一服し、独連邦債先物6月限
<FGBLM2>は41ティック安の139.98となった。
 独10年債利回り<DE10YT=TWEB>は3.9bp上昇の1.672%。
 ドイツ政府が18日に実施する2年債入札は、利回りの低さにもかかわらず、市場に漂
う全般的な不透明感を背景に、順調な結果になると予想されている。



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2012年04月17日

4/16欧州市場ロイターニュース

4/16欧州市場ロイターニュース

                1315GMT    13日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3045     1.3075
ドル/円<JPY=>             80.730     80.890
ユーロ/円<EURJPY=>        105.33     105.81

                 16日終値      前営業日終値
株 FT100             5666.28(+14.49) 5651.79
  クセトラDAX     6625.19(+41.29) 6583.90

金 現物午後値決め         1653.00            1666.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.300  (‐0.020)  0.068(0.076)
独連邦債2年物                                0.138(0.134)
独連邦債10年物(6月限) 140.28  (‐0.08)     1.733(1.738)
独連邦債30年物                             2.389(2.392)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが幅広い通貨に対して売られ、対ドル、円でおよそ2カ月ぶり安値を
つけた。スペインの財政不安が重しとなっている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は2カ月ぶり安値となる1.2993ドルをつけた。その後は
0.2%安の1.3045ドルで推移している。
 ユーロ/円<EURJPY=>も8週間ぶり安値となる104.61円をつけた。
 一方、ドル/円<JPY=>は0.2%安の80.74円で推移。一時は2月29日以来の安
値となる80.45円まで売られた。

 <株式> ロンドン株式市場は反発した。同日発表の3月米小売売上高が市場予想を大
きく上回ったことを好感した。一方、スペインの10年債利回りが6%を上回るなか、
銀行株は下落した。
 製薬や電力などディフェンシブ株が上げを主導した。
 電力のインターナショナル・パワー<IPR.L>は3.2%高。仏GDFスエズ<GSZ.PA>が
同社の完全買収で合意したことが好感された。
 水道企業のユナイテッド・ユーティリティーズ<UU.L> は0.7%高。ノムラが同社の
投資判断を「バイ」に据え置いたことを受けた。
 一方、この日大きく下げた金融株では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(R
BS)<RBS.L>が2%超下落。ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は3%超下げた。
 上場ヘッジファンド会社としては世界最大級の英マン・グループ<EMG.L>は4.5%安
で取引を終えた。JPモルガンが同社の収益見通しと目標株価を引き下げたことが背景に
ある。

 欧州株式市場は反発して終了した。スペインの財政不安はくすぶっているが、予想を上回
る米小売売上高が追い風となり、割り安感から買い戻しが優勢となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.70ポイント(0.46%)高
の1032.43。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.68ポイント(0.42%)高の
2301.19。
 ユーロSTOXX50は過去1カ月に12%近く下落しており、年初来でマイナス圏に
沈んだ。そのため同指数の7日RSI(相対力指数)は30の水準を下回り、売られすぎ
の領域に入ったことを示している。
 3月の米小売売上高は前月比0.8%増となり、伸び率は市場予想の0.3%増の2倍
以上の水準となった。ユーロ圏経済が低迷する中、欧州企業の主要な収益源と期待されて
いる米国の景気に対する信頼感が高まった。
 個別銘柄では、仏トタル<TOTF.PA>が1.5%上昇。STOXX欧州600石油・ガス
株指数<.SXEP>は0.8%高となった。
 英電力のインターナショナル・パワー<IPR.L>、は商いを伴って3.2%上昇。仏GDF
スエズ<GSZ.PA>が同社を完全買収したことが好感された。
 欧州市場がおおむねプラス圏で取引を終える中、スペインの主要株価指数IBEX
<.IBEX>は0.6%安の7209.10で終了した。
 スペインの10年債利回りはこの日、昨年12月初旬以降初めて、6%を上抜けた。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが6%を上抜けた。同国のぜい弱な財政を
めぐる懸念が高まるなか、市場は「危機モード」に再突入し、安全資産とされる独連邦債
利回りは過去最低水準をつけた。
 エコノミストの間では、欧州中央銀行(ECB)が国債買い入れを再開しない限り、
スペイン国債利回りは危険水域とみなされる7%に向け上昇を続けるとみられている。
 スペイン国債10年物<ES10YT=TWEB>利回りは最大17ベーシスポイント(bp)上昇
し、6.17%となった。同5年物<ES5YT=TWEB>利回りも5.17%、同2年物
<ES2YT=TWEB>も3.78%となり、そろって年初来の高水準となった。
 指標の独連邦債10年物利回りは過去最低となる1.622%。独連邦債先物<FGBLc1>
は20ティック高の140.56と、限月高値を更新した。
 スペインの財政赤字削減をめぐる懸念に加え、同国の銀行がスペイン国債を大量に保有
しているため、現在見られる緊張の影響を受けやすくなっているとの不安も投資家の間で
高まっている。
 そうしたなか、スペイン国債利回りの上昇に歯止めをかけるため、ECBが同国債の買
い入れを再開するとの観測が強まっている。BNPパリバのストラテジスト、パトリック・
ジャック氏は「数営業日後も1日に10bpの利回り上昇が続いていれば、持続可能な状
況ではない。ECBは行動を余儀なくされるだろう」と述べた。
 スペイン国債の保証コストも上昇した。マークイットによると、5年物クレジット・
デフォルト・スワップ(CDS)は過去最高の522bpとなった。
 スペインは17日に短期証券、19日に中長期債の入札を控えており、結果が注目され
ている。



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2012年04月16日

4/13欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


4/13欧州市場ロイターニュース

                1420GMT    12日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3086     1.3185
ドル/円<JPY=>             80.910     80.880
ユーロ/円<EURJPY=>        105.88       106.61

                 13日終値      前営業日終値
株 FT100              5651.79(‐58.67)    5710.46
  クセトラDAX     6583.90(‐159.34)   6743.24

金 現物午後値決め           1666.50              1668.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.315  (+0.005)  0.076(0.088)
独連邦債2年物                                0.134(0.143)
独連邦債10年物(6月限) 140.25  (+0.58)     1.738(1.786)
独連邦債30年物                             2.392(2.422)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで下落。スペイン10年債利回りが上昇するなか、ユーロ圏
への懸念が再燃している。また、第1・四半期の中国国内総生産(GDP)伸び率が約3
年ぶりの低水準となったことを受け、世界経済成長をめぐる懸念が強まった。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.7%安の1.3084ドル。
 ドル/円<JPY=>は変わらずの81.94円。

 <株式> ロンドン株式市場は反落し、FT100指数は初めて年初水準を下回って終
了した。
世界経済や欧州債務問題に対する懸念が高まり、銀行株や商品株が下げを主導した。
 銀行株<.FTNMX8350>が売られた。バークレイズ<BARC.L>は最も振るわず3.8%安だっ
た。
 スペイン国債の利回りが上昇して、同国財政への懸念が再燃。欧州政府債務問題をめぐ
る銀行のリスクへの不安が重荷となっている。
 この日発表されたロイター/ミシガン大学の4月の米消費者信頼感指数(速報値)は、
前月からわずかに低下した。米経済に対する懸念が増したことなどを受け、鉱山株
<.FTNMX17670>が値を下げた。
 一方で、鉄鋼大手エブラズ<EVRE.L>は2.3%高、貴金属大手ポリメタル <POLYP.L>は
0.8%高で引けた。
 小売大手WMモリソン<MRW.L>も0.4%高。同社が店舗改革を発表するとの英フィナ
ンシャル・タイムズ(FT)紙報道のほか、ベレンバーグが同社の投資判断を「バイ」に
引き上げたことも支援した。
 医薬品メーカーのシャイア<SHP.L>、ビール大手のSABミラー<SAB.L>、電力のインタ
ーナショナル・パワー<IPR.L>、スコティッシュ・アンド・サザン・エナジー<SSE.L> も
上昇した。

 欧州株式市場は3日ぶりに反落。ユーロ圏ソブリン債をめぐる懸念が再燃するなか、銀
行株の売りが膨らんだ。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は16.46ポイント(1.58%)
安の1027.73。週足では2.3%安と、4週間連続で下落した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は60.73ポイント(2.58%)安
の2291.51。
 ウニクレディト<CRDI.MI>は6%安、ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>も5.8%安とな
った。スペイン救済が必要になるとの懸念が広がっている。
 スペインIBEX35指数<.IBEX>は3.6%下落し、3年ぶりの低水準となった。
 スペイン10年債利回りは上昇。同国債の保証コストも初めて500ベーシスポイント
(bp)に達した。同国の銀行による欧州中央銀行(ECB)からの3月の借り入れが、
前月から倍近くに急増したことを受け、国家財政をめぐる不安が浮き彫りとなった。
 鉱山株<.SXPP>も安い。4月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が低下したこと
で、米経済の強さに対する懐疑的な見方が高まり、金属需要をめぐる懸念を誘った。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが上昇し、同国債の保証コストは過去最高に
達した。スペイン銀による欧州中央銀行(ECB)からの借り入れ額が3月に急増し、過
去最高となったことが圧迫材料となった。
 スペイン中央銀行のデータによると、同国の銀行が3月にECBから借り入れた資金は
過去最大の3163億ユーロに達し、2月の1698億ユーロに比べ倍近くに急増した。
 スペイン財務省は来週、2年債と10年債の入札を予定している。一部の市場関係者は、
10年債の利回りが6%を超え、持続不可能な水準に向かって上昇が加速する可能性が
あるとみている。
 UBSのストラテジスト、ジャンルカ・ジグリオ氏は「このような市場環境で10年債
を発行するのは難しいとの見方が出ており、スペインの入札が不調に終われば、スプレッ
ドが再び拡大する可能性が十分ある」と述べた。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは18ベーシスポイント(bp)上昇の
5.99%。独連邦債<DE10YT=TWEB>との利回り格差は435bpとなった。5年債
<ES5YT=TWEB>利回りは11bp上昇の4.92%。
 マークイットによると、スペイン国債の5年物クレジット・デフォルト・スワップ(C
DS)スプレッドは初めて500bpを超えた。
 スペインが圧迫材料となり、イタリア国債も軟調。10年債<IT10YT=TWEB>利回りは1
3bp上昇の5.54%、5年物CDSスプレッドは15bp拡大の433bpとなった。
 ユーロ圏周辺国債への売り圧力を背景に質への逃避が拡大し、独連邦債10年物
<DE10YT=TWEB>の利回りは過去最低の1.636%をつけた。
 独連邦債先物<FGBLc1>は69ティック高の140.36。中国の経済成長をめぐる懸念
も、リスク資産を売って比較的安全な資産を買う動きを加速させた。



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2012年04月13日

4/12欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


4/12欧州市場ロイターニュース

                1619GMT    11日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3177       1.3109
ドル/円<JPY=>             80.850       80.860
ユーロ/円<EURJPY=>        106.53       106.02

                 12日終値      前営業日終値
株 FT100              5710.46(+75.72)  5634.74
  クセトラDAX     6743.24(+68.51)  6674.73

金 現物午後値決め           1668.50           1658.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.315  (+0.020)  0.088(0.038)
独連邦債2年物                                0.143(0.157)
独連邦債10年物(6月限) 139.73  (‐0.09)     1.786(1.693)
独連邦債30年物                             2.422(2.401)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで続伸し、およそ1週間ぶり高値をつけた。イタリア・スペ
イン国債の利回り低下が追い風となっている。
 同日実施されたイタリア3年債入札は、利回りが前回から1%ポイント超上昇したもの
の、指標10年物のイタリア・スペイン国債の利回りは前日に続き低下した。
 ロイターのデータによると、ユーロ/ドル<EUR=>は一時、約1週間ぶり高値となる
1.3209ドルに上昇。直近では0.7%高の1.3207ドルで推移している。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸し、終値としては1週間ぶり高値をつけた。13日
に発表される中国国内総生産(GDP)統計が予想を上回るとの観測を手がかりに、鉱山
株の買いが優勢となった。
 ロイター調査によると、アナリストの間では、第1・四半期の中国GDPが前年比
8.3%増になると予想されている。ただ、複数のトレーダーによると、市場では9%増
になるとの観測が出ており、これが株の買いにつながっているという。
 鉱山株指数<.FTNMX1770>は3.1%高。銅価格の上昇も追い風となった。
 リオ・ティント<RIO.L>は4.5%、ベダンタ<VED.L>は2.9%、BHPビリトン
<BLT.L>は2.8%それぞれ上昇した。
 銀行株も高い。イタリア国債利回りが低下し、金融セクターへのセンチメントが改善す
るなか、銀行株指数<.FTNMX8350>は2.2%上昇した。
 ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は4.3%高。英銀行ベンチャーNBNK
<NBNK.L>は、同行のリテール支店632店の取得を目指している。
 バークレイズ<BARC.L>も5.4%高。

 欧州株式市場は続伸。13日発表の第1・四半期中国国内総生産(GDP)が予想を上
回る高い伸びになるとの観測を背景に鉱山株が上昇を主導し、FTSEユーロファースト
300種指数は1週間ぶり高値で終了した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.39ポイント(1.01%)
高の1044.19。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は10.88ポイント(0.46%)高
の2352.24。

 STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は3%上昇した。
 13日に発表される第1・四半期の中国GDP伸び率について、あるトレーダーは「予
想の8.40%に対し、9.00%になるとのうわさがある」と指摘した。ロイター調査
によると、アナリストは前年同期比8.3%増を予想している。
 石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は一時5%下落。メキシコ湾沖の同社施設
から石油が流出した可能性があるとの懸念が圧迫した。ただ、シェルがその後、石油流出
の兆候はないとの声明を発表したことを受け、株価は下げ幅を縮小し、0.8%安で引け
た。
 フィンランドの携帯電話機大手ノキア<NOK1V.HE>は続落し、7.2%安で終了。証券会
社や銀行が、同社の目標株価や見通しを引き下げたことが圧迫材料となった。前日は、第
1、第2・四半期の携帯電話事業の営業損益が赤字になるとの見通しが嫌気され、売られ
ていた。

 <ユーロ圏債券> 一連の国債入札を消化するなか、イタリア国債が続伸した。ただ、
周辺国債に対する投資家の慎重な見方は今後も続くとみられる。
 イタリアがこの日実施した3年物国債およびオフ・ザ・ランの2015年、2020年、
2023年償還債入札はまちまちの結果となった。調達額は合わせて48億8000万ユ
ーロ。3年物は利回りが3.89%と1月半ば以来の水準に上昇し、調達額が目標レンジ
上限に届かなかったが、オフ・ザ・ランの入札では目標レンジの上限を調達した。同国が
期間が10年以上の国債を発行したのは昨年10月以来。
 一部でより弱い内容になるとの見方も出ていたことから、入札結果の発表を受けて慎重
ながらも買いを入れる動きがみられ、イタリア国債利回りは全般的に低下した。
 あるトレーダーは「3年債入札にはやや失望したが、それ以外の入札は非常に底固かっ
た」との見方を示した。
 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りは13ベーシスポイント(bp)低下の
5.40%。3年物<IT4805070=TWEB>利回りは12bp上昇し3.84%となった。

 高利回り債への需要が高まったことで、独連邦債への需要は後退。独連邦債先物
<FGBLc1>は25ティック下落し139.67となった。

 スペイン国債10年物<ES10YT=TWEB>利回りも6bp低下し5.81%となった。ただ、
利回り低下は比較的小幅にとどまった。政府が進める改革の進展状況などから、イタリア
国債に比べるとスペイン国債には基調的に悲観的な見方が広がっている。
 スペイン国債については、短期的には心理的に重要とされる6%の利回りを超えるかが
注目される。この水準を上抜ければ、持続不可能とされる7%まで上昇する可能性がある。
 RWCパートナーズのピーター・オールライト氏は、スペイン国債の買い持ちを正当化
することは非常に難しいと指摘。「欧州中央銀行(ECB)が同国債の買い入れに動くの
ではとの期待がかなりみられるが、そうなる前に同国債利回りは6.5―7%に上昇する
可能性がある」と話した。
 ECBがこのところ停止している国債買い入れを再開するとのうわさは周辺国債を支援
したが、アナリストの間では、買い入れが周辺国債への圧力をどれだけ緩和できるのか、
その効果を疑問視する見方も出ている。



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2012年04月12日

4/11欧州市場ロイターニュース

4/11欧州市場ロイターニュース

                1328GMT    10日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3140     1.3080
ドル/円<JPY=>             80.830     80.660
ユーロ/円<EURJPY=>        106.20     105.52

                 11日終値       前営業日終値
株 FT100              5634.74(+39.19)  5595.55
  クセトラDAX     6674.73(+68.30)  6606.43

金 現物午後値決め           1658.00          1644.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.290  (‐0.005)  0.038(0.088)
独連邦債2年物                                0.157(0.099)
独連邦債10年物(6月限) 139.84  (‐0.48)     1.693(1.640)
独連邦債30年物                             2.401(2.359)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルと円に対して上昇した。欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務
理事が一段の国債買い入れの可能性に言及したことから、イタリアやスペイン国債をめぐ
る緊張が和らいだ。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1.3156ドルの高値をつけた。直近では0.5%高の
1.3140ドルで取引されている。
 ドル/円は直近で0.2%高の80.84円。ロイターデータによると、海外取引時間
では一時、2月29日以来の安値となる80.57円に下落した。
 世界経済成長への懸念や、日銀が一段の金融緩和策を講じなかったため、円は安全通貨
として買われている。
 ただアナリストは、日銀が早ければ27日の金融政策会合で資産買い入れを増やすとの
期待から、向こう数週間は再び円安方向に振れる可能性もあると指摘する。
 ユーロ/円<EURJPY=R>は一時7週間ぶりの安値となる105.44円をつけたが、その
後は0.6%高の106.14円で取引されている。

 <株式> ロンドン株式市場は4営業日ぶりに反発。鉱山株のほか、証券会社の前向き
な見方などを支援材料に銀行株に買いが入った。
 あるトレーダーは、安値拾いとショートカバーを主体とした自律反発で、軟調な地合い
は変わっていないとの見方を示した。
 FTSE100ボラティリティ指数<.VFTSE>は4月3日以降50%超上昇しており、投
資家の不安感がうかがえる。ガルバンのトレーダー、ディーン・スティーブン氏は「今の
ところ、市場関係者は短期的利益を求めている」と話した。
 銀行セクター<.FTNMX8350>が上昇した。HSBCがバリュエーションを理由に同セクタ
ーの投資判断を4年ぶりに「オーバーウエート」に引き上げた。バークレイズ<BARC.L>、
ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(R
BS)<RBS.L>は揃って2%超値上がりした。
 鉱山株も買い優勢。前日発表された米アルコア<AA.N>の第1・四半期決算が予想外の黒
字となったことも好材料だった。フレスニロ<FRES.L>は6週間ぶりに上昇し3.4%高と
なった。ベダンタ・リソーシズ<VED.L>、カザキミス<KAZ.L>も約2%上昇した。
 BTグループ<BT.L>は2.5%下落した。JPモルガンがバリュエーションを理由に、
同社の投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げ、収入と配当見
通しに懸念があると指摘した。

 欧州株式市場は反発。最近売り込まれていた銀行株に買いが入り、この日の上昇を
主導した。
 ただ、この日の上昇はテクニカル要因によるものとみられるほか、12日にイタリアの
中・長期債入札を控えていることから、上昇は一時的となる可能性がある。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.65ポイント(0.75%)高
の1033.80。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.83ポイント(0.85%)高
の2341.36。
 銀行株ではインテサ・サンパオロ<ISP.MI>が5.5%高、コメルツ銀行<CBKG.DE>が
4.1%高となった。トレーダーは、ショートカバーが入ったことに言及した。
 一方、フィンランドの携帯電話機大手ノキア<NOK1V.HE>は急落。一時1997年以来の
安値をつけた後、14.5%安で終了した。
 同社は第1、第2・四半期の携帯電話事業の営業損益が赤字になるとの見通しを示した。
また、スマートフォン(多機能携帯電話)新機種「ルミア900」にソフトのバグが見
つかったと発表した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が下落。ドイツ政府がこの日実施した連邦債10年物
入札では、利回りの極めて低い債券に対する投資家の需要が限られていることが浮き彫り
になった。ただ、スペインをめぐる懸念がくすぶる中、独連邦債先物の売りは限定的とな
る可能性がある。
 前日に大きく値下がりしたスペイン国債は、この日は買われたものの、同国政府が経済
成長を確保しつつ財政赤字を削減できるかどうかをめぐっては依然懐疑的な見方が強い。
 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は11日、スペインの財政再建努力を踏まえ
れば同国に対する市場の多大な圧力は正当化できないとした上で、ECBは債券買い入れ
プログラムをなお選択肢として有していると述べた。
 ウエストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービス氏は「独連邦債入札の結果とク
ーレECB専務理事の発言を受け、利益確定の取引が若干見られた」と指摘した。ただ、
同専務理事の発言だけではスペイン、イタリア国債の上昇は維持できないとの見方を示し
た。
 ドイツはこの日の入札で38億7000万ユーロの10年債を発行したが、発行予定額
のうち23%に相当する11億3000万ユーロが留保された。
 独連邦債先物<FGBLc1>は50ティック安の139.82で清算。一時は139.52ま
で下落した。
 10年物独連邦債利回り<DE10YT=TWEB>は5.4ベーシスポイント(bp)上昇の
1.69%。
 スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>は11bp低下の5.87%。前日に試した節
目の6%からは依然それほど低下していない。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は15bp低下し、5.54%となった。イタ
リアがこの日実施した短期債入札では12カ月物の平均利回りが前回の倍以上に上昇した
が、同国中銀はこれについて、ユーロ圏ソブリン債への圧力の高まりを反映したものとの
見方を示した。イタリアは12日に中・長期債入札を控えている。



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2012年04月11日

4/10欧州市場ロイターニュース

4/10欧州市場ロイターニュース

                1350GMT  9日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3094   1.3100
ドル/円<JPY=>             81.070   81.520
ユーロ/円<EURJPY=>        106.15   106.82

                 10日終値     前営業日終値
株 FT100              5595.55(‐128.12)  5723.67
  クセトラDAX     6606.43(‐168.83)  6775.26

金 現物午後値決め           1644.00     1631.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.285  (‐0.025)  0.088(0.047)
独連邦債2年物                                0.099(0.142)
独連邦債10年物(6月限) 140.33  (+ 1.18)    1.640(1.728)
独連邦債30年物                             2.359(2.430)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> 日銀が金融政策を据え置いたことを受けて円が対ドルで上昇し、1カ月ぶり
高値をつけた。ただ、次回の政策決定会合を月内に控え、上げ幅が削られる可能性や、下
落に転じる可能性もある。
 ロイターデータによると、ドル/円<JPY=>は0.5%安の81.12円。一時は3月上
旬以来の低水準となる80.91円をつけた。
 円は対ユーロでも1カ月ぶり高値となる105.94円をつけた。ユーロは欧州債務危
機をめぐる懸念を背景に一段と売られる可能性があるとみられている。

 <株式> ロンドン株式市場は急反落。弱い米雇用統計を受けて世界経済見通しが悪化
するなか、リスクに敏感な鉱山、石油、銀行株に売りが出た。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は128.12ポイント(2.24%)安の
5595.55。下落率は年初から2番目の大きさとなった。
 FTSE100ボラティリティ指数<.VFTSE>は23.5%近く上昇し、投資家の不安感
が強まっていることを示唆した。
 鉱山株<.FTNMX1770>が指数を押し下げた。前週の米雇用統計に加え、この日発表された
中国の3月の銅輸入減少や、前日発表された3月の中国消費者物価指数(CPI)の上昇
加速で、同国の需要に対して懐疑的な見方が広がった。
 ベダンタ・リソーシズ<VED.L>は、通年の鉄鉱石生産が減少したことを明らかにし、
6.5%安となった。
 中国の経済指標で需要が疑問視され、石油株<.FTNMX0530>も下落した。
 銀行株<.FTNMX8380>も、世界経済とユーロ圏債務リスクへの懸念から売りが優勢となっ
た。バークレイズ<BARC.L>は5.9%安。
 ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は逆行高で5.2%上昇した。アフリカのマリを
めぐる、大統領辞任を受けた政治情勢収束への期待が背景となった。同社は、通年の生産
目標を確認した。

 欧州株式市場は下落し、FTSEユーロファースト300種指数は12週間ぶり安値を
つけた。世界成長懸念が再燃し、ユーロ圏債務問題をめぐる不安がくすぶるなか、金融・
鉱山・自動車株を中心に売りが優勢となった。
 前週に発表されたさえない米雇用統計が引き続き株価を圧迫したほか、フランス中央銀
行がこの日、第1・四半期の仏経済はゼロ成長になったとの見通しを示したことが嫌気さ
れた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は26.09ポイント(2.48%)
安の1026.15。終値としては1月半ば以来の安値。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は71.01ポイント(2.97%)安
の2321.53。
 バークレイズのテクニカル・アナリスト、リンデン・ブラニガン氏は、DJユーロST
OXX50種指数が1月につけた安値の2307を下抜ければ、一段安になる可能性があ
るとの見通しを示した。
 リスク選好度の低下を反映し、EUROSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
20%急上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。
 ユーロ圏債務問題をめぐる根強い懸念を背景に、STOXX欧州600銀行株指数
<.SX7P>は4.2%安。イタリア国債利回りが上昇するなか、同国の銀行株が売り込まれ
た。イタリアFTSE・MIB<.FTMIB>は5%安となった。
 STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>も4.2%安。原材料への需要低迷が懸念さ
れている。3月の中国の銅輸入は4.6%減となった。
 自動車株<.SXAP>も4.1%安。経済成長見通しを取り巻く懸念が自動車販売を圧迫す
る可能性があるとみられている。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが上昇し、節目となる6%に迫った一方、
独連邦債利回りは過去最低に並ぶ水準に低下した。世界経済を取り巻く不透明感を背景に、
ユーロ圏周辺国経済のぜい弱さをめぐる懸念が広がった。
 6日に発表された米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったこと
が、米経済をめぐる最近の楽観的な見方に冷や水を浴びせ、独連邦債への逃避買いが進ん
だ。スペイン、イタリア国債への需要は後退し、周辺国の国債利回りが大きく上昇した。
 コメルツ銀行のストラテジスト、ライナー・ギュンターマン氏は「世界経済が減速すれ
ば、(ユーロ圏)周辺国は一段と大きな打撃を受ける」と指摘した。
 スペインは財政赤字削減目標を緩和して以来、こうした懸念の焦点となっている。この
日の取引では10年債利回り<ES10YT=TWEB>が22ベーシスポイント(bp)上昇の
5.99%と4カ月ぶり高水準に達し、節目の6%に迫った。
 イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は16bp上昇の5.6%。イタリアは12日
に中・長期債入札を実施する。
 安全資産とされる独連邦債には買いが入り、先物6月限<FGBLM2>は120ティック高の
140.35をつけた。
 ロイターのデータによると、独連邦債2年物の利回りは少なくとも1991年以降で初
めて日本国債の利回りを下回った。10年物利回り<DE10YT=TWEB>は昨年9月につけた過
去最低水準と並ぶ1.637%となった。
 ドイツは11日に10年物連邦債の入札を控えており、利回りが低水準で推移する中、
需要が試されることになる。



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2012年04月06日

4/5欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


4/5欧州市場ロイターニュース

                1259GMT 4日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3052   1.3141
ドル/円<JPY=>             82.140   82.440
ユーロ/円<EURJPY=>        107.18   108.31

                  5日終値     前営業日終値
株 FT100             5723.67(+19.90) 5703.77
  クセトラDAX     6775.26(‐ 8.80) 6784.06

金 現物午後値決め           1631.00ドル     1621.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.310  (+0.005)  0.047(0.047)
独連邦債2年物                                0.142(0.188)
独連邦債10年物(6月限) 139.28  (+0.86)     1.728(1.785)
独連邦債30年物                             2.430(2.460)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルに対して下落、3週間ぶりの安値をつけた。対スイスフランで
も下落し、市場筋によるとスイス中銀がユーロ買い介入を実施した。スペイン債務の高水
準への懸念が広がった。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.7%安の1.3052ドル。一時、3週間ぶり安値となる
1.3038ドルをつけた。
 ユーロ/円<EURJPY=>も一時、4週間ぶり安値の106.86円をつけたが、直近では
1%安の107.23円で取引されている。
 ロイターデータによると、ユーロはスイスフランに対しても一時1.1992フランの
安値をつけたが、直近では0.1%安の1.2019フランとなっている。

 <株式> ロンドン株式市場は反発して終了した。米新規失業保険週間申請件数が
2008年4月以来の低水準となったことで米労働市場の回復が続いていることが示さ
れ、鉱山株が上げを主導した。
 米新規失業保険申請件数が低水準だったことから、6日発表の3月米雇用統計に期待が
集まっている。

 3月に9%超下落した鉱山株<.FTNMX1770>が上げを主導、1.8%高で引けた。特にエ
クストラータ<XTA.L>は3.5%上昇、貴金属大手ポリメタル<POLYP.L>も4.1%高だっ
た。
 一方で、厳しい財政事情を抱えるユーロ圏各国への懸念が再燃、欧州銀行株の重しとな
った。ロイズ<LLOY.L>は1.5%安、英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ
ループ(RBS)<RBS.L> も1.0%安と値を下げた。
 銀行株や鉱山株に関心が集まる中、英衛星放送大手BスカイB<BSY.L>は3.4%安で
取引を終えた。電子メールの不正アクセスを認めたことを受けた。

 欧州株式市場は小反発して終了した。6日発表の米雇用統計が堅調な結果になると予想
が広まるなか、復活祭の連休を前に鉱山株に買いが入った。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.25ポイント(0.12%)高
の1052.24。

 3月に大きく売られた鉱山株<.SXPP>が買い戻された。需要にプラスとなる米労働市場
の改善継続を示す指標が支援材料となった。
 ロンドンを拠点とするトレーダーは「各市場は明日は休場となるが、米雇用統計が良い
内容になると考えれば、今日のうちに(株式を)買っておきたいだろう」と指摘。「(雇
用統計で)あらためて米労働市場の改善が示されるとみられる。もちろん、過去2─3カ
月の非農業部門雇用者数は堅調に推移し、(株価)上昇を実際に下支えしてきた」と述べ
た。

 英衛星放送大手BスカイB<BSY.L>は3.4%安と大きく値下がりした。スカイニュー
スが電子メールの不正アクセスを認めたことが嫌気された。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.92ポイント(0.25%)安の
2392.54で取引を終えた。

 <ユーロ圏債券> スペイン国債価格が3日続落した。今週のさえない入札結果が発端
となり、スペインに対しては財政再建能力をめぐる懸念が高まっている。
 投資家のリスク回避姿勢の高まりを背景に、イタリア、ベルギー国債の利回りも上昇し
た。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは一時14ベーシスポイント(bp)上昇し
5.86%に達した。
 UBSのストラテジスト、ジアンルカ・ジグリオ氏は「スペインの銀行による同国国債
購入ペースが第1・四半期から落ちているとの懸念が高まっている」と指摘。「スペイン
銀の国債吸収能力が低下しているかどうかを見極める上で、次回19日の入札が焦点とな
る」と述べた。

 一方、安全資産への逃避買いから、独連邦債先物(6月限)<FGBLM2>は73ティック上
昇の139.15で清算。一時は139.38まで買われ、当該限月としての最高値を更
新した。また3月限<FGBLH2>でつけた過去最高値である140.52に迫った。
 現物10年債<DE10YT=TWEB>利回りは昨年11月初旬以来の低水準をつけ、8bp低下
の1.72%となった。

 来週は主要な経済指標の発表も少なく、市場はイタリアの中長期債入札に注目する見通
しで、同国がこのところの弱地合いを克服できるかが焦点となる。
 欧州市場は復活祭の休日のため6、9日が休場となる。



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2012年04月05日

4/4欧州市場ロイターニュース

4/4欧州市場ロイターニュース

                1340GMT  3日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3133   1.3233
ドル/円<JPY=>             82.340   82.830
ユーロ/円<EURJPY=>        108.17   109.56

                  4日終値     前営業日終値
株 FT100             5703.77(‐134.57)5838.34
  クセトラDAX     6784.06(‐198.22)6982.28

金 現物午後値決め         1621.00         1676.25

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.305  (‐0.015)  0.047(0.083)
独連邦債2年物                                0.188(0.224)
独連邦債10年物(6月限) 138.68  (+0.39)     1.785(1.857)
独連邦債30年物                             2.460(2.476)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルに対し3週間ぶり安値に下落した。欧州中央銀行(ECB)の
ドラギ総裁が債務危機や商品価格に関連して、ユーロ圏の経済見通しに対する下振れリス
クを指摘したことを受けた。
 スペイン国債利回りが上昇したことや、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOM
C)議事録で追加金融緩和への期待が薄らいだこともユーロを圧迫していた。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.6%超安の1.31411ドルとなった。この日の安値
1.3105ドルは3月半ば以来の水準。
 ユーロ/円<EURJPY=>も一時、1%超安の107.88円と、3月13日以来の安値を
つけた。直近では108.14円で取引されている。

 <株式> ロンドン株式市場は大幅続落し、FT100種総合株価指数は2カ月ぶり安
値をつけた。前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)
議事録で、米追加緩和期待が後退したことに加え、ユーロ圏の債務・成長見通しをめぐる
懸念が高まった。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は134.57ポイント(2.30%)安の
5703.77で終了。下落率は昨年12月半ば以来の大きさとなった。
 ただ他の欧州株式市場をアウトパフォームした。域内のさえない経済指標やドラギ欧州
中央銀行(ECB)総裁がユーロ圏周辺国の景気見通しに対して警告したことが重しとな
り、仏CAC40種平均指数<.FCHI>は2.7%、独クセトラDAX指数<.DAX>は2.8%
それぞれ下落した。
 リスク選好の後退を受け、商品(コモディティ)銘柄が売られた。
 エネルギー株が安い。電力のインターナショナル・パワー<IPR.L>は商いを伴って
0.2%下落。仏GDFスエズ<GSZ.PA>からの買収案を拒否したことが嫌気された。
 鉱山株も売られた。弱い2月の豪貿易収支統計が商品関連株の見通しを圧迫した。銀生
産のフレスニロ<FRES.L>は8.3%急落した。
 ロンドン市場に上場するロシア企業では、鉄鋼大手エブラズ<EVRE.L>が6.8%、貴金
属大手ポリメタル<POLYP.L>は4.4%それぞれ値を下げた。
 銀行株も売られた。スペイン国債入札の結果が圧迫材料となっており、同国で100店
舗以上を展開するバークレイズ<BARC.L>は4.5%安と、同セクターの下げを主導した。

 欧州株式市場は続落、2カ月ぶり安値をつけて終了した。この日実施されたスペインの
中期国債入札が不調で、ユーロ圏債務危機への懸念が再燃した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は21.88ポイント(2.04%)
安の1050.99。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は60.52ポイント(2.46%)安
の2398.46。
 スペイン国債入札の調達額が目標レンジの下限近くにとどまり、同国の債務削減努力に
対する投資家不安を反映し、域内政府債を保有するユーロ圏銀行株<.SX7E>は3.1%安
となった。
 KBC<KBC.BR>は9.3%安、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>は5.2%安、バンコ・
ポポラーレ<BAPO.MI> も4.8%安だった。
 投資家の不安心理を表すとされるユーロSTOXX50種ボラティリティ指数<.V2TX>
は16.1%上昇し25.86となった。
 ベレンバーグ銀行の首席エコノミスト、ホルガー・シュミディング氏は「ユーロ危機は
いつも何回かの波のように押し寄せて来るが、今回のものは明らかに新しい波だ」と指摘。
「(相場は)大きく乱高下していて、今日すでに底辺に達したとは思えない」と述べた。
 ヘルスケア部門<.SXDP>は1.1%安で取引を終えた。
 ベルギーの製薬会社UCB<UCB.BR>は0.13%高。パーキンソン病治療薬「ニュープ
ロ」が米国で承認されたことを受け、バークレーズ・キャピタルが同社の投資判断を「ア
ンダーウエイト」から「イコールウエイト」に引き上げた。

 <ユーロ圏債券> スペインの国債利回りが急上昇した。同国が実施した中期国債入札
で落札利回りが上昇したことを受け、ユーロ圏債務危機が再び深刻化しているとの懸念が
台頭。イタリア国債利回りも上昇した。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利利回りは前日から25ベーシスポイント(bp)上
昇し、5.70%を超える水準で推移。欧州中央銀行(ECB)による第1回目の長期資
金供給オペ前の水準に迫ったことで、ECBが2回にわたり実施した同オペの効果が薄れ
つつある可能性も出てきた。
 ECBのドラギ総裁はこの日の理事会後の記者会見で、「経済見通し対する下振れリス
クが広がっている」との認識を示し、危機対策の引き揚げに向けた準備開始を提唱するド
イツの主張を退けた。
 同総裁はユーロ圏で第4位の経済規模を持つスペインに対して特に懸念は示さなかった
ものの、スペイン国債入札を受け、10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差は
393bpと、前年11月以来の水準に拡大している。
 バイエルン州立銀行のシニア債券アナリスト、マリウス・ダハイム氏は「利回り格差は
今後も若干拡大する」と予想。スペイン10年債利回りの次の節目は、ECBによる第1回
目の長期流動性供給オペ前の水準だった5.80─5.85%となると指摘した。
 同氏はスペインの国債入札について、「応札倍率を良くするために政府が発行額を抑え
なければならない状況下では、同国への投資が消極的になる方向に力学が働く」と述べた。
 イタリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは22bp上昇し、5.37%で推移した。
 この日はポルトガルも債券入札を実施。このうち同国が国際支援を受けた後に発行した
債券のなかで最も期間が長い18カ月物債券の入札では10億ユーロを調達した。
 市場ではポルトガルの今回の入札は成功したとの見方が出ているものの、手放しで歓迎
されたわけではない。インベステックのアナリスト、エリザベス・アフセス氏は「より期
間が長い債券が発行できたことは、クレジットの観点からはプラス要因だが、正常な意味
での市場復帰からは程遠く、同国が第2次支援を受ける必要に迫られるとの見方は変えて
いない」と述べた。
 スペイン国債入札を受け、独連邦債先物<FGBLc1>は上昇。2週間ぶり高値となる
138.74をつけた。また、独政府がこの日に実施した5年債入札は堅調な需要を集め
た。
 ECBはこの日の理事会会合で主要政策金利であるリファイナンス金利を1.00%に
据え置くことを決定。ドラギ総裁が記者会見を行っている間、独連邦債先物は安定的に推
移していた。



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2012年04月03日

4/2欧州市場ロイターニュース

4/2欧州市場ロイターニュース

                1234GMT 3月30日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3319   1.3343
ドル/円<JPY=>             82.590   82.790
ユーロ/円<EURJPY=>        110.05   110.46

                  2日終値     前営業日終値
株 FT100           5874.89(+106.44)  5768.45
  クセトラDAX    7056.65(+109.82)  6946.83

金 現物午後値決め       1677.50            1662.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.340  (+0.010)  0.082(0.055)
独連邦債2年物                                0.215(0.217)
独連邦債10年物(6月限) 138.31  (‐0.18)     1.811(1.809)
独連邦債30年物                             2.457(2.464)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロがドルと円に対して下落した。改善を続ける米経済とは対照的に、
3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が前月から低下し、景況感の
改善と悪化の分岐点である50を8カ月連続で割り込んだことが嫌気された。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.2%安の1.3320ドル。依然として、最近つけた1カ月
ぶり高値の1.3385ドル近辺にとどまっている。
 リスク選好が高まれば下落する傾向のある円は、一時の下落から上げに転じた。ドル/
円<JPY=>は0.2%安の82.59円。ユーロ/円<EURJPY=>も0.4%安の110.0
4円で取引されている。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸。FT100種指数は1日としては2カ月ぶりの
大幅な伸びとなった。3月の米ISM製造業景気指数や中国購買担当者指数(PMI)
が上昇、6日発表の3月米雇用統計を控え、楽観的な見方が広がった。
 米中の経済指標を受けて世界経済をめぐるが懸念が和らいだことから、銅価格<CMCU3>
とともに、前月9%下落していた鉱山株指数<.FTNMX1770>が上昇した。
 個別銘柄ではリオ・ティント<RIO.L>は3.5%高。バークレイズ・キャピタルが同社
の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。
 金鉱大手ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>も米指標を受けて切り返した。ただ、ア
フリカ・マリの政変が生産に影響するとの懸念から、アンダーパフォームした。
 エンジニアリング株も上昇した。大手のウィアー・グループ<WEIR.L>は2.8%高、
IMI<IMI.L>も2.3%高だった。
 建材販売大手ウルズリー<WOS.L>は2.5%高。中国の教育部門を拡大させている英出
版グループのピアソン<PSON.L>は4.8%高。ナティクシスが同社の目標株価を引き上げ
た。

 欧州株式市場は続伸。第2・四半期初日の取引となったこの日は、米中の堅調な製造業
指数を追い風に3週間ぶりの大幅高となり、好調なスタートを切る結果となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は16.01ポイント(1.50%)
高の1085.04。3つの抵抗線を突破し、テクニカル的には強気地合いとなっている
ことが示された。この日発表された3月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が前
月から上昇し、米経済が次第に回復していることを示す内容だったことから、午後に入っ
ても順調に上値を伸ばした。
 中国国家統計局が1日発表した3月の購買担当者景気指数(PMI)が11カ月ぶり高
水準となり、コモディティの最大の消費国である中国経済の失速懸念を和らげたことも相
場を支援した。
 STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は2.3%高。フレスニロ<FRES.L>、リオ・
ティント<RIO.L>、BHPビリトン<BLT.L>は3―4%上昇した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.90ポイント(0.96%)高
の2501.18。チャートによると、最近の調整に続き、今後は一段高になる見通し。
 3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が前月から低下し、8カ月
連続で景気の分岐点となる50を割り込んだことから、欧州経済をめぐる懸念が再燃した。
 欧州での売上高が全体の大部分を占める仏建設グループのヴィンチ<SGEF.PA>とサンゴ
バン<SGOB.PA>はそれぞれ0.6%安、0.5%安となった。
 一部自動車メーカーも下落した。PSAプジョー・シトロエン<PEUP.PA>は3.3%安、
ルノー<RENA.PA>は1.3%安。3月のフランスの新車登録台数が5カ月連続で前年比減
となったことに圧迫された。
 フィアット<FIA.MI>は1.2%安。前週、30日にマルキオンネ最高経営責任者(CE
O)が、今年の国内自動車市場について弱気な見通しを示したほか、この日発表予定の
3月売上高が「非常に悪い内容になる」と発言していた。
 銀行株<.SX7E>は0.1%安。 ドイツ連銀が、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ国
債の受け入れを停止したと一部メディアが報道したことが背景。後に独連銀はこの報道を
否定した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が朝方の安値からやや値を戻した。スペインが財政目標を
達成できるか懐疑的な見方が根強く、ユーロ圏債務危機をめぐる懸念がくすぶっている。
 イースター(復活祭)を前に多くの市場参加者が既に休暇に入る中、商いは薄く、不安
定な取引となった。
 それでも、中国国家統計局が発表した3月の購買担当者指数(PMI)が予想外に強か
ったことや、米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業景気指数が上昇したこと
で世界経済をめぐる懸念が後退し、イタリアとスペインの国債はわずかに上昇した。
 RIAキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は
「市場が方向感を欠いているのはおそらく、四半期初めで、休暇も控えていることから、
投資家がポジションを抱えることに消極的になっているためだ」と指摘。欧州、特にスペ
インの状況をめぐる不透明感がある程度解消されるか、あるいは米経済が再び軟化する兆
しを示す材料が出て来なければ、市場はかなり狭いレンジでの取引が続くとの見通しを示
した。
 独連邦債先物<FGBLc1>は7ティック安の138.42で清算。ユーロ圏財務相が前週、
救済基金の融資能力拡大で合意したことを受け、一時は137.72まで下落していた。
 あるトレーダーは「独連邦債は朝方、売られるべきではなかった」と述べ、ユーロ圏の
ファイアウオール(防火壁)について詳しく分析すればするほど、規模が不十分であるこ
とが分かるとの見方を示した。
 イタリア10年国債<IT10YT=TWEB>利回りは1.3ベーシスポイント(bp)低下の
5.101%。スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは5.36%でほぼ変わらず。
 マークイットが2日発表した3月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定
値は速報値から変わらず前月から低下し、景況感の改善と悪化の分岐点の50を8カ月連
続で割り込んだ。
 米経済をめぐる楽観的な見方に対し、ユーロ圏では警戒感が比較的高くなっていること
を反映し、米10年債<US10YT=RR>の対独連邦債利回り格差は38bpと、13カ月半ぶ
り高水準にある。



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2012年03月29日

3/28欧州市場ロイターニュース

3/28欧州市場ロイターニュース

                1333GMT 27日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3322   1.3317
ドル/円<JPY=>             83.090   83.190
ユーロ/円<EURJPY=>        110.69   110.77

                  28日終値     前営業日終値
株 FT100             5808.99(‐60.56) 5869.55
  クセトラDAX     6998.80(‐80.10) 7078.90

金 現物午後値決め          1676.00        1692.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.355  (‐0.010)  0.057(0.058)
独連邦債2年物                                0.222(0.237)
独連邦債10年物(6月限) 137.88  (+0.57)     1.845(1.880)
独連邦債30年物                             2.511(2.524)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> 円がドルとユーロに対して上昇した。2月の米耐久財受注が予想より小幅な
伸びにとどまったことに加えて、年度末で本邦輸出企業が円買いを進めている。ただ、
日銀が超緩和策をとるとの見通しから、来週の円上昇にはかげりも見られる。
 ドル/円<JPY=>は0.12%安の83.09円。ユーロ/円<EURJPY=>は、米耐久財受
注発表前にはほぼ変わらずだったが、直近では0.07%安の110.69円で取引され
ている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。米経済指標が失望を誘う内容となったことを受け
て利食い売りが出た。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は60.56ポイント(1.03%)安の
5808.99。5850付近にあった50日移動平均を割り込んだ後、下げが加速した。
 トレーディング・セントラルのアナリスト、ニコラス・スイフェット氏は「50日移動
平均の下抜けはネガティブなシグナル」との見方を示した。
 米商務省がこの日発表した2月の耐久財新規受注は前月比2.2%増となり、市場予想
の3.0%増より小幅な伸びにとどまった。これを嫌気して景気循環株が売り込まれ、相
場を圧迫。金属株は4.3%、鉱山株は2.9%、それぞれ下落した。
 鉄鋼メーカーのエブラズ<EVRE.L>は5.5%安。世界の鉄鋼業界の見通しは今年も引き
続き厳しい状況が続くとの見方を示した。
 保険セクターにも売りが出てRSAインシュアランス<RSA.L>は7.5%急落。英保険
組合のロイズ・オブ・ロンドン[LOL.UL]の2011年決算が過去2番目の規模の赤字とな
ったことなどを嫌気した。

 欧州株式市場は、不安定な取引の中続落して終了した。米耐久財新規受注の伸びが予想
を下回ったことを嫌気し、主要株価指数は3週間ぶりの安値で取引を終えた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は一時1085.59まで上昇したも
のの、11.06ポイント(1.02%)安の1072.48と、この日の安値で引けた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は28.53ポイント(1.13%)
安の2496.68。
 FTSEユーロファースト300種指数、FT100種総合株価指数<.FTSE>、ユーロ
STXX50指数<.STOXX50E>はそろって50日移動平均を下回った。
 米商務省がこの日発表した2月の耐久財新規受注は前月比2.2%増となり、市場予想
の3.0%増を下回った。
 これを受け、第1・四半期の米経済成長は精彩を欠くものになる恐れがあるとの懸念が
台頭。シティ・インデックスの首席市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は
「不安定な取引のなか、米耐久財新規受注統計に対する条件反射的な反応がみられた」と
述べた。
 仏トタル<TOTF.PA>は1.4%安。売買高は90日平均の4倍に膨らんだ。同社は前日、
北海のガス田で発生した天然ガス流出事故について、流出を食い止めるためのリリーフ
井の掘削に約半年かかる可能性があると発表。前日は7.3%下落している。
 ゼネラリ・ドイツ<GE1G.DE>は増配計画が好感され、15.7%高。売買高は90日平
均の10倍に膨れ上がった。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇。2月の米耐久財受注が予想に届かなかったこ
とが材料となった。
 この日行われたイタリアの短期国債入札が底堅い内容だったことで同国債も買われた。
 2月の耐久財新規受注は前月比2.2%増となり、市場予想の3.0%増より小幅な伸
びにとどまった。民間設備投資の先行指標となる数値も予想を下回り、製造業部門による
景気回復支援効果に影を落とす格好となった。
 イタリアの6カ月物短期証券(Tビル)入札は、底堅い引き合いがみられたほか、利回
りは1.1%と2010年9月以来の低水準となった。これを受け、29日行われる国債
入札も良好な結果が見込まれるとの期待が広がった。
 ただ市場では、スペインの財政状況やイタリアの労働市場改革の行方に依然慎重な見方
が大勢で、安全資産とみられる独連邦債は引き続きレンジ取引が続くとみられている。
 ウエストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービス氏は「米耐久財受注の内容に投
資家は失望した」と指摘。統計を受け株安の流れになったことも独連邦債を支援したと述
べた。
 独連邦債先物<FGBLM2>は55ティック高の137.86。全般的に値が振れ、プラス圏
とマイナス圏を行き交う場面もみられた。
 10年物の独連邦債利回り<DE10YT=TWEB>は5.4ベーシスポイント(bp)低下の
1.83%。利回りは目先2%を引き続き下回って推移するともみられている。
 10年物のイタリア国債利回り<IT10YT=TWEB>は3bp低下し5.1%。同スペイン国
債利回り<ES10YT=TWEB>も5.33%に低下した。



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2012年03月28日

3/27欧州市場ロイターニュース

3/27欧州市場ロイターニュース

                1133GMT 26日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3332   1.3357
ドル/円<JPY=>             83.230   82.830
ユーロ/円<EURJPY=>        110.96   110.63

                  27日終値     前営業日終値
株 FT100               5869.55(‐33.15) 5902.70
  クセトラDAX      7078.90(‐ 0.33) 7079.23

金 現物午後値決め            1692.00            1680.25

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.365  (‐0.010)  0.058(0.080)
独連邦債2年物                                0.237(0.252)
独連邦債10年物(6月限) 137.46  (+0.72)     1.880(1.938)
独連邦債30年物                             2.524(2.556)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルがユーロに対してやや上昇した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.19%安の1.3332ドル。ユーロ/円<EURJPY=>は0.
3%高の110.96円で取引された。
 ドル/円<JPY=>は0.48%高の83.23円と、最近付けた11カ月ぶり高値の
84.19円を下回った。日銀が2月に金融緩和策を発表して以来、円はさらに売られや
すい地合いとなっている。

 <株式> ロンドン株式市場は反落して終了した。当初は銀行・鉱山株主導で上昇して
いたが、石油株が売られマイナス圏で終了した。
 石油株<.FTNMX0530> は利益確定の売りが優勢となり、地合いを大きく悪化させた。
 中でも英天然ガス大手BGグループ<.BG.L>が2.9%安と最も値を下げた。
 仏トタル<TOTF.PA>も、北海ガス田流出事故を受け下落した。BGグループはこのガス
田に約14%出資している。
 建材販売大手ウルズリー<WOS.L>は3.3%安。欧州事業が軟調で、直近の業績の伸び
が鈍化したことを受けた。
 軟調な地合いの中、鉱山株<.FTNMX1770>は堅調だった。米連邦準備理事会(FRB)の
バーナンキ議長発言が金属需要の期待を増大させたことを受け、銅価格<CMCU3>が26日
に2%高となったことが支援した。カザキミス<KAZ.L>は、好調な決算を受けて2.1%
上昇した。
 銀行株もしっかり。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は
3.3%高。英政府が、保有するRBS株式の最大3分の1を、アブダビ政府系ファンド
(SWF)に売却する方向で協議しているとのニュースが支援した。
 英銀大手バークレイズ<BARC.L>は1.5%高、英HSBCホールディングス<HSBA.L>
も0.6%高だった。

 欧州株式市場は石油株主導で反落。仏トタル<TOTF.PA>は、北海の油田・ガス田で発生し
た天然ガス流出事故について、流出を食い止めるためのリリーフ井の掘削に約半年かかる
可能性があるとしたことを嫌気して売り込まれた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.46ポイント(0.50%)安
の1083.54。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は14.66ポイント(0.58%)安
の2525.21。 
 トタルは商いを伴って6%急落。同社は北海エルギン・フランクリン油田・ガス田で発
生した事故について、流出を食い止めるためリリーフ井の掘削などあらゆる方策を検討し
ているとした。
 同油田・ガス田の一部権益を保有する英BG<BG.L>も売られ、2.9%安となった。
 一方、鉱山株は堅調な銅相場を材料にしっかり。銅価格は26日、バーナンキ米連邦準
備理事会(FRB)議長の発言を受けた追加緩和観測を背景に、銅需要拡大への期待から
大きく上昇した。カザキミス<KAZ.L>は決算を好感して2.1%高となった。
 英銀行株にも買いが入り、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L
>は3.3%上昇。英政府がRBSの一部株式売却についてアブダビの投資家と協議した
とするニュースが支援材料となった。
 HSBC<HSBA.L>は0.6%高、スタンダード・チャータード(スタンチャート)<STA
N.L>は0.8%高。

 <ユーロ圏債券> イタリア国債の利回りが上昇。インフレ連動債に絡む動きが圧迫要
因となった。
 10年物のイタリア国債利回り<IT10YT=TWEB>は10ベーシスポイント(bp)強上昇
し5.14%。利回りの伸びは過去3週間で最大となった。期間が短めの利回りは一段と
上昇し、今後短期的に売り圧力はさらに強まる可能性があるとみられている。
 この日行われた同国のインフレ連動債入札は無難に消化されたものの、その後プライマ
リーディーラーが流通市場で売却に動いたことをきっかけに、全般的に売りが膨らんだと
いう。週内に残りの入札を控えており、コンセッション(利回りを上げる動き)が広がっ
た可能性もあるとみられている。
 こうしたなか、独連邦債先物<FGBLM2>は堅調に推移。価格は50ティック強上昇し
137.31となった。
 ポルトガル国債もしっかり。利回りは85bp低下し、10年物独連邦債との利回り格
差<PT10DE10=TWEB>は昨年9月以降で初めて1000bpを下回った。週末にユーロ圏財
務相が救済基金拡大で合意するとの期待が後押ししたほか、期末を前にしたショートポジ
ションの一部巻き戻しも支援材料になったという。
 翌28日の見通しについては、欧州中央銀行(ECB)の貸出統計が材料になる可能性
があるとの声が聞かれた。



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2012年03月27日

3/26欧州市場ロイターニュース

3/26欧州市場ロイターニュース

                1322GMT 23日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3314   1.3271
ドル/円<JPY=>             82.680   82.310
ユーロ/円<EURJPY=>        110.10   109.27

                  26日終値     前営業日終値
株 FT100              5902.70(+47.81) 5854.89
  クセトラDAX     7079.23(+83.61) 6995.62

金 現物午後値決め           1680.25            1664.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.380  (+0.020)  0.080(0.083)
独連邦債2年物                                0.252(0.229)
独連邦債10年物(6月限) 136.80  (‐0.59)     1.938(1.864)
独連邦債30年物                             2.556(2.497)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルがユーロやスイスフランに対して下落した。米連邦準備理事会(FRB)
のバーナンキ議長発言で、FRBが一段の量的緩和に踏み切る可能性があるとの見方が強
まった。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸、1日としては2週間ぶりの上げ幅を記録して終了
した。米国の金融緩和への期待感やドイツの明るい経済指標が、8カ月ぶり高値水準を再
び試す新たな取引材料となった。
 ドイツのIFO経済研究所が発表した3月の独業況指数は予想を上回り、5カ月連続で
上昇した。また、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が経済の成長力に懸念を
示す一方、物価上昇リスクには言及しなかったため、追加量的緩和(QE)への期待が高
まった。
 米関連株がこの日最も買われた銘柄の一角を占めた。売上の約4割を米国に依存する建
材販売大手ウルズリー<WOS.L>は2.2%高。JPモルガンが同社をトップピック銘柄と
した。
 英天然ガス大手BGグループ<BG.L>は1.8%高。タンザニアでの大規模ガス探査に成
功したことを好感した。タロー・オイル<TLW.L>も6.6%高。ケニアの調査井で石油の
掘削に成功したことが支援材料となった。

 欧州株式市場は、独業況指数が改善したことに加え、米連邦準備理事会(FRB)によ
る緩和策の維持により株高が継続するとの期待から、小幅高で終了した。
 この日はバーナンキ米FRB議長が全米企業エコノミスト協会(NABE)で行った講
演のなかで、米失業率を低下させるには経済成長がさらに加速する必要があるとの考えを
表明。市場では追加量的緩和に対する期待が高まった。
 ウニクレディト・リサーチの首席米国エコノミスト、ハーム・バンドホルツ氏は「バー
ナンキ議長は、景気循環上の労働市場の問題が構造的な問題に発展する可能性があるとの
警告を発した。これは、さらなる緩和を示唆している可能性がある」と述べた。
 ドイツのIFO経済研究所が発表した3月の独業況指数が予想を上回ったことで若干上
昇していた株価は、バーナンキ議長の発言を受け一段高となった。
 ただスペインでは、ラホイ首相率いる国民党がアンダルシア州議会選挙で過半数議席を
獲得できなかったことを受け、株価が下落。IBEXX35<.IBEX>は一時2週間半ぶり
の安値を付けた後、前営業日終値比0.7%安で取引を終えた。
 地方選挙結果を受け、ラホイ政権が歳出削減に向け逆風にさらされるとの懸念から、特
に銀行株が売られ、BBVA<BBVA.MC>は1.4%、サンタンデール<SAN.MC>は1%、
それぞれ下落した。

 <ユーロ圏債券> スペイン・イタリア国債の利回りが低下。ドイツがユーロ圏救済基
金拡大に合意する可能性があるとの期待が広がった。
 3月の独IFO業況指数が予想を上回り、2011年7月以来の高水準をつけたことを
受け、独連邦債は値下がりした。
 ドイツのメルケル首相はこの日、ユーロ圏の危機拡大防止に向けたファイアウオール(
防火壁)の増強について、妥協する用意があることを初めて示唆。常設の安全網となる欧
州安定メカニズム(ESM)と現在の一時的な救済基金である欧州金融安定ファシリティ
ー(EFSF)の並行運用が可能と指摘し、それにはEFSFを2012年半ばから20
13年半ばまで引き続き活動基金として容認することが唯一の方策になると述べた。
 ユーロ圏の財務相は30─31日にデンマークのコペンハーゲンで、救済基金について
話し合う。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは4.5ベーシスポイント(bp)低下の
5.34%。独連邦債との利回り格差は340bpに縮小した。
 一方、利回りは3月に入り約50bp上昇しているほか、オランダの状況をめぐる不安
もあることから、地合いは安定しない状況が続くとみられている。
 スペインのラホイ首相は、アンダルシア州の州議会選挙で自身が率いる国民党が過半数
議席を獲得できなかったものの、2012年の緊縮予算案を30日に提出する考えには変
わりはないとの考えを示した。
 イタリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは小幅低下し5.04%。国債入札を29日に
控え、目先5%近辺での推移が見込まれている。
 独連邦債先物<FGBLM2>は65ティック安の136.74。10年債利回りは7bp上昇
の1.95%。



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2012年03月26日

3/23欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


3/23欧州市場ロイターニュース

                1452GMT 22日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3268   1.3196
ドル/円<JPY=>             82.140   82.530
ユーロ/円<EURJPY=>        109.01   108.92

                  23日終値     前営業日終値
株 FT100              5854.89(+ 9.24)  5845.65
  クセトラDAX     6995.62(+14.36)  6981.26

金 現物午後値決め           1664.00            1635.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.365  (+0.010)  0.083(0.068)
独連邦債2年物                                0.229(0.262)
独連邦債10年物(6月限) 137.59  (+0.50)     1.864(1.912)
独連邦債30年物                             2.497(2.536)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> 中国やユーロ圏の減速をめぐる不安がやや和らぐなか、ユーロが対ドルで上
昇し3週間ぶり高値をつけたほか、豪ドルも最近の下げから安定した動きとなった。

 <株式> ロンドン株式市場は小反発して終了。鉱山株が取引時間終盤に反発し、相場
を押し上げた。
 世界最大の銅鉱山会社、チリ銅公団(コデルコ)[CODEL.UL]の2011年の税引き前利
益は、前年比21%急増した。同社は、消費の伸びは引き続き歴史的な平均水準を上回る
可能性があり、中国への販売も減少しないとの見通しを示した。
 コデルコの好決算と楽観的な見通しを受け、この日の取引前半で大きく値を下げていた
鉱山株は急速に回復し、0.9%高で引けた。
 小売株<.FTNMX5370>は1%高。百貨店チェーン、ジョン・ルイス[JLP.UL]の発表した好
調な週間売上高が支援した。また、複数の証券会社が、前日に好決算を発表したネクスト
<NXT.L>とキングフィッシャー<KGF.L>の投資評価を引き上げた。
 通信大手BTグループ<BT.L>の上昇が目立ち、5.4%高。年金基金の負担をめぐる不
透明性が後退し、増配への期待が高まった。

 欧州株式市場は変わらず。中国や米国のさえない経済指標を嫌気し、週間では今年に入
り最大の下げを記録した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は0.07ポイント(0.01%)
安の1079.42。
 中国の購買担当者景気指数(PMI)や米国の住宅関連指標が弱い内容になったことが
重しとなり、週足では2.5%の大幅下落となった。
 同指数は11月下旬以降、ユーロ圏債務危機をめぐる懸念後退を受けて20%近く上昇
しており、利食確定の売りが出た。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.79ポイント(0.19%)安の
2525.43。
 ただ終盤にかけて資源株<.SXPP>が買われ、相場の下値を支えた。チリ銅公団(コデル
コ)[CODEL.UL]の2011年決算が大幅増益となったことに加え、同年の生産量が過去最
大に達したことが好感された。
 英市場に上場するアントファガスタ<ANTO.L>、カザキミス<KAZ.L>、フレスニロ<FRES.L>
は軒並み2.4─2.7%高となった。
 半面、金鉱大手ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>はこの日も売られ1.9%下落。
生産の約3分の2が集中する西アフリカ・マリで発生した軍兵士によるクーデターによる
業績への影響が懸念されている。
 小売り株もしっかり。英百貨店ジョン・ルイスが発表した週間売上高が好調な内容とな
り、他の英小売り株を押し上げた。
 WMモリソン<MRW.L>は1.4%、テスコ<TSCO.L>は1.8%それぞれ値を上げた。
 キングフィッシャー<KGF.L>は1.5%高。ネクスト<NXT.L>は2.5%高。野村やバー
クレイズ・キャピタルを含む複数の証券会社が、両社の目標株価を引き上げたことも支援
した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債先物が上昇した。最近のさえない経済指標を背景に、世界
経済の回復期待が後退していることが背景。
 独連邦債先物<FGBLM2>は3月13日以来の高値をつけ、30ティック上昇の
137.39で清算した。週間では1.5%の上昇となった。
 コメルツ銀行のストラテジスト、レイナー・ガンターマン氏は、過去数日に発表された
マクロ経済指標はさえず、市場関係者の大半にとって想定外の内容になったと指摘。「市
場は、回復の力強さについて疑いの目を向け始める可能性がある」と述べた。
 イタリア・スペイン国債は当初売られたが、その後切り返しプラス圏で取引を終えた。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは11ベーシスポイント(bp)低下の
5.40%。イタリア10年債<IT10YT=TWEB>は4.3bp低下の5.06%となった。
 市場関係者によると、週末を控えショートカバーが出たことが両国国債を支援した。
 イタリアは来週、中・長期債の入札を控えており、周辺国国債に対する地合いを見極め
る上で、試金石になるとみられている。
 また市場はイタリアの労働改革の行方にも注目している。モンティ政権はこの日、労働
改革を閣議承認した。通常法案として議会に提出するとしている。
 一方、債務交換後に発行されたギリシャ新国債<0#GRTSY=>はこの日、大きく売られた。
2023年償還債の利回りは1%ポイント超上昇し20%を突破した。
 市場関係者によると、現在の価格水準で商いは薄いが、ディーラーが利回りを押し上げ
た。ギリシャ経済を持続可能な軌道に戻す上で、債務交換は不十分との悲観的な見方を反
映している。



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2012年03月22日

3/21欧州市場ロイターニュース

3/21欧州市場ロイターニュース

                1254GMT 20日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3221   1.3224
ドル/円<JPY=>             84.020   83.710
ユーロ/円<EURJPY=>        111.06   110.69

                21日終値         前営業日終値
株 FT100              5891.95(+0.54)   5891.41
  クセトラDAX     7071.32(+16.38)  7054.94

金 現物午後値決め           1649.25            1656.75

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.375  (+0.025)  0.079(0.083)
独連邦債2年物                                0.288(0.338)
独連邦債10年物(6月限) 136.43  (+0.79)     1.972(2.049)
独連邦債30年物                             2.581(2.666)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対円でおよそ5カ月ぶりの高値に上昇している。ギリシャ議会が第
二次追加支援策を批准したことで、追加支援が前進しているとの見方が追い風になった。
批准は形式的なものとみられているが、事態の進展を好感した買いがユーロを押し上げて
いる。
 ロイターのデータによると、ユーロ/円<EURJPY=>は約5カ月ぶり高値となる
111.43円をつけた。直近では0.3%高の111.07円。
 ユーロ/ドル<EUR=>は直近ではほぼ変わらずの1.3224ドルで推移。ギリシャ議会
の批准を受け、一時は約2週間ぶり高値となる1.3284ドルに上昇した。
 ドル/円<JPY=>は0.4%高の84.02円。

 <株式> ロンドン株式市場は小反発。2月の米中古住宅販売戸数が予想外に減少して
商品株が売られる中、大型株のボーダフォン<VOD.L>が買われた。
 ゴールドマン・サックスがボーダフォンの投資判断を「コンビクションバイ(強い買い
推奨)」に引き上げたことを受けて、同社株は0.3%上昇した。
 銀行株指数<.FTNMX8350>は不安定な展開となる中、小幅高で終了。HSBC<HSBA.L>が
0.4%高となり、同指数を押し上げた。
 ただ他の英銀株は軟調となり、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
<RBS.L> は0.9%安、ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は0.4%安となった。こ
の日発表された政府予算案では、銀行部門が法人税減税の恩恵を受けなかった。
 米住宅指標が予想以上に悪く、同国の景気回復に対する懸念が高まり、鉱山株
<.FTNMX177>がこの日の取引で最も大きく売られた。
 貴金属株は買われ、フレスニロ<FRES.L>は3.0%高、ランドゴールド・リソーシズ
<FRES.L>は3.2%高だった。
 オズボーン英財務相が同日行った予算演説で、比較的楽観的な経済認識を示したことな
どを好感し、住宅建設株が買われた。バラット・ディベロップメント<BDEV.L>は4.4%
高。
 セインズベリー<SBRY.L>は4.5%高としっかり。競合他社から市場を奪い、第4・四
半期の売上高が予想を上回ったことが好感された。
 エンジニアリング大手のウィアー・グループ<WEIR.L>は6.2%安だった。

 欧州株式市場は小幅続落。軟調な内容となった米中古住宅販売統計を受け、米景気の先
行き不安が高まるなか、金融株が下げを主導した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.71ポイント(0.16%)安
の1091.74。一時1087.07まで下落したものの、1091付近にある支持水
準を若干上回って終了した。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.03ポイント(0.35%)安の
2567.58。
 STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.9%下落。この日発表された2月の米
中古住宅販売が予想外に減少したことを受け、ぜい弱な米景気回復が企業のバランスシー
トを悪化させる可能性があるとの懸念が強まった。
 ただ、英小売りのセインズベリー<SBRY.L>やスペインの石油大手レプソル<REP.MC>など
が商いを伴って上昇したことから、相場の下値は堅かった。
 セインズベリーは4.5%高。第4・四半期売上高の伸びが市場予想を上回ったことが
支援した。
 レプソルも4.3%高。アルゼンチン政府当局者は、レプソルのアルゼンチン子会社Y
PF<YPFD.BA>を再国有化する計画について否定した。
 半面、スウェーデンの通信テリアソネラ<TLSN.ST>は3.7%安。フィンランドの政府
系投資会社ソリディウムが同社株の一部を売却したことが嫌気された。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債に対する逃避買いが膨らむ一方、スペイン・イタリアなど
財政状況がよりぜい弱なユーロ圏国債は売られた。スペインの財政再建をめぐる懸念が高
まり、リスク資産に対する買い意欲が後退した。
 スペインが財政赤字の削減目標を緩和して以降、同国の財政見通しをめぐっては、懐疑
的な見方が強まっている。市場関係者によると、シティグループの首席エコノミストが通
信社ブルームバーグとのインタビューで、スペインに関して暗い見方を示したことがきっ
かけとなり、この日のスペイン国債の売りを誘った。
 スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは17ベーシスポイント(bp)上昇の
5.40%となり、1カ月ぶりの高水準をつけた。
 INGのストラテジスト、アレッサンドロ・ジャンサンティ氏は「イタリアやベルギー
はともに、より厳しい姿勢で財政再建に取り組んでいるもようだが、スペインは常に目標
達成を逸してきた」と述べた。
 リスク選好の後退を受け、イタリア国債の利回りが上昇する一方、独10年債利回りは
この日、今週に入り初めて2%の水準を割り込んだ。
 独10年債利回り<DE10YT=TWEB>は6.5bp低下の1.98%。
 独連邦債先物(6月限)<FGBLc1>は69ティック高の136.33で清算した。
 市場は、22日に公表される3月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景気指数)速報値
に注目している。



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2012年03月21日

3/20欧州市場ロイターニュース

3/20欧州市場ロイターニュース

                1328GMT  19日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3195   1.3240
ドル/円<JPY=>             83.690   83.340
ユーロ/円<EURJPY=>        110.43   110.36

                20日終値         前営業日終値
株 FT100              5891.41(‐69.70)   5961.11
  クセトラDAX     7054.94(‐99.28)   7154.22

金 現物午後値決め          1656.75              1661.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.365  (+0.020)  0.083(0.082)
独連邦債2年物                                0.338(0.347)
独連邦債10年物(6月限) 135.58  (‐0.02)     2.049(2.069)
独連邦債30年物                             2.666(2.702)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが主要通貨に対して上昇した。中国の経済成長への懸念から安全通貨ド
ルの需要が高まり、成長関連通貨は下落した。
 豪ドル/米ドル<AUD=> は1.2%安の1.0482米ドルとなった。中国の鉄鉱石需
要が鈍化しつつある兆候が見られると豪鉱山大手BHPビリトンが指摘した。
 ドル/円<JPY=>は0.4%高の83.66円。15日につけた11カ月ぶり高値の
84.187円に近づいている。円は対ユーロ<EURJPY=R>では110.82円と、4カ月
ぶり安値を更新した。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。中国の資源需要が減退するとの懸念から、商品
(コモディティ)関連株が売られた。
 同指数に占める比重が高い鉱山株が3.6%下落した。BHPビリトン<BLT.L>が、中
国の鉄鉱石需要について、「横ばい」に鈍化しつつある兆候がみられるとの見方を示した
ことが嫌気された。
 BHPビリトンは同業のリオ・ティント<RIO.L>とともに大きく売られ、いずれもおよ
そ4%値を下げた。
 優良株がほぼ全面安の展開となる一方、ディフェンシブ株はしっかりとなり、市場関係
者からは、年初来の相場の押し上げ要因となってきたリスク資産への買い意欲が後退して
いるとの指摘が聞かれた。
 食料品系の小売り大手は買われ、テスコ<TSCO.L>は0.5%高。WMモリソン<MRW.L>
は0.6%、セインズベリー<SBRY.L>は0.3%それぞれ値を上げた。
 ボーダフォン<VOD.L>も商いを伴って2%上昇した。

 欧州株式市場は続落。中国経済の先行き不透明感などを背景に、コモディティ関連株
を中心に売りが出た。自動車株や金融株も安い。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.16ポイント(1.10%)
安の1093.45。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は31.81ポイント(1.22%)安
の2576.61。
 中国の需要が減速しているとの懸念を背景に商品価格が下落。これを受け、鉱山株
<.SXPP>や石油関連株<.SXNP>が売られた。
 BHPビリトン<BLT.L>は4.1%安。中国の鉄鉱石需要が鈍化しているとの見方を同
社が示したことを受け、中国の成長をめぐる懸念が強まった。
 トレーダーによると、ロシアでの需要鈍化見通しや中国の自動車販売が予想を下回ると
の報道が自動車株を圧迫した。ダイムラー<DAIGn.DE>は4.4%、BMW<BMWG.DE>は
5.0%それぞれ下落した。
 銀行株<.SX7P>や保険株<.SXIP>も安い。証券会社は両セクターに対し一段と慎重な見方
を示している。
 サンタンデール<SAN.MC>とBBVA<BBVA.MC>はそれぞれ約1%下落した。ベレンバー
グ・バンクは、投資判断を「売り」として両行のカバレッジを開始した。

 <ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが上昇。同国のモンティ首相が、労働改革を進
めるため労組代表と会談するなか、政府の改革推進能力をめぐる懸念が強まり、最近回復
していたリスク選好が後退した。
 周辺国債離れが広がるなか、前週利回りが大きく上昇していた独連邦債は安定して推移
した。
 モンティ首相はこの日、労働改革をめぐり労組の合意を得るため代表と会談した。改革
実施の難しさがあらためて認識されるなか、スペインやイタリア国債が独連邦債をアンダ
ーパフォームした。
 RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「労
働市場の改革は、非常にぜい弱な中期的経済成長見通しを押し上げるうえで絶対的に重要
だ。追加の構造改革が整いつつあることを示す兆しがみられても、モンティ首相が改革を
骨抜きにし始めているようであれば、市場は非常に好ましくないことと受け止め、イタリ
ア国債は売り圧力にされされる」と話した。
 イタリア国債10年物<IT10YT=TWEB>利回りは7ベーシスポイント(bp)上昇し
4.91%。スペイン国債10年物<ES10YT=TWEB>利回りも6.4bp上昇し5.24%と
なった。
 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが19日、スペインについて、
2012年の財政赤字目標を緩和したものの、財政見通しは依然として厳しいとの見解を
示したことがスペイン国債を圧迫した。
 スペイン中銀が20日、1月の国内銀行の不良債権比率が1994年8月以来の高水準
になったと明らかにしたことを受け、一部ストラテジストの間では、イタリア国債は今後
もスペイン国債をアウトパフォームするとの見方が出ている。
 不安定な値動きとなった独連邦債先物6月限<FGBLc1>は、4ティック高の135.64
で清算した。
 独連邦債10年物利回り<DE10YT=TWEB>は前日比横ばいの2.04%。同国債利回りは
前週、年初来の高水準となる2.07%に上昇していた。
 市場参加者の間では、独連邦債利回りが2%のバリアを超えて新たなレンジを形成する
との見方も出ている。



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2012年03月16日

3/15欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ円

下 ドル円

Image2


3/15欧州市場ロイターニュース

                1314GMT 14日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3054   1.3027
ドル/円<JPY=>             83.320   83.640
ユーロ/円<EURJPY=>        108.76   108.98

                15日終値         前営業日終値
株 FT100              5940.72(‐4.71)   5945.43
  クセトラDAX     7144.45(+65.03)  7079.42

金 現物午後値決め          1648.00            1644.25

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.295  (+0.015)  0.062(0.063)
独連邦債2年物                                0.285(0.255)
独連邦債10年物(6月限) 136.44  (‐0.36)     1.962(1.962)
独連邦債30年物                             2.640(2.636)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが円やユーロに対して下落。米債券利回りの動向をにらみながらの展開
となった。
 GFT(ニュージャージー州)のFX調査部ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏
は「(為替は)株よりも債券利回りを見ながら取引されており、利回りが急上昇しない限
り、ドルの上げは限定的になるだろう」と指摘した。
 ドル/円<JPY=>は0.3%安の83.35円。一時84.17円と2011年4月以来
の高値をつけた。85円が心理的な水準とみられている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は0.2%高の1.3058ドル。一時1.3002ドルと1カ月
ぶり安値をつけた。
 スイス国立銀行(中央銀行)はこの日、2012年の成長率予想を大幅に引き上げ、経
済の安定化に向けスイスフランの対ユーロ相場について、1ユーロ=1.20フランを上
限とする方針を表明した。発表を受け、スイスフランは値上がりして推移した。

 <株式> ロンドン株式市場は小幅続落。北海ブレント原油先物<LCOc1>が値下がりす
るなか、これまで上昇してきたエネルギー株に売りが出た。翌日の先物・オプション期日
を見極める動きとなった。
 サクデン・フィナンシャル・プライベート・クライアンツのトレーダー、マイク・メー
ソン氏は「翌16日に迎える第1・四半期の先物・オプション期日は、多少相場に影響す
るだろう」と述べた。
 BP<BP.L>は1.3%安。同社は、船舶部とみられる部署に絡み、深刻な不正疑惑の存
在を指摘する書簡が届いたことを受け、調査する方針を明らかにした。

 欧州株式市場は続伸し、約33週ぶり高値近辺で取引を終えた。10日終了週の米新規
失業保険週間申請件数が4年ぶり低水準だったことや、製造業関連指標が改善するなど、
米景気回復を示すさらなる兆候が支援材料となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.80ポイント(0.35%)高
の1102.17。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.18ポイント(0.74%)高
の2593.97。
 ラング・アンド・シュワルツのストラテジスト、ジューセッペ・ギド・アマト氏は「米
連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)による十分な流動性供給が、株式市
場の安全網となっている。安定化している経済指標も支援材料だ」と述べた。
 金融株が買われた。STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.6%高。
 上げを主導したのは技術株<.SX8P>で1.2%上昇した。Aixtron<AIXGn.DE>が
14.8%高。ドイツ銀行が同社の投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げたこ
とを好感した。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債の売りが一服し、2%近くに達した利回りの上昇に歯止め
がかかった。短期的に利回りが一段と上昇する可能性は低いとみられている。
 今週発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、連邦準備理事会(FRB)
が国内経済見通しはやや改善したとの認識を示したことを背景に、独連邦債10年物
<DE10YT=TWEB>利回りは過去3営業日で4カ月ぶり低水準から5週間ぶり高水準に上昇し
た。この日は、利回り上昇に歯止めがかかり、前日比ほぼ横ばいの1.96%となった。
 欧州株価<.FTEU3>の上昇も8カ月ぶり高値付近で頭打ちとなり、米国債は反発した。こ
のことは、最近みられた安全資産からリスク資産に資金を移す動きが収束しつつあること
を示唆しているという。
 独連邦債は、過去3カ月間、債務危機解決をめぐる期待感が危機再燃への懸念に相殺さ
れ、概して利回り2%が相場の支持線となっている。
 最大の懸念だったギリシャのデフォルト(債務不履行)は回避される見通しになったも
のの、ユーロ圏の弱い成長、フランスやギリシャの政治情勢をめぐる不透明性といった要
因から、独連邦債10年物利回りが2%を大きく超える公算は小さい。
 リスクオフムードを背景に周辺国債利回りが上昇。スペインは、この日実施した国債入
札が割合順調だったにも関わらず、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp)上昇し
5.20%となった。イタリア国債との利回り格差は拡大し、約8カ月ぶり水準となった。
 スペインはこの日、2015年1月31日償還債、2016年4月30日償還債、
2018年7月30日償還債の3種類の国債入札を実施。目標レンジの中間となる30億
ユーロを調達し、落札利回りは予想通り低下した。



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2012年03月15日

3/14 欧州市場ロイターニュース

3/14 欧州市場ロイターニュース

                1238GMT   13日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3048     1.3082
ドル/円<JPY=>             83.570        82.860
ユーロ/円<EURJPY=>        109.04        108.43

                14日終値         前営業日終値
株 FT100              5945.43(‐10.48)  5955.91
  クセトラDAX     7079.42(+83.51)  6995.91

金 現物午後値決め          1644.25            1690.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.280  (‐0.020)  0.063(0.081)
独連邦債2年物                                0.255(0.190)
独連邦債10年物(6月限) 136.73  (‐1.50)     1.962(1.833)
独連邦債30年物                             2.636(2.507)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが上昇し、対円で11カ月ぶり、対ユーロで1カ月ぶり高値をつけた。
米国経済の堅調な回復を示す指標が相次ぐなか、米連邦準備理事会(FRB)が13日発
表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で景気見通しを若干上方修正したことが背景
となっている。
 ドル/円<JPY=>は83.65円と、昨年4月中旬以来の高値に上昇した。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1カ月ぶり安値となる1.3028ドルをつけた後、直近
では0.1%安の1.3067ドルで取引されている。
 豪ドル<AUD=>も一時、1.0456米ドルに下落し7週間ぶり安値を更新。直近では
0.8%安の1.0463米ドルで取引された。


 <株式> ロンドン株式市場は6営業日ぶりに反落。中国の需要に対する懸念から鉱山
株に売りが出た。
 FT100種総合株価指数<.FTSE>は10.48ポイント(0.18%)安の
5945.43。世界経済の見通し好転や堅調な企業決算を背景に、一時5989.07
の高値をつけた。
 鉱山株<.FTNMX1770> が指数を押し下げた。中国が2012年の国内総生産(GDP)
伸び率目標を7.5%に引き下げたことを受け、同国の需要見通しをめぐる不透明感から
銅価格<CMCU3>が下落した。
 銀行株<.FTNMX8350>が上昇した。米連邦準備理事会(FRB)によるストレステスト
(健全性審査)で、大手米銀の大半が合格したとの結果に支援された。
 保険株も好調。予想を上回る通年決算を発表し、配当を3分の1以上引き上げたことを
受けて、リーガル・アンド・ゼネラル<LGEN.L>が7.2%値上がりした。
 堅調な決算内容だったプルーデンシャル<PRU.L>も2.9%高で取引を終えた。

 欧州株式市場は続伸。イタリア国債入札で落札利回りが低下したことや、米連邦準備理
事会(FRB)が前日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で景気見通しを上方修正し
たことが支援材料となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.03ポイント(0.28%)高
の1098.37。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.97ポイント(0.70%)高
の2574.79。
 銀行株が上昇を主導し、仏ナティクシス<CNAT.PA>は5.2%急伸。クレディ・スイス
<CSGN.VX>も5%上昇した。
 アムンディの調査・戦略部門責任者は「ECBによる2度の3年物オペは地合いに極め
てプラスの効果をもたらした」と述べ、「銀行破たんのリスクはほぼなくなった」との見
方を示した。
 FRBが前日のFOMC声明で米経済の見通しを引き上げたほか、大半の米銀がストレ
ステスト(健全性審査)に合格したことを受け、全体的に地合いが改善した。
 イタリアがこの日の国債入札で総額60億ユーロを調達し、3年債の落札利回りが
2010年10月以来の低水準となったことも相場を支援した。
 個別銘柄ではドイツのエネルギー大手エーオン<EONGn.DE>が7%急伸。仏PSAプジョ
ー・シトロエン<PEUP.PA>も4.2%上昇した。


 <ユーロ圏債券> 独連邦債10年物の利回りが3週間ぶりの水準に上昇した。米連邦
準備理事会(FRB)が景気認識を引き上げたことや、大半の米銀がストレステスト(健
全性審査)に合格したことが背景。
 イタリア国債入札に強い需要が集まり、3年債の落札利回りが約1年5カ月ぶりの高水
準となったことも、独連邦債の投資妙味を低下させた。
 FRBは前日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、経済が向こう数四半期に緩や
かに成長するとともに、失業率は徐々に低下するとの見方を示した。
 ある市場筋は「株価が高値を更新し、地合いも改善していることから、米国(債利回り)
が現在の水準にとどまれば、独連邦債もいずれ追いつくのが理にかなっている」と指摘し
「(独連邦債の)利回りが2%を上回る可能性は当然ある」と述べた。
 この日の取引で独10年債<DE10YT=TWEB>の利回りは13ベーシスポイント(bp)上
昇の1.95%と、2月23日以来の高水準をつけた。同利回りは米10年債
<US10YT=RR>の利回りを30bp近く下回っている。
 独連邦債先物6月限<FGBLc1>は140ティック安の136.84で、2月22日以来の
低水準となった。
 イタリア国債<0#ITBMK=TWEB>は他の周辺国債をアウトパフォームし、利回りが全面的に
低下。この日実施した総額60億ユーロの国債入札に強い需要が集まったことが支援材料
となり、10年債利回りは5bp低下の4.86%となった。
 一方、スペイン10年国債<ES10YT=TWEB>の利回りは2bp上昇し、5.17%となっ
た。
 アナリストは、スペインが15日に実施する3年債、4年債、5年債の入札について、
イタリアよりも軟調な結果になると予想している。




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2012年03月14日

3/13欧州市場ロイターニュース

3/13欧州市場ロイターニュース

               1231GMT    9日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3110      1.3113
ドル/円<JPY=>             82.140       82.420
ユーロ/円<EURJPY=>        107.67       108.10

                12日終値         前営業日終値
株 FT100              5892.75(+5.26)  5887.49
  クセトラDAX     6901.35(+21.14)  6880.21

金 現物午後値決め          1697.50             1687.50                  

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.310  (+0.005)  0.080(0.079)
独連邦債2年物                                0.160(0.170)
独連邦債10年物(6月限) 138.79  (+0.31)     1.766(1.796)
独連邦債30年物                             2.451(2.451)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルがユーロに対して約1カ月ぶり高値近辺で推移。9日発表の堅調な米雇
用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による追加金融緩和の可能性が遠ざかった
との見方が出ている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は一時、2月16日以来の安値水準に下落したものの、直近では小
動きの1.3113ドルで取引されている。
 ドル/円<JPY=>は0.3%安の82.14円。
 豪ドル<AUD=>は0.7%安の1.0493米ドルで取引された。2月の中国貿易統計で、
少なくとも過去10年で最大となる315億ドルの貿易赤字を計上したことで、同国経
済の先行き懸念が高まった。

 <株式> ロンドン株式市場は小幅続伸。鉱山株や銀行株に利益確定の売りが出る一方
で、ディフェンシブ銘柄が上昇した。
 堅調な米経済指標が相次ぎ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が追加金融緩和の実施
に消極的になるとの見方が広がっている。これに加え、世界最大の金属消費国、中国の軟
調な経済指標が重しとなり、鉱山株<.FTNMX1770>は0.6%安で引けた。
 銀行株では、バークレイズ<BARC.L>、ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>、ロイヤ
ル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>が2─3.2%安、HSBC
<HSBA.L>は0.1%安だった。
 半面、不動産株は上昇した。フランスの銀行大手BNPパリバ<BNPP.PA>が8日、傘下
の不動産会社クレピエール <LOIM.PA> の一部株式を売却すると発表したことを受け、商
業不動産市場の地合いが改善した。
 ブリティッシュ・ランド<BLND.L>、不動産開発のハマーソン<HMSO.L>、ランド・セキュ
リティーズ<LAND.L>は商いを伴い、軒並み1.5─2%高となった。
 ディフェンシブ銘柄も好調。小売りのWMモリソン<MRW.L>は2.3%高。英蘭系日用
品大手ユニリーバ<ULVR.L>は1.9%高、キングフィッシャー<KGF.L>も1.6%高だっ
た。

 欧州株式市場は小反落。ギリシャ債務交換の完了への期待を背景に、債務懸念の焦
点がスペインにシフトするなか、銀行株の売りが優勢となった。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.27ポイント(0.21%)安
の1077.10。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.98ポイント(0.04%)安の
2514.97。
 スペインのIBEX35<.IBEX>はアンダーパフォームし、1.2%安。
 この日のユーロ圏財務相会合では、スペインに関し厳しい見方が示されることが予想さ
れている。また、同会合ではギリシャ第2次支援の実施を承認することが見込まれている
ものの、ギリシャ債務問題をめぐる懸念は依然根強い。
 ナティクシスのシルバン・ゴヨン氏は「リスク要因が控えている。株価はすでに年末の
目標を達成している」とし、「短・中期的に積極的な買いを後押しする原動力はない」と
述べた。
 ユーロSTOXX600種指数<.STOXX>はこの日0.2%安の264.87で終了。
 ナティクシスが予想する年末時点の目標は263となっている。
 銀行株の下げが目立ち、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>
は3%、バークレイズ<BARC.L>は2%それぞれ下落した。
 原油や銅価格が下落するなか、資源株も安い。リオ・ティント<RIO.L>は1.7%安、
ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.AS>は0.8%安。 中国が週末に発表した2月の貿易統
計によると、欧州の需要が後退するなか、輸出の伸びは予想の半分程度にとどまった。

 <ユーロ圏債券> 独連邦債の価格が上昇。ユーロ圏の弱い経済見通しをめぐる懸念か
ら、周辺国の国債が再び売り圧力にさらされた。
 独連邦債先物6月限<FGBLM2>は一時58ティック上昇し、限月最高値の139.06を
つけた後、138.87で清算。ぜい弱な経済成長が周辺国による債務削減の努力の妨げ
になる恐れがあるとの懸念が高まった。
 独連邦債10年物<DE10YT=TWEB>の利回りは5.5ベーシスポイント(bp)低下の
1.75%で2カ月ぶり低水準となった。市場では、「トリプルA」格付け債への強い需
要から同利回りが短期的に1.50%まで低下する可能性もあるとの指摘が聞かれた。
 あるトレーダーは「ギリシャへの対応では問題を先送りしただけだ」とし、ポルトガル
が同様の状況に陥る可能性があることや、スペインの財政目標達成が必ずしも順調でない
ことに投資家は警戒感を持っていると述べた。
 ギリシャは1000億ユーロの債務削減につながる民間債権者との債務交換を実施し、
無秩序なデフォルト(債務不履行)を当面回避した。
 債務交換を受けて12日から取引が始まったギリシャ新国債を投資家は敬遠し、問題解
決への懐疑的な見方を反映して金利はユーロ圏で最も高い水準となっている。
 債務交換を受けてギリシャに対する1300億ユーロの第2次支援策はこの日のユーロ
圏財務相会合で承認される見通しとなったが、当局者の懸念は、今年の財政目標達成が困
難な公算となったスペインなどにシフトしている。
 また、イタリアは第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値によってリセッション
(景気後退)入りが確認され、スペイン、イタリア両国の国債に利食い売りが出た。
 スペイン10年国債<ES10YT=TWEB>の利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の
5.07%、イタリア10年国債<IT10YT=TWEB>の利回りは8bp上昇の4.92%とな
った。
 ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>の利回りも12bp上昇し、13.94%となった。



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2012年03月12日

3/9欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

Image2


3/9欧州市場ロイターニュース

                1648GMT 8日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3106   1.3270
ドル/円<JPY=>             82.440   81.590
ユーロ/円<EURJPY=>        108.07   108.27

                9日終値       前営業日終値
株 FT100              5887.49(+27.76)  5859.73
  クセトラDAX     6880.21(+45.67)  6834.54

金 現物午後値決め          1687.50         1690.00              


             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.310  (+0.005)  0.079(0.083)
独連邦債2年物                                0.170(0.165)
独連邦債10年物(6月限) 138.43  (+0.09)     1.796(1.799)
独連邦債30年物                             2.451(2.452)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ドルが全般的に上昇し、対円で11カ月ぶり高値に迫った。2月の米雇用統
計で非農業部門雇用者数が予想を上回る前月比22万7000人増となり、欧州や日本経
済に比べ、米経済が堅調に回復していることを示す結果となった。
 ドルは対円で5週連続の上昇となる見通し。5週連続の上昇はほぼ5年ぶりとなる。
 米雇用統計を受けて、ユーロは下げ幅を拡大。民間債権者によるギリシャの債務交換が
完了し安心材料となったものの、債務問題や弱い経済見通しがより材料視された。
 ドル/円<JPY=>は一時82.51円に上昇し、2011年4月27日以来の高値をつけ
た。ロイター・データによると、直近では前日比1%高の82.42円となった。
 ユーロ/ドル<EUR=>は1.3095ドルと3週間ぶり安値をつけた。その後、やや戻し、
直近では前日比1.3%安の1.3104ドル。

 <株式> ロンドン株式市場は3日続伸。堅調な米雇用統計の結果を手がかりに、午後
に入り買いが優勢となった。
 2月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が22万7000人増と、市場予想を上回
った。米景気に弾みがついていることが示されたことで、モノ・サービスへの世界的な需
要が高まり、欧州の軟調な成長を相殺するとの期待が広がった。
 ギリシャの債務交換をめぐり、民間債権者の高い参加率を得られたことも、市場心理の
改善につながった。
 この日の上昇により、FT100種総合株価指数の週足での下げは0.4%にとどまっ
た。
 FTSE100ボラティリティ指数<.VFTSE>は13%低下した。
 発電機レンタルのアグレコ<AGGK.L>の上昇が目立った。好決算に加え、2012年に関
し明るい見通しを示したことが好感され4%高となった。
 半面、鉱山株のフレスニロ<FRES.L>は売られた。ドイツ銀による投資評価引き下げを受
け、このところの上昇を受けた利益確定の売りが出た。


 欧州株式市場は続伸。米雇用統計が予想よりも強い内容となり、米経済に対する信頼感
が高まった。
 米労働省がこの日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月から2
2万7000人増加し、予想の21万人を上回った。
 モニュメント・セキュリティーズの営業部門責任者アンディ・アッシュ氏は、週末を控
え、比較的良好な(米経済)指標を材料にショートカバーと思われる買いが入ったと指摘
した。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.58ポイント(0.43%)高
の1079.37。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は1.73ポイント(0.07%)高の2
515.95。
 ギリシャ債務交換への民間債権者の参加率が十分な水準に達し、無秩序なデフォルト
(債務不履行)が当面回避されたことはおおむね織り込み済みだったが、それでも投資家
心理を支えた。
 投資家の不安心理を示すユーロSTOXXボラティリティ指数<.V2TX>は1週間ぶりの
水準に低下した。ただ、2005年につけた過去最低と比べると、依然として2倍の水準
にある。
 個別銘柄では工業用ガス大手の独リンデ<LING.DE>が5.6%高。決算が予想を上回り、
配当を13.6%引き上げたことが支援材料となった。


 <ユーロ圏債券> 前日に回答期限を迎えたギリシャの債務交換で高い参加率を得られ
たことを受け、リスク資産に買いが入った。
 ただ、ユーロ圏の成長見通しが思わしくないことに加え、ポルトガルも債務再編を行わ
ざるを得なくなるとの懸念が払しょくされていないことから、周辺国などの国債利回り
低下は限定的なものとなるとみられている。
 ギリシャの債務交換にほぼすべての債権者が応じる姿勢を示したことで、同国が直ちに
無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥るリスクは解消された。ただ、市場の焦点はすぐ
に、ユーロ圏全体がリセッション(景気後退)に陥る可能性にシフトしている。ギリシャ、
もしくはその他のユーロ加盟国が再び債務再編を迫られるリスクも懸念されている。
 ロンドン・アンド・キャピタルの債券部門を率いるサンジェイ・ジョシ氏は、「ギリシ
ャは債務交換を行うことにより時間を稼ぐことができる」としながらも、「経済が成長し
ていない時に度重なる緊縮財政策を実施することは、状況の悪化にしかつながらないため、
これにより大幅な時間稼ぎができるかどうかは依然として疑問に思っている」と述べた。
 イタリア国債利回りは当初低下したものの、イタリア国債が最近スペイン国債をアウト
パフォームしていることから、取引終盤に利食い売りが出た。
 終盤の取引で、イタリア10年債<IT10YT=TWEB>利回りは3.4ベーシスポイント
(bp)上昇の4.84%、スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは7.7bp低下の
5.01%で推移した。
 ただスペイン国債利回りが依然としてイタリア国債を上回っていることから、市場で
はスペインの方がイタリアよりもリスクが高いと見なされていることが示されている。
 こうしたなか、独連邦債利回りは低下。独5年債<DE5YT=TWEB>利回りは1bp低下の
0.77%、同10年債<DE10YT=TWEB>利回りは小幅低下し1.79%となった。
 独連邦債先物<FGBLc1>は、2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回って増
加したことを受け一時低下したものの、結局14ティック高の138.48で清算した。



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2012年03月09日

3/8欧州市場ロイターニュース

上 ユーロ/円

下 ドル/円

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3/8欧州市場ロイターニュース

               1528GMT 7日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3231   1.3149
ドル/円<JPY=>             81.340   81.160
ユーロ/円<EURJPY=>        107.64   106.71

                8日終値       前営業日終値
株 FT100         5859.73(+68.32)  5791.41
  クセトラDAX    6834.54(+163.43)  6671.11

金 現物午後値決め       1690.00       1677.50

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限)  99.305  (+0.000)  0.083(0.101)
独連邦債2年物                                0.165(0.155)
独連邦債10年物(6月限) 138.40  (‐0.16)     1.799(1.776)
独連邦債30年物                             2.452(2.431)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが、対ドル、対円で上昇した。ギリシャ政府が民間債権者との間で
債務交換を実施できるとの楽観的な見方が広がった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の
ドラギ総裁の発言で上値は抑えられた。
 ドラギ総裁は、ECBの3年物資金供給オペについて、リスク環境は大幅に改善したな
どと発言。これを受け、市場では、ECBは同様の長期資金供給オペを直ちに行うことは
ないとの見方が出た。
 ユーロ/ドル<EUR=>は直近で0.7%高の1.3234ドルで取引された。
 ユーロ/円<EURJPY=R>も1%高の107.70円。
 ドル/円<JPY=>は0.4%高の81.38円。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸し、約1カ月ぶりの大幅上昇となった。米景気見通
しやギリシャ債務交換の結果をめぐる楽観的な見方が追い風となった。
 米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数は前週から増加したものの、4年ぶり低
水準近辺にとどまったことから、雇用情勢が改善しつつあるとの見方を支え、9日の雇用
統計への期待が高まった。
 これを受けて景気循環株が買われ、建設資材<.FTNMX2350>、工業用金属<.FTNMX1750>、
エンジニアリング<.FTNMX2750>関連株がいずれも2.9─3.9%上昇した。中国が金融
緩和を実施する可能性があるとの観測も支援材料となった。
 ギリシャと民間債権者の債務交換は、8日2000GMT(日本時間9日午前5時)の
参加回答期限を控え、実現が近いことを示す兆しが出ている。

 個別銘柄では不動産開発のハマーソン<HMSO.L>が5.5%急伸。
 小売りのWMモリソン<MRW.L>も相場をアウトパフォームし、1.7%高で引けた。

 欧州株式市場は続伸して終了した。ギリシャ政府が民間債権者との間で行う債務交
換で、十分な参加率が得られる見通しが強くなったことが株価を押し上げた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は16.34ポイント(1.54%)
高の1074.79で取引を終えた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は53.45ポイント(2.17%)
高の2514.22。

 民間債権者がギリシャ政府提案の債務交換に応じるかどうかを決める期限は8日200
0GMT(日本時間9日午前5時)。ギリシャ政府高官は回答期限を目前に控え、民間債
権者の債務交換への参加率が75%を越えたと明らかにした。
 こうしたなか、銀行株の上昇が目立った。ドイツ銀行<DBKGn.DE>は4.4%、ソシエテ・
ジェネラル(ソジェン)<SOGN.PA>は3.7%、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>は2.9%、
それぞれ上げた。
 ただ、市場ではユーロ圏経済の先行きに対する懸念は払しょくされていない。 欧州中央
銀行(ECB)がこの日に発表したユーロ圏経済に関するスタッフ予想では、2012年
のユーロ圏の域内総生産(GDP)の伸び率見通しがマイナス0.5%─プラス0.3%
と、前回予想のマイナス0.4─プラス1.0%から下方修正された。
 ファンドマネジャーのアーナウド・スカルパシ氏は「欧州中央銀行(ECB)による2回
目の長期資金供給オペ(LTRO)が終了し、マクロ経済に関するネガティブな情報が伝わ
る中、上値は非常に限られている」との見方を示し、「相場はしばらく横ばいとなり、その
後は、例えばポルトガルの債務危機が突然悪化するなどの出来事などが発生した時点で、本
当の意味での調整が入るとみている」と述べた。

 欧州の航空防衛大手EADS<EAD.PA>は11%高で引けた。2012年の営業利益が大
幅に改善するとの見通しを示したことが好感された。
 BNPパリバ<BNPP.PA>傘下の不動産会社、クレピエール<LOIM.PA>は8.4%高で終了。
BNPパリバが同社の株式28.7%をサイモン・プロパティー・グループ<SPG.N>に
15億ユーロで売却したことが好感された。
 BNPパリバによるクレピエール株式売却で不動産セクター全体が活気付き、ハマーソ
ン<HMSO.L>は5.5%高となった。

 <ユーロ圏債券> イタリアとスペインの国債価格が上昇。ギリシャの債務交換をめぐ
って明るい見方が広がった。
 ギリシャ政府高官はこの日、民間債権者の債務交換への参加率が75%を超えたことを
明らかにした。ギリシャは75%以上の参加率を債務交換の実施の条件としている。
 RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)のストラテジスト、ニック・スタメン
コビッチ氏は「リスク市場の動向から判断すると、ギリシャの債務交換は最低参加率が確
保され、集団行動条項(CAC)適用により債務交換が実現するとの見通しが徐々に織り
込まれつつあるようだ」と述べた。
 CACが適用されればユーロ圏国債として初の強制再編となり、おそらくクレジット・
デフォルト・スワップ(CDS)支払いが発生するとみられるが、無秩序なデフォルト
(債務不履行)リスクは減退するとの見方から周辺国国債価格が上昇した。
 10年物イタリア国債利回り<IT10YT=TWEB>は13ベーシスポイント(bp)低下し
4.81%。独連邦債との利回り格差<IT10DE10=TWEB>は昨年9月以降で初めて300bp
を下回った。スペイン、ベルギー、ポルトガルの各国国債も独連邦債と比較して良好な動
きとなった。
 独連邦債先物6月限<FGBLM1>は21ティック安の138.35。ただ引き続き138.78
の限月高値に迫る水準を維持している。期日を迎えた3月限は140.01。



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2012年03月08日

3/7欧州市場ロイターニュース

3/7欧州市場ロイターニュース

                1459GMT   5日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3119     1.3218
ドル/円<JPY=>             80.910     81.430
ユーロ/円<EURJPY=>        106.14     107.63

                6日終値       前営業日終値
株 FT100        5765.80(‐109.02)  5874.82
  クセトラDAX  6633.11(‐233.35)  6866.46

金 現物午後値決め         1669.00          1705.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限)  99.165  (‐0.005)  -0.087(0.183)
独連邦債2年物                                 0.170(0.180)
独連邦債10年物(3月限) 140.35  (+0.52)      1.781(1.820)
独連邦債30年物                              2.442(2.459)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで一時2週間半ぶり安値に下落した。世界経済成長やギリ
シャ支援への懸念などから、投資家が高リスク通貨の買いを控えている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は、1.3111ドル近辺まで下げた後、直近では0.7%安の
1.3124ドルで取引されている。ドル/円<JPY=>は0.7%安の80.94円。
 豪ドルやニュージーランドドルも約1カ月ぶり安値に下落。中国の温家宝首相が前日、
2012年の成長率目標を7.5%と8年ぶりの低水準に引き下げたことが引き続き重し
になっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落し、1日の取引では昨年12月14日以降最大の下
げ幅を記録した。世界経済の減速やギリシャの債務交換問題が、安全資産への逃避を促し
ている。
 商品株が下げを主導した。投資家はドル<.DXY>などの安全資産へ逃避し、原油価格
<LC0C1>が下落するなどした。
 第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率改定値は、家計支出や輸出、製造
業の落ち込みが響いて前期比マイナス0.3%となった。また、2011年のブラジルの
GDP成長率は2.7%と、前年の7.5%成長から大幅な減速となった。
 これより先、中国の温家宝首相は、2012年のGDP伸び率について7.5%と、こ
れまでの目標値だった8%を下回る水準を目指す方針を示した。
 銀行株<.FTNMX8350>や保険株<.SXIP>が下落した。
 投資家の不安心理が増し、ボラティリティー指数<.VFTSE>は19%上昇した。
 個別銘柄では、保険大手のアヴィヴァ<AV.L>が4.7%安。メギット<MGGT.L>は4.9%
安。エッサー・エナジー<ESSR.L>は5.1%安、ケアン・エナジー<CNE.L>も3.3%安
となった。
 ハーグリーブス・ランズダウン<HRGV.L>は3.1%高だった。

 <欧州株式市場> ギリシャの債務交換に関する懸念が再燃したことを受け大幅続落し、
主要株価指数は1カ月ぶりの安値で取引を終えた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は28.43ポイント(2.63%)
安の1052.11と、2月1日以来の安値で引けた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は86.34ポイント(3.41%)
安の2443.52。

 ギリシャの債務交換で十分な参加率が得られない恐れがあるとの懸念が再燃したことで、
利食い売りが発生。中国、欧州、およびブラジルの経済成長率に対する懸念も重しとな
った。
 ETXキャピタルのドイツ取引部門を率いるマーカス・フーバー氏は「市場は過去数週
間は先走り過ぎていた可能性がある」とし、ギリシャ問題をめぐる不透明感が払しょくさ
れない限り、市場が悪影響を受けやすい地合は続くとの見方を示した。
 また、CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は、中国が前日に成長
率見通しを引き下げたことについて、「市場では遅ればせながら、この日になって中国の
成長率見通し引き下げはマイナス要因だと見なされ始め、株価は急落した」と述べた。
 ただアナリストの間では、この日の下落は買いを入れる機会を作るために必要だったと
の見方も出ている。
 IGマーケッツのテクニカル・アナリスト、ジェローム・ビネリエ氏は「テクニカル分
析上は、今回の調整は望ましい」としている。
 この日は、ユーロ圏の銀行株<.SX7P>と自動車株<.SXAP>が大きく売り込まれた。
 STOXX欧州600銀行株指数は4.2%下落。仏ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)
<SOGN.PA>、仏クレディ・アグリコル<CAGR.PA>、オーストリアのエルステ銀行<ERST.VI>
は7.1─7.8%安となった。
 STOXX欧州600自動車・自動車部品株指数は4.9%下落。伊フィアット<FIA.MI>
は6.1%、独ダイムラー<DAIGn.DE>は5.3%、独自動車大手BMW<BMWG.DE>は5.1%、
それぞれ下落して引けた。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ債務交換の回答期限が8日に迫るなか、独連邦債先物が過
去最高値を更新した。
 独連邦債先物<FGBLc1>は前日比65ティック高の140.48と過去最高値を更新。独
10年債<DE10YT=TWEB>利回りは4.5ベーシスポイント(bp)低下し、1.778%
で推移した。
 ギリシャの債務交換に応じる民間債権者の割合が低ければ、同国が無秩序なデフォルト
(債務不履行)に陥るリスクが高まる。この日は、ロイターが入手した2月18日付の国
際金融協会(IIF)の極秘文書では、IIFがギリシャが無秩序なデフォルトに陥った
場合、ユーロ圏への影響が1兆ユーロを超え、スペインとイタリアも支援要請を余儀なく
される恐れがあると警告していたことが明らかになっている。
 DZ銀行の金利ストラテジスト、ミヒャエル・レイスター氏は「ギリシャ問題をはじめ、
債務危機全般に対する不安感が、独連邦債を押し上げている」と指摘。ギリシャ債務交換
の参加率が十分に高かったとしても、市場心理の根本的な改善には至らないとの見方を示
し、「現物独連邦債利回りが低下し、独連邦債先物価格が上昇する傾向が続く」と述べた。

 スペイン経済に減速の兆候が出ていることに加え、同国が財政赤字削減目標を緩和した
ことで、ユーロ圏のなかでも財政基盤がぜい弱な国が、果たして財政赤字を削減するため
に必要な成長加速を達成できるのか、懸念が広まっている。
 欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会会合で、利下げも追加流動性供給策も決定しな
いと見られていることから、周辺国に対するこうした圧力は当面は解消しない可能性があ
る。
 10年物スペイン国債<ES10YT=TWEB>利回りは18bp上昇の5.16%となり、再び
5%台に乗せた。10年物イタリア国債<IT10YT=TWEB>利回りは13bp上昇の5.08%
で推移した。
 このところイタリア国債がスペイン国債をアウトパフォームする状態が続いているが、
イタリアの方がスペインよりも大きな債務を抱えていることから、一部アナリストの間で
はこうしたトレンドが今後も続くか、疑問が出ている。
 こうした見方を示しているアナリストは、スペイン政府が年初から活発に国債を発行し
てきたため市場での消化に時間がかかっていることも、スペイン国債の利回り上昇につな
がっているとみている。
 前出のDZ銀行のレイスター氏は「イタリア国債利回りはスペイン国債利回りを上回っ
て推移すると見ているため、現時点では中立的なスタンスをとっている」と述べた。



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2012年03月07日

3/6欧州市場ロイターニュース

3/6欧州市場ロイターニュース

                1459GMT   5日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>      1.3119     1.3218
ドル/円<JPY=>             80.910     81.430
ユーロ/円<EURJPY=>        106.14     107.63

                6日終値       前営業日終値
株 FT100        5765.80(‐109.02)  5874.82
  クセトラDAX  6633.11(‐233.35)  6866.46

金 現物午後値決め         1669.00          1705.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限)  99.165  (‐0.005)  -0.087(0.183)
独連邦債2年物                                 0.170(0.180)
独連邦債10年物(3月限) 140.35  (+0.52)      1.781(1.820)
独連邦債30年物                              2.442(2.459)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで一時2週間半ぶり安値に下落した。世界経済成長やギリ
シャ支援への懸念などから、投資家が高リスク通貨の買いを控えている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は、1.3111ドル近辺まで下げた後、直近では0.7%安の
1.3124ドルで取引されている。ドル/円<JPY=>は0.7%安の80.94円。
 豪ドルやニュージーランドドルも約1カ月ぶり安値に下落。中国の温家宝首相が前日、
2012年の成長率目標を7.5%と8年ぶりの低水準に引き下げたことが引き続き重し
になっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落し、1日の取引では昨年12月14日以降最大の下
げ幅を記録した。世界経済の減速やギリシャの債務交換問題が、安全資産への逃避を促し
ている。
 商品株が下げを主導した。投資家はドル<.DXY>などの安全資産へ逃避し、原油価格
<LC0C1>が下落するなどした。
 第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率改定値は、家計支出や輸出、製造
業の落ち込みが響いて前期比マイナス0.3%となった。また、2011年のブラジルの
GDP成長率は2.7%と、前年の7.5%成長から大幅な減速となった。
 これより先、中国の温家宝首相は、2012年のGDP伸び率について7.5%と、こ
れまでの目標値だった8%を下回る水準を目指す方針を示した。
 銀行株<.FTNMX8350>や保険株<.SXIP>が下落した。
 投資家の不安心理が増し、ボラティリティー指数<.VFTSE>は19%上昇した。
 個別銘柄では、保険大手のアヴィヴァ<AV.L>が4.7%安。メギット<MGGT.L>は4.9%
安。エッサー・エナジー<ESSR.L>は5.1%安、ケアン・エナジー<CNE.L>も3.3%安
となった。
 ハーグリーブス・ランズダウン<HRGV.L>は3.1%高だった。

 <欧州株式市場> ギリシャの債務交換に関する懸念が再燃したことを受け大幅続落し、
主要株価指数は1カ月ぶりの安値で取引を終えた。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は28.43ポイント(2.63%)
安の1052.11と、2月1日以来の安値で引けた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は86.34ポイント(3.41%)
安の2443.52。

 ギリシャの債務交換で十分な参加率が得られない恐れがあるとの懸念が再燃したことで、
利食い売りが発生。中国、欧州、およびブラジルの経済成長率に対する懸念も重しとな
った。
 ETXキャピタルのドイツ取引部門を率いるマーカス・フーバー氏は「市場は過去数週
間は先走り過ぎていた可能性がある」とし、ギリシャ問題をめぐる不透明感が払しょくさ
れない限り、市場が悪影響を受けやすい地合は続くとの見方を示した。
 また、CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は、中国が前日に成長
率見通しを引き下げたことについて、「市場では遅ればせながら、この日になって中国の
成長率見通し引き下げはマイナス要因だと見なされ始め、株価は急落した」と述べた。
 ただアナリストの間では、この日の下落は買いを入れる機会を作るために必要だったと
の見方も出ている。
 IGマーケッツのテクニカル・アナリスト、ジェローム・ビネリエ氏は「テクニカル分
析上は、今回の調整は望ましい」としている。
 この日は、ユーロ圏の銀行株<.SX7P>と自動車株<.SXAP>が大きく売り込まれた。
 STOXX欧州600銀行株指数は4.2%下落。仏ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)
<SOGN.PA>、仏クレディ・アグリコル<CAGR.PA>、オーストリアのエルステ銀行<ERST.VI>
は7.1─7.8%安となった。
 STOXX欧州600自動車・自動車部品株指数は4.9%下落。伊フィアット<FIA.MI>
は6.1%、独ダイムラー<DAIGn.DE>は5.3%、独自動車大手BMW<BMWG.DE>は5.1%、
それぞれ下落して引けた。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ債務交換の回答期限が8日に迫るなか、独連邦債先物が過
去最高値を更新した。
 独連邦債先物<FGBLc1>は前日比65ティック高の140.48と過去最高値を更新。独
10年債<DE10YT=TWEB>利回りは4.5ベーシスポイント(bp)低下し、1.778%
で推移した。
 ギリシャの債務交換に応じる民間債権者の割合が低ければ、同国が無秩序なデフォルト
(債務不履行)に陥るリスクが高まる。この日は、ロイターが入手した2月18日付の国
際金融協会(IIF)の極秘文書では、IIFがギリシャが無秩序なデフォルトに陥った
場合、ユーロ圏への影響が1兆ユーロを超え、スペインとイタリアも支援要請を余儀なく
される恐れがあると警告していたことが明らかになっている。
 DZ銀行の金利ストラテジスト、ミヒャエル・レイスター氏は「ギリシャ問題をはじめ、
債務危機全般に対する不安感が、独連邦債を押し上げている」と指摘。ギリシャ債務交換
の参加率が十分に高かったとしても、市場心理の根本的な改善には至らないとの見方を示
し、「現物独連邦債利回りが低下し、独連邦債先物価格が上昇する傾向が続く」と述べた。

 スペイン経済に減速の兆候が出ていることに加え、同国が財政赤字削減目標を緩和した
ことで、ユーロ圏のなかでも財政基盤がぜい弱な国が、果たして財政赤字を削減するため
に必要な成長加速を達成できるのか、懸念が広まっている。
 欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会会合で、利下げも追加流動性供給策も決定しな
いと見られていることから、周辺国に対するこうした圧力は当面は解消しない可能性があ
る。
 10年物スペイン国債<ES10YT=TWEB>利回りは18bp上昇の5.16%となり、再び
5%台に乗せた。10年物イタリア国債<IT10YT=TWEB>利回りは13bp上昇の5.08%
で推移した。
 このところイタリア国債がスペイン国債をアウトパフォームする状態が続いているが、
イタリアの方がスペインよりも大きな債務を抱えていることから、一部アナリストの間で
はこうしたトレンドが今後も続くか、疑問が出ている。
 こうした見方を示しているアナリストは、スペイン政府が年初から活発に国債を発行し
てきたため市場での消化に時間がかかっていることも、スペイン国債の利回り上昇につな
がっているとみている。
 前出のDZ銀行のレイスター氏は「イタリア国債利回りはスペイン国債利回りを上回っ
て推移すると見ているため、現時点では中立的なスタンスをとっている」と述べた。



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2012年03月06日

3/5欧州市場ロイターニュース

3/5欧州市場ロイターニュース

                1428GMT   2日終盤
ユーロ/ドル<EUR=>       1.3227     1.3201
ドル/円<JPY=>             81.480     81.790
ユーロ/円<EURJPY=>        107.77     107.96

                5日終値      前営業日終値
株 FT100        5874.82(‐36.31)  5911.13
  クセトラDAX  6866.46(‐54.91)  6921.37

金 現物午後値決め        1705.00      1707.00

             先物               現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限)  99.180  (‐0.010)  0.183(0.181)
独連邦債2年物                                0.180(0.170)
独連邦債10年物(3月限) 139.88  (‐0.18)     1.820(1.810)
独連邦債30年物                             2.459(2.424)
------------------------------------------------------------------------------
 <為替> ユーロが対ドルで2週間ぶり安値から反発。ただ、ギリシャ債務再編の進展
状況をめぐる懸念から売られやすい地合いが続いている。
 ユーロ/ドル<EUR=>は、2月17日以来の最安値となる1.3158ドルを付けた後、
直近では0.3%高の1.3228ドルで推移している。
 ドル/円<JPY=>は0.4%安の81.44円。
 対米ドルで豪ドル<AUD=D4>は0.5%安、ニュージーランドドル<NZD=D4>は0.8%安
となっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。中国が成長予想を引き下げたことなどを嫌気し、
鉱山やエンジニアリング株に売りが出た。一方、ディフェンシブ株は底堅い動きとなった。
 出来高が低調となるなか、投資家の不安心理が増し、ボラティリティー指数<.VFTSE>は
3.3%上昇。ただ、水準としては昨年9月に記録した数年来高値圏の半分以下にとどま
っている。
 中国の温家宝首相は、5日開幕した中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、
施政方針演説に当たる政府活動報告を行い、2012年の国内総生産(GDP)伸び率に
ついて7.5%と、これまでの目標値だった8%を下回る水準を目指す方針を示した。
 個別銘柄では、鉱山のBHPビリトン<BLT.L>が2.9%安。中国市場を重視する自動
車部品のGKN<GKN.L>は2.0%下落した。
 一方、医薬品のグラクソスミスクライン<GSK.L>は1.0%高。公益のセントリカ
<CNA.L>は1.3%高。
 石油のBP<BP.L>は、2010年に米メキシコ湾で起きた大規模な原油流出事故をめぐ
る訴訟で、推定78億ドルの和解金を支払うこと合意した。同社株は1.6%上昇した。

 欧州株式市場はユーロ圏、および中国の経済成長に対する懸念から、銀行、保険、
コモディティ(商品)などの景気循環株が売られ、下落して終了した。
 ただテクニカルアナリストなどの間では、市場は基調的な勢いは失っておらず、このと
ころの株価上昇局面は向こう数週間に再び頭をもたげてくるとの見方も出ている。
 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.54ポイント(0.60%)安
の1080.54で取引を終えた。
 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は16.30ポイント(0.64%)
安の2529.86。

 中国の温家宝首相がこの日開幕した中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で
2012年の国内総生産(GDP)伸び率目標として8年ぶりの低水準となる7.5%を
示したことを受け、資源関連株に売りが出た。
 カザキミス<KAZ.L>は4.9%安。HSBCとバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ
が同社の投資判断を引き下げたことも嫌気された。
 鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル<ISPA.AS>は3.8%安。このほか、スペインの
石油会社レプソル<REP.MC>は2.3%、ドイツ銀行<DBKGn.DE>は2%、それぞれ下落して
終了した。

 またこの日は、ギリシャのベニゼロス財務相が民間債権者の債務交換について、政府は
必要となれば集団行動条項(CACs)の適用に踏み切る用意があると述べたことも株価
を圧迫。ニューエッジのストラテジスト、二ール・マーシュ氏は「債務交換に応じる債権
者の割合が十分かどうか、大きな疑問が存在する」としている。
 ただ同氏は、ギリシャが無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥ることを示す具体的な
展開が見られない限り、大幅に売り込まれることはないと予想。市場心理は依然として強
気となっているとし、9日発表の2月の米雇用統計を受け、株価はあらためて上昇すると
の見方を示した。

 <ユーロ圏債券> スペインの国債利回りが上昇し、イタリア国債利回りを上回った。
前週2日にスペイン政府が2012年の財政赤字削減目標を緩和して以来、同国国債は
圧迫されている。
 10年物スペイン国債<ES10YT=TWEB>利回りは8ベーシスポイント(bp)上昇の
4.98%で推移。10年物イタリア国債<IT10YT=TWEB>利回りを4bp上回り、利回り
格差は前年8月以来の大きさに拡大した。
 スペインの財政赤字削減目標緩和を受け、2日の取引で両利回りは一時同水準に並んで
いた。
 ウエストLBの金利ストラテジスト、ジョン・デービーズ氏は「スペインでは失業率が
20%を超えており、同国の債務状況の見通しは、イタリアよりも大幅に悪い」と指摘。
また、マークイットがこの日発表した2月の ユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数
(PMI)改定値に言及し、「イタリアも悪かったが、スペインはひどかった」と述べた。
 同氏は、すでに圧迫下にあったスペイン国債は政府の財政赤字目標の緩和でさらに圧迫
を受けたとし、スペイン国債がアンダーパフォームする状態は今後も続くとの見通しを示
している。
 市場では、スペイン国債利回りはイタリア国債利回りを最大で40bp上回る水準まで
上昇する可能性があるとの見方も出ている。

 10年物イタリア国債<IT10YT=TWEB>利回りは、この日に発表されたPMI指数を受け
一時5.058%まで上昇したものの、その後は前日比3bp上昇の4.94%で推移し
た。
 独連邦債先物<FGBLH2>は不安定な取引のなか、一時は140.39まで上昇。その後は
利食い売りが出て、前日比20ティック安の139.83で清算した。
 市場では、独連邦債は140.30─140.40の水準では割高感があるものの、ギ
リシャの債務交換をめぐる不透明性が存在しているため下値は支えられるとの見方が出て
いる。



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